春の訪れとともに食卓に登場する「筍(たけのこ)」。でも、特有のえぐみや苦味が気になって、調理のハードルが高く感じることはありませんか?
この記事では、そんな筍の下処理として欠かせない「あく抜き」の方法を、大根おろし汁を使う簡単な方法と、重曹を使う本格的な方法の2つに分けて徹底解説します。さらに、えぐみの少ない筍を選ぶコツも紹介。初心者でも失敗しにくい内容で、春の味覚をもっと美味しく、手軽に楽しめます!
こんな方におすすめ!
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筍をもらったけど、どうやってあく抜きするのか分からない
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忙しいけど、なるべく簡単に下処理したい
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重曹や大根おろしを使った方法を正しく知りたい
この記事では、初心者でも分かりやすく、失敗しにくいあく抜き方法を解説します。火を使わない時短テクから、しっかり派に向けた定番の方法まで、正確な手順をまとめました!
筍にあく抜きが必要な理由とは?
筍は春の代表的な旬野菜ですが、特有の「えぐみ(苦味)」があることで知られています。これは主に以下の成分によって引き起こされます。
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ホモゲンチジン酸:日光に当たると急激に増加し、苦味の原因に
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シュウ酸:渋みや口の中の違和感を感じさせる成分
特に筍が地上に出て光を浴びてしまうと、えぐみ成分が一気に増えるため、収穫後のスピードが鮮度と味を左右する重要なポイントです。
とはいえ、新鮮な筍でも完全にえぐみゼロにはならないため、下処理としてのあく抜きが必要です。
【火を使わない】大根おろし汁を使った簡単あく抜き
なぜ大根が効果的?
大根には苦味成分を分解する酵素や成分が含まれており、ホモゲンチジン酸やシュウ酸を和らげる作用があります。火を使わず、風味も残せるため、手軽に試せる人気の方法です。
手順(目安:漬け込み時間 1〜2時間)
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大根をすりおろして汁を絞る
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絞った汁を同量の水で薄める
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全体の**1%の食塩(100mlなら1g)**を加えて混ぜる
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筍は皮をむき、縦半分または4つ割りにカット
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調整した大根汁に筍を1〜2時間浸ける
補足ポイント
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筍のえぐみの強さによっては、漬け時間を延ばすか、大根汁を途中で取り替えるとより効果的です。
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この方法は、茹でる前の下処理や、収穫後すぐの筍に特におすすめです。
【しっかり取りたい派向け】重曹を使った本格あく抜き
重曹のメリットとは?
重曹はアルカリ性のため、ホモゲンチジン酸やシュウ酸を中和してくれる性質があります。米ぬかを使う昔ながらの方法に比べて、後片付けが簡単なのも人気の理由です。
手順(目安:加熱1時間+冷却)
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筍の先端を斜めに切り落とす
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皮に縦の切れ込みを入れる(中身には達しない程度)
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鍋に水1リットル+重曹小さじ1/2〜1を入れて沸騰
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筍を皮付きのまま投入し、弱火で30〜40分〜1時間茹でる
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根元に竹串がスッと通るまで茹でたら、鍋ごと自然に冷ます
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皮をむき、水に30分〜1時間さらす
補足ポイント
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筍の皮を付けたまま茹でることで、風味や歯ざわりが保たれます。
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自然に冷ますことで、えぐみが再吸収されにくくなります。
えぐみの少ない筍を選ぶコツ
新鮮でえぐみが少ない筍を選ぶには、以下のポイントをチェックしましょう。
見た目でわかるチェックポイント
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穂先が淡い黄緑色で柔らかい
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根元の突起(いぼ)が白っぽい
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穂先が濃い緑色や、いぼが黒ずんでいるものは避ける
手に取ったときの感覚
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ずっしりと重く、水分を含んでいる
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皮が乾燥しておらず、しっとりしている
見た目と手触りで、掘りたてに近いものを選べば、下処理もより楽になります。
まとめ|簡単あく抜きで春の味覚をもっと美味しく!
筍は収穫からの時間と処理方法によって、味わいが大きく変わる繊細な食材です。
今回ご紹介したあく抜き方法は、
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火を使わず簡単にできる「大根おろし汁」
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しっかりえぐみを取りたい人向けの「重曹」
の2パターン。それぞれのメリットを理解し、筍の状態や用途に応じて使い分けてみてください。
また、購入時の筍選びのコツも押さえておけば、春の味覚をもっと手軽に、美味しく楽しめますよ!