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RSウイルス感染症の症状|診断・感染経路・予防法

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乳児期から注意する感染症として、名前をよく目にするRSウイルス。実際にはどんな症状が出るのでしょうか?また、感染経路や予防法は?

感染を防ぐために、
発症時に適切な対処ができるように、
知っておきましょう。

Contents

RSウイルス感染症の症状

RSウイルス感染症は、
呼吸器の疾患です。

1歳までに 5割が、
2歳までにほぼ 100%が
1度は感染すると言われます。

初感染が重症化しやすく、
再感染は軽症で済む傾向があります。

乳幼児期の初感染の場合、
発熱と鼻水が数日続き、
そのまま1週間ほどで快方へ向かうのが7割。

咳、喘息、呼吸困難などの症状が出て
重症化するのが 3割です。

その後、最悪のケースは
細気管支炎、肺炎となります。

生後2~3ヵ月までに初感染した場合、
重篤な状態になりやすいとされます。

潜伏期間は 2~8日。

特効薬はなく、
熱には解熱剤、
細菌性の合併症には抗生剤など、
治療は対症療法となります。

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RSウイルス感染症の診断

ちょっとした熱や鼻水、軽い咳程度なら
たとえ、RSウイルス感染症だとしても、
風邪と診断されるときもあります。

しかし、「痰がからまったような咳」が続き、
「ゼロゼロ・ゼイゼイ」いっているような場合、
RSウイルス感染症が疑われ、検査することがあります。

専用の検査キットがあり、診断は30分ほどでつきますが、
検査費用が保険適用になるには条件があり、
全額自己負担(3千円ほど)になる場合もあります。

1歳未満、入院患者、パリビズマブ製剤(※詳細下記)適用の患者、このいずれかが該当すれば保険適用です。

ただ、RSウイルス感染症は特効薬がないため、診断がついてもそれほど対処は変わりません。検査をするかしないかについては、担当の医師に任せましょう。

RSウイルス感染症の流行時期

流行のピークは通常、冬です。

しかし近年の報告では、
RSウイルス感染症の発生が
7月頃から増加している年があります。
そして9~11月にかけて、
単発で急増する週が出たりしています。

しかしやはり流行のピークは12月~1月頃です。
冬季に流行る感染症には違いないので、
冬の風邪はとくに注視しましょう。

RSウイルス感染症の感染経路と予防法

感染経路は、
飛沫(咳などによるしぶき)感染と、
接触(直接と間接)感染です。

空気感染はしません。

ワクチンはありません。

予防法としては、
手洗いとうがいの慣行、
感染者のマスクの着用、
タオルの共用を避けるなど、

インフルエンザや風邪の場合と同様に
対応するしかないようです。

再感染は軽症で済むため
幼児や大人が気づかずに感染している場合があります。

風邪気味の際には、
1歳未満の乳児には近づかないようにすることが、初感染を遅らせる予防法と言えます。

パリビズマブ製剤の投与

ワクチンが存在しないRSウイルスですが、
重篤な症状を抑制する効果が認められる
「パリビズマブ」という抗体製剤があります。

流行初期に筋肉注射により投与を開始して、
流行期は1ヵ月毎に投与を続けます。

だれでも受けられるわけではなく、
接種対象が決められています。
対象者は以下です。

・早産(28週以下)で生まれた、
 12ヵ月齢以下の乳児
 
・早産(29~35週)で生まれた、
 6ヵ月齢以下の乳児
 
・過去6ヵ月以内に
 「気管支肺異形成症」の治療を受けた、
 24ヵ月齢以下の乳幼児
 
・血行動態に異常のある「先天性心疾患」の、
 24ヵ月齢以下の乳幼児
 
・「免疫不全」を伴う、
 24ヵ月齢以下の乳幼児
 
・「ダウン症候群」の、
 24ヵ月齢以下の乳幼児

当てはまる場合は主治医に相談しましょう。
対象でも、個々の症例により
受けられない場合もあります。

ちなみに保険適用です。

まとめ

重症化するとおそろしい感染症ですが、
ワクチンなど、特別にできることは
あまりないようです。

生後数週から数カ月の期間の子供は
重症な症状を引き起こす可能性があります。

風邪をひいた子供が
いつもと様子がちがうと感じた場合は、
迷わず小児科にかかりましょう。

ゼロゼロ咳は夜眠れないほどつらいものです。
ひどくなる前に受診してあげてくださいね。

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