午前と午後があるなら正午はどっち?と気になりませんか?
小腹がすいた時…や朝起きた時、夜寝る前、
人と待ち合わせをしている時、約束…etc。
そんな時に、必ず見るのが時計です。一日の内に一度も見ない人は、まずいないのではないでしょうか?
でも、時計の表示は様々です。
AM(午前)とPM(午後)に分けて、12時間で表示するか?または、24時間で表示するのどちらかですね。
「正午」という言葉を聞くと、
午前?それとも午後?一体どっちなの?って思うことがありませんか。
スッキリ整理してみたいと思います。
Contents
pm0時とは?am12時の違いは?
PM0時は、昼の12時を指します。午前の終わりと考えれば「午前12時」、午後の始まりと考えれば「午後0時」と表現でき、どちらも正しいと言えます。しかし、一般的には「午後0時」と言った方が伝わりやすいとされています。一般的には「午後0時」と言った方が伝わりやすいようです。
国立天文台のホームページによると、正午は「午後 0時」または「午前12時」と表すことができます。
つまり「am 12時」が「am 11時」の1時間後、「pm 0時」が「pm 1時」の1時間前と考えると理解しやすいようです。
また、真夜中(正子=しょうし)は、「am 0時」または「pm 12時」と表せます。
これには、明治 5年 11月 9日に出された「太政官達(だじょうかんたっし)第337号」という通達(現在でいうところの、内閣からの通達のようなもの。)が基準になっています。
これによると、午前は「零時」から「12時」まで、午後は「1時」から「12時」までとする12時間制になっています。
真夜中は「午前 0時」「午後 12時」という2つの表現があます。しかし、正午に対しては「午前 12時」という表現しかなく、「午後 0時」という言い方の定義はありません。
したがって、24時間制で時刻を表記した場合の 12時30分は「午後 0時 30分」と表記した方が誤解の少ないのですが、定義上は存在しないということになります。
大事なのは、相手に伝わる分かりやすい表現です。12時間表記だけど、12時という表記を使わないとか、「零時」「12時」には午前、午後をつけない等、時刻表記をルール化しておくといいでしょう。通常の文章の中では「昼の12時」「夜の○○」「正午」など、誤解のないよう言葉を補足するのも一つの方法です。
正午とは?
日本語って難しいです…。
正午って、そもそも何でしょうか?
国語辞典によると、正午とは、
太陽が子午線を通過する時刻。
昼の12時。
午後 0時。
うーん…スッキリしないので、
もう少し調べてみました。
で、まず結論から言いますと。
正午とは、午前と午後のどちらでもありません。なので、am 12時とpm 0時は、どちらも正しいということになります。
昼の12時は、午前と午後の間にはさまっているため、午前と午後のどちらでもない。
真昼の12時は、午前や午後で表すのではなく、「正午」と言うのが一番無難なようです。
正午を僅かでも過ぎると、午後です。正午より僅かでも前だと、それは午前なのです。つまり、正午とは真昼ジャストであり、午前と午後の境といえます。
考え方としては、次のような感じです。
午前と午後、
1日24時間をシンプルに2分割。
午前は、正午までの前12時間、
午後は、正午から後の12時間です。
したがって、午前も午後も、
0時から始まり、12時で終わります。
午前 12時と表記する場合は、午前の終わり
午後 0時と表記する場合は、午後のはじまり、となります。
正午は言語によって違う!am12時とpm0時が違う時
国によって言語や文化が違うように、時間のとらえ方も違います。
日本では、午前○○時、午後○○時、というように、数字の前に午前、午後をつけます。
あるいは、24時間で表現し、
「今日は、15時出勤だよ」みたいに使います。
しかし、英語の場合は、
数字の後にa.m、p.mをつけます。
例えば、11:00a.m という感じですね。
(A.M、P.MまたはAM、PMとも表記します。)
また、英米ではカウントの仕方も違います。
午前11時の次は午後12時(昼)、
したがって、その12時間後である真夜中は、午前12時(!)
日本式とは逆!!!。混乱しますよね。
もう、24時間表示にすればいいじゃん…と思ってしまいますが、実は、英米式は12時間制なのです。
英米式の場合、
11:00 am の次は12:00 pm 、
0時はありません。
つまり、お昼は0:00pmとはならないんです。
その後、1:00 pm、2:00 pm………11:00 pmと進み、その次が12:00 am(真夜中)です。要するにゼロ表示が存在しませんす。
まぁ…確かに、アナログの掛け時計なんかでも、12で始まり12で終わるし、ゼロは存在してないですものね。
そんなわけで、
英米式の場合は、am、pmで区別をつけ、
0時が存在せず、12で始まり12で終わる、と覚えましょう。
※ちなみに、英語圏にも24時間制は一応ありますが、軍事時間(military time=ミリタリータイム)といます。日常生活の時間帯を表現するものとしては用いないようです。
デジタル社会の正午とは?am12時それともpm0時?
使う場面や目的、モノ、
デジタル機器の機種や設定(アナログかデジタルか)などによります。
コンビニやファミレスのレシートは24時間表示です。電車などの時刻表も、たいてい24時間制で表記しています。
パソコンのソフトや、各種アプリなどは設定によります。12時間表示にするか24時間表示にするか選べるものもあれば、初期設定で決まっているものもあります。
ニーズに合わせて使えるよう、メーカー側が、いろんなタイプを作ってくれてるんでしょうか(?)
公共の交通機関や、医療、放送、報道、緊急、軍事など、時刻の認識で誤解が生じると、命の危険や事故につながる業種では、24時間制を採用することが普通になっています。
また、法律上の契約や法的文書などは、日付や期間の終了を明確に表示する必要があるからか、終了日の24:00という意味で、24時間制を使うようです。
要するに、間違いがないように、ということなんですね。
まとめ
・正午とは、(厳密には)午前と午後のどちらでもない。
・正午を表す場合、日常生活で使用するには、
「am12時」と「pm0時」のどちらも正しい。
・正子(真夜中)を表す場合、
「am0時」「pm12時」
ただし、英語圏は表記が違うので注意。
・英語圏では、0時の表記は使わない。
昼の12時は12:00pm、夜中の12時は12:00am。
・一番、間違いがないのは24時間制。
そんなわけで…、
必要や目的に応じて使い分けるのがベストと言えそうです。普段は、分かりやすさを優先しましょう。
あと、時間も忘れずに守りたいですね。