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以下と未満の違いは?使用例と記号、対義語で解説

映画とかで時々見かける表現
R18やR-18
これは18歳未満禁止を意味します。

ぼんやりした理解だけでは
大きな間違いが起こる恐れもある
以下」と「未満」。

説明だけより
具体例をいくつも見たほうが分かりやすいので
たくさんの使用例を挙げました。

自分なりにピンとくる例が見つかれば、
きっともう忘れないはず。

数値以外の用法を取り上げた
番外編もあります。

以下と未満の違い|年齢や数量を表す場合

〇〇以下:〇〇と同じか、それより下
〇〇未満:〇〇より下です。

例①
ボール100個以下
=100個を含み、100個より少ない
=100個~0個

ボール100個未満
=100個より少ない
=99個~0個

例②
3歳以下
=3歳を含み、それより低年齢
=生後0日~4歳の誕生日の前日

3歳未満
=3歳より低年齢
=生後0日~3歳の誕生の日前日
※生後0日は生まれた日です

例③
小学生以下
=小学生か、それより小さい子供
=生後0日~小学校卒業まで

小学生未満
=小学生より小さい子供
=生後0日~小学校入学前

上記は言葉の説明です。
実際の「小学生以下お断り」などの対象は
時と場合によってさまざまです。

例えば、
小学校の卒業式翌日から断られないのか?
卒業した3月末までは、NGなのか、
中学入学まではダメなのか。
それは先方に確認しましょう。

年齢の細かい制限が必要な場合では、
誤解のないように
月齢(3歳11ヵ月、36ヵ月など)で
表記されていることが多いです。

以下と未満の違い|記号で表すと

不等号で以下と未満を表します。
不等号とは、数の大小関係を表す記号のこと。

・〇〇は、100以下 → 〇〇≦100
・〇〇は、100未満 → 〇〇<100

「≦」は「小なりイコール」
「<」は「小なり」と読みます。

100より「小さいか一緒」です!
100より「小さい」です!
という意味ですね。

「以下」の用法|基準点より下

「以下」は、
年齢や数量の話で考えていると、
理解できない使われ方をすることがあります。

よく挙げられるのが
「それ以上でも 以下でもない」
という表現。

素直に解釈すると、
それより大きくもないし、
小さくもないし
一緒でもない

じゃあなんだ?
となってしまいますが、
これは用法の違いであり、
間違った表現ではありません。

「以下」には
「〇〇と同じか、それより下」
という意味の他に、

「ある基準点より下である・劣る」
という意味があります。

辞書にも載っている例文で言えば、
「あなたは人間以下だ」という言葉は、
「あなたは人間か、それより下だ」ではなく、

「あなたは世間一般の“人間”という基準より劣っている」
つまり「あなたは人間より下だ」

はっきり言うと
「あなたは人間ではない」という
とても失礼な意味が込められています。

「猿以下だ」は
「猿より下だね」という趣旨です。

なので、
「それ以上でも以下でもない」とは、
「それより優れているわけでも
 劣っているわけでもない」
という意味になります。

「以上」と「超える」

以下&未満とは反対で、年齢や数量などが
大きい・多いときに使われるのが、
「以上」と「超える」です。

「○○以上」:○○と同じか、それより上
「○○を超える」:○○より上です。

例①
100個以上のボール=100個~
100個を超えるボール=101個~

例②
20歳以上=20歳も OK、20歳~
20歳を超える=20歳は NG、21歳~

「以上」と「未満」を複合させた例では、
小学生以上18歳未満
=小学校入学~18歳の誕生日の前日

生後3ヵ月以上5歳未満
=3ヵ月~5歳の誕生日の前日
などとなります。

ちなみに不等号では

・○○は、100以上 → ○○≧100
・○○は、100を超える → ○○>100

となり、
「大なりイコール」「大なり」と読みます。

ついでに「以上」にも
「ある基準点より上である・優れる」という用法がありますね。

「前作以上の出来映え」は、
「前作と同じか、それより上の出来映え」
という回りくどい意味ではなく、

「前作より優れた出来映え」と
ストレートに称賛しています。

難しく考えなければ、
ニュアンスで伝わりますけどね。

まとめ

覚えておきたい「以上」と「未満」。

以上は含む、未満は含まない
考えて間違いありません。

ただ、年齢や学年に関して使われる場合は
対象に大きな差が出ることがあるので
誤解のないようにしたいですね。

不安ならその都度
調べて確認するようにしましょう。