「音読みと訓読みの違いを説明できますか?」
「見分け方がいまいち分からない…」
「テストでよく間違える…」
音読みと訓読みは、小学校で学習する重要単元ですが、実は大人でもあいまいなままになりやすいテーマです。
この記事では、
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音読みと訓読みの違い
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見分け方の基本ルール
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例外パターン
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テスト対策のコツ
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重箱読み・湯桶読みの意味
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家庭学習での教え方
まで、体系的にわかりやすく解説します。
この記事を読めば、「なんとなく」から「根拠をもって説明できる」状態に近づけます。
音読みと訓読みとは?まずは基本の違い
音読みとは
音読みとは、漢字が中国から伝わったときの発音をもとにした読み方です。
例:
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学(ガク)
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校(コウ)
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電(デン)
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車(シャ)
これらは主に**熟語(漢字2字以上の言葉)**で使われます。
訓読みとは
訓読みとは、日本にもともとあった言葉に漢字を当てはめた読み方です。
例:
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山(やま)
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川(かわ)
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食べる(たべる)
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高い(たかい)
日常会話で自然に使われる言葉が多いのが特徴です。
なぜ音読みと訓読みの2種類があるの?
漢字が日本に伝わったあと、
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中国由来の音(音読み)
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日本語にもともとあった言葉(訓読み)
の両方が使われるようになりました。
この歴史的背景により、1つの漢字に複数の読み方が存在するのです。
※音訓の考え方は、文化庁の国語資料でも解説されています。
【最重要】音読みと訓読みの見分け方4つの基本ルール
ここがテストでもっとも重要です。
① 意味がすぐ思い浮かぶ → 訓読みが多い
例:
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山(やま)
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花(はな)
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走る(はしる)
具体的なイメージが浮かぶものは訓読みであることが多いです。
② 送り仮名がある → 訓読みが多い
送り仮名とは、漢字の後ろにつくひらがなのこと。
例:
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食べる
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書いた
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明るい
※例外
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命じる(メイじる)
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感じる(カンじる)
音読み+送り仮名の例もありますが、多くは訓読みです。
③ 二字熟語 → 音読みが多い
例:
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学校
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電車
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新聞
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図書館
漢字2字以上が組み合わさると、音読みになることが多いです。
④ 「キョ・シャ・チュ」などの音 → 音読みの可能性大
例:
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教(キョウ)
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社(シャ)
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中(チュウ)
小さい「ゃ・ゅ・ょ」を含む読みは、音読みのことが多いです。
例外パターンも理解しておこう
意味が分かるのに音読み
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駅(エキ)
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絵(エ)
熟語なのに訓読み
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手紙(てがみ)
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真心(まごころ)
重箱読み・湯桶読みとは?
重箱読み(じゅうばこよみ)
音+訓
例:台所(ダイどころ)
湯桶読み(ゆとうよみ)
訓+音
例:手本(てホン)
テスト対策として名称は覚えておきましょう。
小学生向け|テストに出やすいポイント
✔ まず送り仮名を見る
✔ 熟語かどうか確認
✔ 意味を考える
この順番でチェックすると正答率が上がります。
中学受験・漢検対策にも役立つ知識
漢字検定では、
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音読みを書かせる問題
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訓読みを書かせる問題
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熟語の読み問題
が頻出です。
特に準2級以上では、
重箱読み・湯桶読みの知識も問われることがあります。
よくある質問(Q&A)
Q. 一つの漢字に何個も読み方があるのはなぜ?
漢字は時代ごとに何度も日本に伝わりました。
そのため「呉音」「漢音」「唐音」など、複数の音読みが存在します。
Q. 完璧に覚える必要はありますか?
基本ルールを理解していれば、すべて暗記する必要はありません。
文章の中で覚えることが大切です。
Q. 子どもにどう教えればいい?
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例文で覚える
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クイズ形式にする
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毎日3つだけ練習する
短時間・継続が効果的です。
家庭学習アイデア
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新聞の見出しを音読する
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漢字カードを作る
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親子で「音?訓?」ゲーム
楽しく繰り返すことが定着のコツです。
大人の学び直しにもおすすめ
ビジネス文書では熟語が多いため、音読み中心になります。
例:
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報告書
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申請書
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会議資料
漢字の構造を理解すると、語彙力も向上します。
練習問題
次の読みは音?訓?
① 海
② 海岸
③ 強い
④ 勉強
⑤ 足音
答え:
① 訓
② 音
③ 訓
④ 音
⑤ 湯桶読み(訓+音)
まとめ|音読みと訓読みの違いを簡単に整理
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音読み=中国由来の音
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訓読み=日本語の意味
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熟語は音読みが多い
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送り仮名は訓読みが多い
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例外もある
完璧を目指さなくて大丈夫です。
基本ルールを押さえれば、ほとんど判断できるようになります。
焦らず、少しずつ慣れていきましょう。
