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暑中見舞いを出す時期はいつ?誰に?出すべきなの

「暑中見舞い」は、夏の暑さが厳しい時期に
日頃なかなか会うことが出来ずにいる知人や友人、
お世話になっている人などに、
また、ビジネス上ではお客様やお得意様などに対して、
相手の健康を気遣う夏の挨拶状です。

また、時期的にも 結婚や出産、転居、移動、
入学や就職の報告やお中元のお礼をするのに
ちょうどよい機会でもあります。
合わせて近況報告などもするといいでしょう。

暑中見舞いを出す時期はいつ?

暑中見舞いを出す時期は、二十四節気の、
小暑(しょうしょ)と呼ばれる7月7日頃から
立秋にあたる8月7日の前までという説が一般的です。

「夏の暑さが厳しい時期の安否伺い」が趣旨ですから

二十四節気の大暑にあたる7月22日頃を目安に
一般的には、梅雨が明けて夏の暑さがで始めた頃から
8月7日の立秋の前日までに出しましょう。

遅くとも、お盆前には届くようにしましょう。
立秋を過ぎれば残暑見舞いになります。
残暑見舞いもお盆を過ぎるころまでには出しましょう。


暑中見舞いは誰に出すべきなの?

暑中見舞いを誰に送るべきかは決まりごとはありません。
日頃の感謝と健康を祈るために出すといいでしょう。

離れて暮らしている両親や祖父母、親戚、
日頃お世話になっている方、友人、先輩や後輩
しばらく会っていない学生時代の恩師やなど、
出したいと思う人に送りましょう。

会社勤めの方は年賀状とは違いますが、
同じように上司に出されてもよいでしょう。

相手が喪中場合は新年を祝う年賀状は出しませんが、
暑中見舞いは季節の挨拶ですので関係はありません。
ただ、砕けた文面にはせず
相手の心労や体調など健康面を気遣う文面を心がけましょう。

四十九日を過ぎてない場合は、
少し日をずらして残暑見舞いにする方法もあります。

暑中見舞いの正しい書き方は?

暑中見舞いは、暑い夏に相手の健康や暮らしを気遣うと同時に、
自分の状況も報告するための挨拶はがきです。

年賀状などとは違い、そこまでかしこまらなくても良いもので、
手作りのはがきや絵葉書を用いて季節感を出しつつ、
相手のことを想いながら書くと良いとされています。

暑中見舞いの正しい書き方は
1.暑中見舞いの言葉
  ・暑中お見舞い申し上げます
  ・暑中お伺い申し上げますなど

2.相手の安否を気遣うことばや無沙汰をわびることば
  ・日増しに暑さが厳しくなってまいりましたが
  ・梅雨が明けたと思いましたら途端に暑い日が続いております。
  ・うだるような暑さが続いております、
  ・蒸し暑い毎日ですね、
  ・お元気でいらっしゃいますか
  ・お変わりもなくお過ごしのことと存じます
  ・お元気の由うかがいまして何よりのことと存じますなど

3.自分の近況報告
  ・早いもので引っ越してから4ヶ月経ちました。
  ・子どもたちも学校生活にも慣れ、みな変わりなく過ごしております。
  ・その後いかがお過ごしでいらっしゃいますか。
  ・お忙しい毎日と拝察いたしますなど

4.相手の安否を気遣う挨拶
  ・暑さ日ごとに加わってまいります折からどうぞ御身ご大切に
  ・残暑厳しき折からどうぞご自愛くださいませ
  ・お忙しい毎日、どうぞお体大切に。
  ・だまだ暑さが続きますゆえ、
  ・どうかくれぐれも御身おいといくださいますよう、
  ・お祈り申し上げます。

5.後付(日付、差出人名など)

  ・平成○○年盛夏
  ・残暑見舞いの場合は「平成○○年晩夏(立秋、八月)」

【暑中見舞いの例文】
暑中お見舞い申し上げます
暑い日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
おかげさまで家族一同元気に過ごしております。
酷暑の折から、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。
平成二十八年盛夏

近況報告では、なるべく具体的な内容がいいでしょう。
ただ、自分のことばかりを書き綴らないように注意しましょう。

季節感を無視した内容にならないように気を付け、
文章はわかりやすく簡潔にまとめるようにしましょう。

まとめ

年賀状は、年に一度の挨拶状でたくさんの人に出しますが、
「暑中見舞い」は、より親しい間柄同士で交わされるものです。

猛暑のさなかの一服の清涼剤ともいえる暑中見舞いです。
出したいと言う気持ちを大切にし、文例集とかに頼らず
自分の言葉で書いてみてはいかがでしょうか?