スーパーの精肉コーナーや、ジンギスカンのお店で見かける
「ラム」と「マトン」。
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同じ羊肉なのに、何が違うの?
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ラムは食べやすいって聞くけど本当?
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マトンはにおいが強くてまずい?
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料理によって向き・不向きはある?
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初心者が失敗しない選び方を知りたい
このような疑問を持つ方はとても多いです。
結論から言うと、
**ラムとマトンの最大の違いは「羊の年齢」**です。
しかし実際には、年齢の違いから派生して
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味の濃さ
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においの強さ
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肉のやわらかさ
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向いている料理
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調理の難しさ
まで変わってきます。
この記事では、
羊肉が初めての方でも「もう迷わない」レベルまで理解できるよう、
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ラムとマトンの違いを徹底比較
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「臭い・まずい」と感じる理由
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家庭で失敗しにくい調理のコツ
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スーパーでの具体的な選び方
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栄養・保存・よくある誤解
を、やさしく・丁寧に解説します。
ラムとマトンの一番の違いは「羊の年齢」
まず押さえておきたいのが、
ラムとマトンは品種の違いではなく、成長段階の違いだという点です。
羊肉の呼び方は年齢で決まる
一般的な区分は次のとおりです
(※国や流通基準によって多少の違いがあります)。
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ラム(Lamb):1才未満の羊
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ホゲット(Hogget):1〜2才程度
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マトン(Mutton):成長した羊
年齢が上がるほど、
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筋肉量が増える
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赤身が濃くなる
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風味が強くなる
という傾向があります。
ラムとは?初心者でも食べやすい理由
ラムは、まだ成長途中の若い羊のお肉です。
ラムの特徴
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肉質がやわらかい
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味があっさりしている
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羊特有の香りが控えめ
そのため、
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羊肉が初めて
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家庭でフライパン調理したい
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子どもと一緒に食べたい
という場合でも、
比較的ハードルが低いお肉といえます。
「羊肉=クセが強い」というイメージは、
実はマトンの印象が強く影響しているケースも多いです。
マトンとは?「まずい」と言われがちな理由
マトンは、成長した大人の羊のお肉です。
マトンの特徴
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赤身が多く色が濃い
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コクと旨みが強い
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羊らしい風味がはっきりしている
この「風味の強さ」が、
好みによっては「臭い」「まずい」と感じられる原因になります。
ただしこれは、
品質が悪いわけではなく、個性が強いというだけ。
スパイスやタレ、煮込み料理と合わせることで、
マトンならではの美味しさを楽しめます。
ラム・ホゲット・マトンを一覧で比較
文章だけでは分かりにくい方のために、
違いを一覧表でまとめます。
| 種類 | 年齢 | 味 | におい | 向いている料理 |
|---|---|---|---|---|
| ラム | 1才未満 | あっさり | 少なめ | 焼き・ステーキ |
| ホゲット | 1〜2才 | バランス型 | 中間 | ロースト |
| マトン | 成羊 | 濃厚 | やや強め | 煮込み・カレー |
初心者はラムとマトン、どっちを選ぶべき?
結論:迷ったらラム
初心者が失敗しにくいのは、圧倒的にラムです。
理由は、
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調理がシンプルでも食べやすい
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におい対策をしなくても問題になりにくい
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焼くだけでも成立しやすい
からです。
マトンが向いている人の特徴
一方で、次のような方にはマトンも向いています。
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スパイス料理が好き
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カレー・シチューをよく作る
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羊肉らしい風味を楽しみたい
「マトン=上級者向け」と言われるのは、
調理や味付けとの相性が重要だからです。
羊肉は本当に臭い?その正体とは
羊肉のにおいが気になる理由は、大きく3つあります。
① 脂の性質
羊肉の香り成分は、脂に含まれやすい傾向があります。
脂が多い部位ほど、香りを強く感じやすくなります。
② 鮮度
時間が経つと、
どんな肉でも香りが立ちやすくなります。
③ 解凍・加熱方法
急な解凍や、焼きすぎは
香りを強調してしまう原因になります。
においをやわらげる具体的な対策
余分な脂を処理する
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表面の脂を軽くカット
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キッチンペーパーで押さえる
これだけでも印象は大きく変わります。
香味野菜・スパイスを使う
羊肉と相性がよいのは、
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にんにく
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しょうが
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クミン
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ローズマリー
「消す」のではなく
香りを重ねるのがコツです。
焼きすぎない
焼きすぎると、
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硬くなる
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香りが強く出る
調理前に10〜15分室温に戻し、
短時間で火を通しましょう。
ラム肉のおすすめ料理と使い方
向いている料理
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ラムステーキ
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野菜炒め
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家庭用ジンギスカン
塩・こしょうだけでも成立しやすく、
忙しい日のメインにも使いやすいです。
マトン肉のおすすめ料理と使い方
向いている料理
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マトンカレー
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シチュー
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煮込みジンギスカン
スパイスやタレと合わせることで、
マトンの旨みが引き立ちます。
ホゲットとは?知っておくと差がつく知識
ホゲットは、ラムとマトンの中間。
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ラムよりコクがある
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マトンほどクセが強くない
海外では一般的ですが、
日本ではまだ流通が少なめです。
見かけたら、
「次のステップ」として試してみるのもおすすめです。
ジンギスカンに向いているのはどっち?
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家庭・初心者向き → ラム
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本場派・味重視 → マトン
どちらが正解というより、
シーンと好みで選ぶのがポイントです。
部位別|失敗しにくい羊肉の選び方
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肩ロース:万能で初心者向き
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ラムチョップ:特別感のある一品向き
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モモ:脂が少なく煮込み向き
迷ったら
「ラム肩ロース」または「ラム薄切り」でOKです。
スーパーで迷わないチェックポイント
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色が鮮やか
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ドリップが少ない
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ラム/マトン表記が明確
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初心者はラムを選ぶ
羊肉の栄養について(一般的な情報)
羊肉には、
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たんぱく質
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鉄分
が含まれています。
部位・量・体質によって感じ方は異なりますが、
赤身中心を選べば比較的あっさり取り入れやすいお肉です。
※栄養や体への影響には個人差があります。
保存方法|冷凍しても大丈夫?
羊肉は冷凍保存が可能です。
家庭用冷凍庫では、
風味を保てる目安は約1か月。
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小分け
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空気を抜く
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冷蔵庫解凍
これが基本です。
よくある質問(FAQ)
Q. ラムとマトン、どちらがまずい?
A. 好みによりますが、初心者はラムが食べやすい傾向があります。
Q. 子どもでも食べられますか?
A. ラムの薄切りや肩ロースは比較的食べやすいです。
まとめ|迷ったらラム、慣れたらマトン
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初心者 → ラム
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味重視 → マトン
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不安がある → ラム+下処理
まずはラムから始め、
慣れてきたらマトンにも挑戦する。
それが、羊肉を楽しむいちばんの近道です 🌷
