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バチっ!乾燥が原因かも?イヤな静電気を防止する方法は?

毎年、寒くなると静電気がバチっ。

ドアノブにさわるのも怖いですよね。
マフラーをとるときの髪の毛も、パチパチ鳴って、
ぶわっと広がったり顔に張り付いたりして不快です。

静電気の原因を知って、
今年の冬はあの恐怖を回避しましょう。

車から降りてドアを閉めようとすると「バチっ!」
車から降りる時、この嫌な静電気を防ぐには、① ドアを開ける。
② ボディーの金属部分(ドアロックストライカー)に触れる。


③ 地面に両足着ける。
④ ボディーの金属部分から手を離す。

ほぼ、これで防げます。

乾燥が静電気の原因!

そもそも「静電気」とは、
電気を通しにくいものに電気が溜まること
を言います。

もの同士をこすり合わせたり、引き剥がしたりすると、
電子がものの間で移動することで電気が発生します。
詳しい仕組みは主旨からそれるので省きます。

ノートにはさんだ下敷きに
紙がくっついているのを想像してみてください。

紙もプラスチックも電気を通しにくい物質です。
こすれて電気が発生しても、どちらも電気を通しにくいため、
電気は動くことができず溜まります。

これが、帯電している、という状態ですね。

何かに触れない限り、ずっと溜まったままです。
動けない静かな電気、なので静電気と呼びます。

どうして
乾燥すると静電気が起きやすくなるのかというと、
水は電気を通すからです。

空気中に水分がある(=湿度が高い)と、
静電気が自然と空気中に流れるんですね。

空気中に水分がない(=乾燥している)と、
静電気が流れていかないので、帯電してしまいます。

これは人の身体も同じです。
空気が乾き肌や髪が乾燥していると、
気づかないうちに帯電してしまっているのです。

そこで
電気を通しやすい金属のドアノブなどに触れると、
そっちに向かって放電され、
あの「バチっ」になります。


乾燥や摩擦をなくして静電気を防止する!

とにかく乾燥がダメ
ということがわかったと思います。

湿度が高ければ高いほど静電気は起こりにくいので
部屋の中は、加湿器などで湿度を50~60%にしましょう。

ただ、あまりに高すぎると
今度はカビなど別の問題が出て来るので注意が必要です。。

家ならある程度調節できますが、
問題は外出先ですよね。

手をケアするだけでも違います。
簡単なのは、ハンドクリームを欠かさないことです。

カサついてきたな、というときや、
手を洗うたびに塗り直してください。

髪の静電気に悩んでいるなら、
おやすみ前に、
洗い流さないトリートメントでがっつり保湿!
寝ている間はナイトキャップをつけて、
枕と髪の摩擦を最小限にするのも効果ありです。

携帯用のスプレーボトルに
液体のトリートメントを入れて持ち歩いておけば、
外出中に髪が広がってどうしようもないとき、
シュッと吹きつけるだけで簡単に応急処置ができます。

髪をとかすもの摩擦です。
ヘアブラシは、電気を通しやすい素材を選びましょう。

天然の木材や動物の毛でできたブラシなら、
プラスチック製のものより静電気の発生を抑えられます。

ちょっとした工夫で静電気を防止する!

ドアノブや車のドアを触る前に、
木枠や壁紙、コンクリートに触れましょう。

これらの素材は
金属よりも静電気をゆっくり逃がすことができるので、
「バチっ」とならずに済みます。

電気を通さないプラスチック、ガラス、ゴムなどは
触れても効果はないので注意してください。

静電気防止のスプレーも市販されています。
スカートの裏地が足にまとわりついてうっとうしい!
なんてイライラもこれで解決。

静電気防止のブレスレットも売られていますね。
あまりにも安い物などでない限り、一定の効果はあります。

また化学繊維よりも天然の素材が帯電しにくいようです。
綿は吸湿性もあるので、肌着に選ぶと静電気防止になります。

どうしてもニットを着たい!
というときは、柔軟剤でふんわり洗ってみてください。
摩擦が抑えられて、帯電しにくくなりますよ。

まとめ

静電気防止には、
とにかく乾燥と摩擦への対策が必要不可欠です。

気をつけているつもりでも、いつの間にか忍び寄る乾燥。
あらゆる摩擦をできる限り避けながら、
肌と髪の潤いをしっかり守って、
静電気知らずの冬を過ごしましょう。