ギャン泣き?まだ知らない方は幸せかも?
何故なら、それは小さな子供を持つ親にとって、トップクラスの試練。
子供がギャン泣きをしている時間といったら、まるで親としての覚悟を試されているのかと思うほどの苦痛です。
そんな試練をなんとかやり過ごしてきた私から、今、ギャン泣きに悩む方たちへ、おススメの対応策をご紹介いたします。
ギャン泣きとは?
「ギャン泣き」とは、文字通り
ギャンギャンと子供が泣きわめくことです。
理由は様々、お菓子をもっと食べたいとか、新しいおもちゃを買って欲しいなどのワガママが原因であることが多いです。
また、イヤイヤ期ともなると本当にちょっとしたこと、例えば「ドアを自分で開けたかった(ママが開けた)」とか「この靴じゃなくて、長靴が履きたい(外は晴れ)」なども原因になります。
そして、ギャン泣きの声の大きさといったら我が子の例でいうと、スーパーにいたお客さんの約7割が驚いて振り返るほどの迫力でした。
そう、子供は家の中だけでなく公園、スーパー、病院…様々な場所でギャン泣きをしてくれます。
そしてまた、ギャン泣きの泣き声はかなり人の神経を逆なでする響きを持っていて、聴く人に様々な感情を呼び起こすのです。
「うるさい!」
「甘やかしすぎ」
「まあ、酷いお母さんね」
時に怒鳴りつけられ、時にはヒソヒソ、どれ程の心ない言葉をかけられたことでしょうか。
でも、中には親切な方もいらっしゃいました。「そんなに泣いてどうしたの?」と優しく声をかけてくれた方との出会いもありました。
私にとっては、子供のギャン泣きは
家の中でやられると「うるさいもの」
外出先でやられると「恥ずかしいもの」と、
ネガティブなイメージのものでした。
しかし、今、あの頃を振り返ってみると、子供なりに毎日我慢の多い生活の中でギャン泣きはストレス解消策だったのかもしれないなと思います。
聞かされる方はストレスたまりますけどね。
おススメ対応策
家の中と外ではおススメの対応策が違ってきます。
・家の中
まずは、冷静になります。
子供がギャン泣きしながらひっくり返って暴れているようなら、周りから危険な物を遠ざけます。
子供の様子をよく観察して、お腹や耳などどこかを痛がっているような仕草がなければ、泣き止むまで放置していて大丈夫です。
子供にとってギャン泣きとは、ストレス発散の方法のひとつですから、好きなだけやらせてあげたらいいんです。
ママの仕事は、万一子供が痛みからギャン泣きしていたら大変ですから、そこだけを見極めること。
そして、子供を危険から遠ざけること、これだけです。
・外出先
この場合、良くも悪くも人目というものがあります。
まずは、ギャン泣きしている子供を出来るだけ静かな場所、人の迷惑にならなそうな場所に移動させます。
優しく子供を抱き寄せる、頭や背中をなでるなどして落ち着かせる努力をします。
外出先で子供がギャン泣きしている理由といったら、「おもちゃ、お菓子を買ってもらえない」などのワガママだったり、人に迷惑をかけることをしたり、危険なことをして叱られたことが原因であることが多いと思います。
ママはしつけとして「ダメなことはダメ!」を貫きたいところですが、ギャン泣きしている子供をみると、まるでママが悪いかのように子供を甘やかすことを言ったり、ママに意地悪を言う人もいます。
ママが悲しい想いをしなくて済むように外出先で子供がギャン泣きをしたら、出来るだけ早く家に帰るようにしましょう。
ギャン泣きが教えてくれるもの
私は、ギャン泣きをしている子供の様子をじっくりと観察すると「ああ、全身全霊で感情を表現しているなあ」と何だか羨ましく感じていました。
大人になると悲しいこと、辛いことがあっても心に押し隠して、いつも同じように仕事や役割をこなすことを要求されます。
感情を押し殺すくせがついてしまって、ひとりになってもなかなか泣けないですよね。
だから、感情のままに大声でギャン泣きして、気が済んだらケロっとしてお気に入りのおもちゃで遊んでいる我が子が羨ましくもありました。
そして、どうして大人は感情を表してはいけないのか?と考えてみました。
大人同士の関係は何らかの利害関係で成り立っていますから、感情を押し殺して平常通りに振舞い相手に利益をもたらしていないと、関係を解消されてしまいます。
そう考えると、ギャン泣きとは、子供が感情をありのままにぶつけても大丈夫だと安心している証拠なんですよね。
子供がギャン泣きをするのは信頼の証、そう思うとなんだかギャン泣きしている子供がより一層、可愛く見えて笑えるようになりました。
子供はギャン泣きするもの
私の考えるギャン泣きとは?の答えと、ギャン泣きをする子供への対応策についてご紹介しました?
参考になる話はできたでしょうか?
ギャン泣きは小さな子供はよくするものですし、悪いことではありません。
ぜひ、大口あけてギャン泣きしている我が子の写真をたくさん撮っておいてください。
思春期に入ってまともに親と口をきこうとしなくなった我が子たちの昔のギャン泣き写真は、今では私の宝物になっています。