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喪中はがきが届いたら、新年の挨拶は寒中見舞いで

喪中はがきで訃報を初めて知った場合は
直ぐに、ご不幸を知らずにいた失礼をお詫びと、
ご遺族へのお悔やみの気持ちをはがきに託して
喪中見舞いでご挨拶をしましょう。

手紙を添えてお香典を郵送するのもいいですが
遺族の負担にならないよう、仏壇や墓前にお供えする花や
線香、ロウソク等を送るも良いでしょう。

また、喪中の方への新年の挨拶は
年賀状の代わりに
寒中見舞いを出してみては如何でしょうか?


寒中見舞いを送る時期は

寒中は、二十四節気の 小寒と 大寒にあたる期間で、
寒の入り(1月5日頃)から立春の前日(2月4日頃)まで
節分を過ぎると立春になり
言葉として、寒中ではなく余寒を使います。

松の内を過ぎて(一般的に1月7日以降)から
1月下旬までを目安に送るのが一般的です。

寒中見舞いは、一年の内で最も寒い時期に、
相手を気づかい、こちらの近況を伝る
季節の挨拶状です。

知人・友人でもマナーにかなった文章で
落ち着いたデザインにした方がいいでしょう。

冬や早春を連想する花や草木、風景、
また子供やペットの写真などは大丈夫です。

寒中見舞いは、余った年賀状を使用せず
一般の私製ハガキに書いて出しましょう。

喪中の方へ寒中見舞いを出す場合の文例

文章の構成は次のような感じです。
 1. 寒中見舞いの挨拶
 2. 時候の挨拶(省略することもある)
 3. (年賀状の返礼の場合)年賀状についてのお礼の言葉
 4. 書き手の近況報告
 5. (挨拶状の場合)ご支援やおつき合いをお願いする言葉など
 6. 相手の体調を気づかう言葉
 7. 日付け

例1
寒中見舞い申し上げます。
ご服喪中との由を賜り、年頭のご挨拶を失礼させていただきました。
静かにご越年のことと存じますが、向寒の折、ご自愛のほどお祈り申し上げます。
寒さが一段と厳しくなります折柄、何卒お体を大切にお過ごしください。

例2
ご服喪中と存知、年頭のご挨拶はご遠慮させていただきました。
○○様がご逝去なさって○ヶ月、ご家族の皆様はお寂しい毎日をお過ごしのこととお察しいたします。
○○様には生前大変お世話になりながら、お返しもできずにお別れすることになってしまいました。
今はただご冥福をお祈りするばかりでございます。
厳寒の折、くれぐれもご自愛くださいますようお祈り申し上げます。

まとめ

喪中はがきが届いたら、年賀状を出すのは控え
松の内が明けた頃、寒中見舞いで
季節の挨拶をするといいでしょう。

でも、その年の年賀状を送らない、
ということで終わらせる方がほとんどのようです。