2歳頃から始まるイヤイヤ期。
何かと「イヤ!」を連発して、ママやパパを困らせる時期ですよね。
その中でも特に多い悩みが「ご飯を食べてくれない」ということ。
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「せっかく作ったのに全然手をつけない…」
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「毎食、戦いのようでストレス」
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「このまま栄養が足りないのでは?」
そんな風に感じているママ・パパのために、**3人の子育てを経験した筆者の体験をもとに、イヤイヤ期にご飯を食べない子への“声かけ対応策”**をご紹介します。
少しでも毎日の食事タイムが楽になるヒントになりますように。
イヤイヤ期に「ご飯食べない」…それ、本当にお腹が空いてないだけかも?
イヤイヤ期の子供がご飯を食べない理由は、主に次の2つに分けられます。
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本当にお腹が空いていない(体調・疲れ・食欲のリズム)
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ただ単に「イヤ」と言ってみたい(反応を楽しんでいる)
この時期の子供は「自分で決めたい」という気持ちが強く、そこに親が「ダメ」「食べなさい」と言うと、ますます反発してしまうこともあります。
まずは「食べさせなきゃ」と焦らず、気持ちに寄り添う声かけから始めてみましょう。
声かけ①:「そっか、お腹が空いたら教えてね」
この声かけは、我が家でも最もよく使っていた方法です。
無理に食べさせようとするのではなく、子供自身のタイミングに任せるスタンスを示すと、案外スムーズに食べ始めることがあります。
ポイント:
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子供は本能で空腹を感じれば自然と食べます
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1〜2食抜いたくらいで栄養不足になることはありません
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無理やり食べさせようとしないことで、食事へのネガティブな印象を防げます
特に「〇時までに食べなきゃ!」と時間に追われることが多い朝食時など、親が構えず“余裕ある対応”がカギです。
声かけ②:「〇〇と△△、どっちがいい?」
イヤイヤ期の子供は、「自分で決めたい!」という気持ちがとても強いもの。
そのため、選ばせてあげることでスムーズに行動できることがあります。
たとえば…
「味噌汁とコンソメスープ、どっちがいい?」
「ご飯とパン、今日はどっちにする?」
「ブロッコリーはマヨネーズ?それともケチャップ?」
選択肢を与えることで「自分で決めた」という満足感が得られ、自然と食べるモードに切り替わることも。
この方法は、単なる食事だけでなく着替えやお風呂など、日常のあらゆる場面でも応用できます。
声かけ③:「おいしいね!一緒に食べよう」
食事の時間を“楽しい時間”にすることも、イヤイヤ期の子供にはとても効果的。
大人が美味しそうに食べている姿を見ると、つられて食べたくなるものです。
実際、我が家ではこんなやり取りもよくありました。
「わあ、このお味噌汁おいしい〜!ほら、ママばっかり食べちゃうよ〜」
(チラチラと見ながら)「やっぱり、食べる〜!」
ここで大事なのは、子供が“乗りたくなる雰囲気”を作ること。
ちょっと意地を張っている子には、「気づかれないように自然に誘う」のがコツです。
完食しなくてもOK!「食べない」日もあると割り切ろう
イヤイヤ期の子供が毎回しっかり食べるとは限りません。
体調、気分、眠気、遊びたい気持ち――いろんな要素で食欲は変わります。
大人だって、
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「今日はなんか食欲ないな」
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「軽くでいいや」
という日がありますよね。
👩⚕️栄養バランスは1週間単位で整えれば十分。
1回1回の食事に一喜一憂せず、「まぁいっか」の気持ちも大切です。
ご飯を食べない時、やってはいけないNG対応
❌ 無理やり口に入れる
→ 食事が「怖い・嫌なもの」とインプットされる可能性があります
❌ 大声で怒る・脅す
→ 緊張や恐怖で余計に食べられなくなることも
❌ ご褒美で釣ることを繰り返す
→ 食事そのものへの関心が薄れ、「〇〇しないと△△がもらえない」という条件付き行動がクセになることも
ママ・パパの心を守ることも忘れずに
食べない我が子を前に、ついイライラしたり、落ち込んだりしてしまうのは当然です。
でも、それはあなたのせいじゃありません。
子供が成長している証なんです。
少し視点を変えてみると…
ご飯を食べない=自分の意思を伝えようとしている
イヤ!と言える=自立に向かって進んでいる
こう考えると、少し気がラクになりますよね。
疲れた時は、自分にも「おつかれさま」と声をかけてください。
美味しいお菓子を食べたり、お風呂でのんびりする時間も、心の栄養です。
まとめ|イヤイヤ期の「ご飯食べない」はこう乗り越える
ポイント | 内容 |
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1. 無理に食べさせようとしない | 「お腹が空いたら教えてね」でOK |
2. 選ばせて主体性を満たす | 「どっちにする?」の質問が有効 |
3. 一緒に楽しく食べる雰囲気作り | 「おいしいね!」で空気を変える |
4. 完食を求めない | 食事は“毎回完璧”じゃなくていい |
5. 自分を責めない | 子供の成長の一部だと捉える |
最後に
イヤイヤ期の「ご飯を食べない!」は、毎日のように繰り返される悩みの一つ。
でも、そのたびに完璧を求めていたら、親の心がもちません。
あなたが今、子供と向き合っていること自体が、もう十分に立派な“子育て”です。
この大変な時期が、笑って振り返れる日がきっと来ます。
それまで、肩の力を抜いて一緒に歩いていきましょうね。