当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

戌の日の安産祈願ガイド|持ち物・服装・当日の流れまでやさしく解説

安産祈願はいつ行く?「戌の日」と妊娠5ヶ月の関係

戌の日は十二支に基づく日で12日に1度巡ってきます。犬はお産が軽く多産なことから、古くから安産の象徴とされてきました(参考:水天宮公式サイトなど)。

安産祈願は、妊娠5ヶ月目に入った最初の「戌の日(いぬのひ)」に行うのが一般的です。

「戌の日」とは、干支の「戌(犬)」にあたる日のことで、日本の暦では12日ごとに巡ってきます。犬はお産が軽く子だくさんなことから、古来より「安産の象徴」とされてきました。

妊娠5ヶ月というタイミングは、体調が安定しやすくなる「安定期」の入り口でもあります。つわりが落ち着いてきたり、妊婦健診で赤ちゃんの状態が分かるようになったりと、心身ともにひとつの区切りを迎える時期です。

また、ご家族にとっても赤ちゃんの存在をより実感できるようになるタイミング。夫婦や両親と一緒にお参りをして、これからの安全な妊娠生活と出産を願いましょう。

なお、戌の日にこだわらなくても、体調やスケジュールを優先して無理のない日程で参拝するのが一番です。

忘れちゃダメ!安産祈願に必要な持ち物リスト

安産祈願には、神社での祈祷を受けるために必要な持ち物がいくつかあります。当日慌てないためにも、前日までにしっかり準備しておきましょう。

絶対に持参したい2つのもの

初穂料の相場(5,000〜10,000円)は一般的な神社での目安であり、事前に神社ごとの案内を確認するのが確実です(例:明治神宮・東京大神宮など)。

初穂料(はつほりょう)

神社で祈祷を受ける際に納める謝礼金のこと。相場は5,000円〜10,000円です。紅白の蝶結びの水引がついたのし袋に入れ、「御初穂料」と表書きをし、夫婦の連名またはフルネームを縦書きで書きましょう。

神社によって金額が決まっていたり、のし袋の指定がある場合もあるので、事前に公式サイトや電話で確認しておくと安心です。

腹帯(はらおび)

ご祈祷の際に腹帯を持参すると、祈祷していただけたり、神社の印を押してもらえる場合があります。腹帯は袋から出し、タグや値札を外して風呂敷や布などで包んで持参するのがマナーです。

ただし、神社によっては腹帯の持ち込み不可で、祈祷後に授与品としていただくケースもあるので、こちらも事前に確認を。

あれば便利な持ち物

  • 母子手帳や保険証、診察券(万が一の体調不良に備えて)
  • 飲み物や軽食(待ち時間の水分補給・空腹対策に)
  • 防寒・暑さ対策グッズ(夏は冷却タオルや日傘、冬はブランケットやカイロなど)
  • エコバッグ(授与品が意外と大きくかさばる場合も)
  • 折りたたみクッション(長時間座る際に腰への負担を減らせます)

これらを小さなチェックリストにしておくと、準備がスムーズになりますよ。

どこに行く?神社選びと混雑回避のポイント

安産祈願は全国の神社で受け付けています。どの神社に行くかは、ご自身の気持ちやアクセスのしやすさ、ご家族との相談によって決めましょう。

有名神社 or 地元の神社?

  • 有名な神社は「安産祈願のご利益が強い」と評判のところも多く、記念に残る参拝ができます。
  • 地元の神社は移動の負担が少なく、比較的ゆったりと参拝できることが魅力。体調が不安定な時期には安心です。

ご利益はどの神社でも変わりません。大切なのは「赤ちゃんの無事を願う気持ち」です。

混雑を避ける工夫

  • 戌の日や土日祝は混雑しやすいため、平日や午前中の時間帯を選ぶと比較的空いています。
  • 駐車場やトイレの場所も事前に確認しておきましょう。
  • 妊婦さんに優しい設備(スロープ、休憩所など)があるかどうかもポイントです。

また、近年は一部の神社でオンライン祈祷・郵送祈祷を行っているところもあります。

※補足:オンライン祈祷を実施している神社には、水天宮(東京都)や日枝神社(東京都)などがあります。コロナ禍以降に拡充されました。体調に不安がある方や遠方の方は、こういった選択肢も検討してみてくださいね。

当日の服装マナーと身だしなみ

安産祈願は神様にご挨拶をする神聖な場です。普段着ではなく、少し改まった服装で出かけるようにしましょう。

妊婦さんにおすすめの服装

妊婦さんの服装は締め付けのないもの・体温調節しやすいものが望ましいとされており、厚生労働省や産婦人科医院でも推奨されています。

  • お腹をしめつけず、動きやすいワンピースやマタニティワンピース
  • 冷え対策にカーディガンやストールを一枚プラス
  • 足元は滑りにくく安定感のあるフラットシューズ

特に冬場は足元から冷えることも多いので、厚手のタイツやレッグウォーマーもおすすめです。逆に夏場は通気性がよく汗を吸いやすい素材のものを選ぶと快適に過ごせます。

ご家族・パートナーの服装

  • ご主人や付き添いの方は、清潔感のあるカジュアルスーツやジャケットスタイルがおすすめ
  • 子どもが一緒の場合は、走り回っても安心な服装にしつつ、なるべく落ち着いた色味を選びましょう

また、バッグは自立するタイプやショルダーが便利です。必要なものをすぐに取り出せるように中身も整理しておくと安心ですよ。

服装に迷ったときは、「七五三やお宮参りに着て行く服」をイメージして選ぶと外れがありません。

安産祈願の当日の流れと所要時間

初めて神社でご祈祷を受ける方にとって、当日の流れが分からないと不安ですよね。以下が一般的な安産祈願の流れです。

  1. 受付をする
    • 受付所で初穂料を納めます。名前や住所を記帳することもあります。
    • 腹帯を祈祷してもらう場合は、ここで預けましょう。
    • お札やお守りを受け取るタイミングも神社によって異なるので案内に従いましょう。
  2. 待機・ご案内まで待つ
    • 控え室や待合スペースで待機します。混雑時は少し待つことも。
    • 他の妊婦さんやご家族と一緒になることも多く、穏やかな雰囲気で時間を過ごせます。
  3. ご祈祷(祝詞)を受ける
    • 神主さんが祝詞(のりと)をあげてくださいます。
    • 妊婦さんの名前や出産予定日を読み上げてもらえることもあります。
    • 儀式中は静かに座って、神聖な空気に包まれながら赤ちゃんへの想いを込めましょう。
  4. 授与品をいただく
    • ご祈祷の終了後、お守りや祈願札、腹帯などを授与していただけます。
    • 授与品にはそれぞれ意味がありますので、説明を受けたら大切に保管しましょう。
  5. 写真撮影・お参りなど
    • 記念写真を撮ったり、本殿や境内をゆっくりお参りしたりして、家族の思い出に残る時間を過ごしましょう。
    • スマートフォンだけでなく、カメラを持参するのもおすすめです。

全体の所要時間は30分~1時間程度が目安です。

明治神宮や多くの大規模神社では、事前予約の有無によって所要時間が前後する場合があります。混雑日には待機時間も加味しましょう。神社によって異なる場合もあるため、予約時に目安を確認しておくと安心です。

また、繁忙期には待ち時間が長くなることもあるため、体調に配慮してこまめに水分補給や休憩を取りましょう。

腹帯の種類と選び方|先輩ママのリアルレビュー

腹帯にはさまざまな種類があります。昔ながらの岩田帯だけでなく、今はマタニティウエアとして便利なデザインがたくさん登場しています。

主な腹帯のタイプ

※補足:これらの腹帯タイプは、日本助産師会や大手ベビー用品メーカー(犬印本舗、ワコール マタニティ等)で紹介されている分類と一致します。

  • 岩田帯タイプ(さらし布):伝統的でご祈祷向け。巻き方にコツが必要。
  • 腹巻タイプ:簡単に装着でき、毎日の冷え対策に◎
  • ガードルタイプ:下から履く形で腰やお腹を支える。動いてもズレにくい。
  • ベルトタイプ:マジックテープ式でお腹のサイズに合わせやすい。

体験談から見る選び方

「私が使いやすいと感じたのは、下から履いて支えるガードルタイプのもの。腰痛対策にもなって助かりました。洗い替えに2枚持っておくと安心ですよ。」

「さらしの岩田帯も雰囲気があってよかったですが、普段使いは腹巻タイプがラクでした!」

体型・季節・生活スタイルに合わせて、無理のないものを選んでくださいね。

ご祈祷のあとは、赤ちゃんとの思い出作りを

安産祈願が無事に終わった後は、赤ちゃんとのかけがえのない時間を穏やかに楽しむひとときにしましょう。今だけの「お腹の中で一緒に過ごす時間」は、本当に特別なものです。

記念を形に残すアイデア

  • 境内での記念撮影:鳥居や安産祈願の看板の前で、お腹をさすりながらの写真が人気です。
  • アルバムづくり:ご祈祷の受付票、授与品の包装紙、写真などをひとまとめにして記録するのもおすすめです。
  • メッセージを書いて残す:その日の気持ちや願いを赤ちゃん宛に手紙で書いておくと、将来見返した時に感動する思い出になります。

無理のない範囲での過ごし方

参拝後に、近くのレストランやカフェで軽くお祝いをするのも素敵な過ごし方です。混雑を避け、静かに過ごせるお店をあらかじめ予約しておくと安心です。

また、長時間の外出が不安な方は、自宅に戻って家族でゆっくりするのも良い選択です。お守りやお札を飾る場所を整えるなど、心を整える時間にするのもおすすめですよ。

パートナー・家族にお願いしたいサポートとは

妊婦さんが安産祈願を安心して受けられるためには、周囲の人のあたたかい支えが欠かせません。

妊婦さんを思いやる行動リスト

  • 荷物を持ってあげる:母子手帳やお財布、飲み物など意外と荷物が多くなりがちです。
  • こまめに体調確認:「大丈夫?」と一声かけるだけで、安心感が生まれます。
  • 写真撮影や記録係に:当日の思い出をしっかり残してあげましょう。
  • 参拝ルートの下調べ:階段や段差が多い場所では移動が負担にならないように配慮を。

また、小さなお子さんがいる場合は、子どもの世話をしながら妊婦さんへの気配りも必要になります。同行する大人の人数を工夫するなど、家族みんなで協力しましょう。

よくある質問Q&A

Q. 腹帯はどこで買えばいいの?
A. 妊婦用品専門店、インターネット通販、または安産祈願を行う神社で購入できます。神社によっては授与品としてセットになっていることもあります。

Q. 一人で参拝しても大丈夫?
A. 問題ありません。ただし、当日は長時間の待機や移動もあるため、体調に不安がある場合は誰かに付き添ってもらうと安心です。

Q. 戌の日以外に行ってもご利益はある?
A. もちろんあります。体調や都合を優先して、無理のないスケジュールで参拝しましょう。

Q. 写真や動画の撮影はしてもいい?
A. 撮影が禁止されている場所もあるため、事前に神社のルールを確認しましょう。本殿内での撮影がNGでも、境内ではOKというケースが多いです。

Q. 安産祈願の時期を逃してしまったら?
A. 妊娠5ヶ月を過ぎても安産祈願は可能です。むしろ、お腹が落ち着いてからの方が体調的にも安心な場合も。焦らず、体調を第一に考えましょう。

まとめ|母子ともに健やかな時間を過ごすために

安産祈願は、ただの儀式ではなく、お腹の赤ちゃんとの大切な節目を心に刻む機会です。

準備を整えて神社に向かう道のり、祝詞を聞きながら静かに祈る時間、そして家族と過ごす穏やかなひととき。どれもかけがえのない思い出になります。

神様にお願いをする気持ちと、赤ちゃんを迎える準備がきちんと整ったという心のゆとりが、これからの妊娠生活にも良い影響をもたらしてくれるはずです。

無理をせず、焦らず、あなたらしく。「安産でありますように」という想いが届きますように。

母子ともに、心身ともに健やかな毎日をお過ごしください。