ふわふわの巻き毛と、黒真珠のようなつぶらな瞳。
トイプードルの生きたぬいぐるみのような愛くるしい姿に心奪われる方も多いでしょう。
けれども、その外見とは裏腹に、
悩まされるのが「無駄吠え」です。
今回は、そんな無駄吠えの対策をお伝えします。
今からでも間に合う!?無駄吠えを覚えたプードルのしつけ方
1. 吠えたら嫌な事が起きる
2. 吠えるのを止めたら良い事が起きる
と教えるのが基本です。
1.嫌な事が起こる で代表的なのは、
吠えた瞬間に背中を見せてわんちゃんを無視する事。
犬は集団行動する動物なので、
仲間から無視される事を本能的に嫌がります。
2.良い事が起こるで代表的なのは、
飼い主さんが褒める事。
笑顔で大げさな位褒めてあげましょう。
触れられるのが好きな子ならば、
撫でてあげるのも効果的です。
止めるべきは、吠えた時の体罰です。
暴力に訴えればわんちゃんの信頼を失い、
吠えるだけでなく噛み付く子になってしまいます。
しつけの方法は実に様々で個体差があります。
全てのわんちゃんに効く万能な方法は存在しません。
色々な方法を我が子に試し、
様子を見ながらスキンシップを取って絆を深めて下さい。
絶対に知っておきたいわんちゃんが鳴く理由
いくらぬいぐるみのような外見をしていても、
トイプードルは生きています。
生きていれば当然物事を考え、学んでいきます。
もちろん感情だってあります。
犬が吠える理由は様々ですが、元をたどると
不満があったり不快だったりする事が多いようです。
お腹が空いたとか、
家のチャイムが鳴って見知らぬ人の姿が見えたとか、
などですね。
このような場合、
吠えたタイミングで不快を取り除かれると、
犬は、その事を学習します。
つまり
「吠えると自分の欲求は満たされる」
と知るんですね。
また、別の吠える理由としては、
「自分を強く見せる」
という事もあります。
お散歩していて別のわんちゃんとすれ違った時、
相手に噛みつかんばかりに吠える事、ありませんか?
あれは
「俺の方が強いんだ」と
力を誇示しているんです。
ここでよくやりがちなのが、
我が子を抱き上げてその場を去る事。
犬の世界では、
目線が高い = 体が大きい=力が強い、なので、
抱き上げられたわんちゃんは自分が強くなった錯覚をし、
抱かれている安心感から余計に気が大きくなります。
結果、余計に相手に吠えるようになるんですね。
先述した通り、トイプードルは賢い犬です。
これらの「不快」が取り除かれたり、
「快」に変わる瞬間をすぐに覚えてしまいます。
トイプードルってどんな犬?
トイプードルは、人に愛される為に品種改良された犬です。
基礎となったのは「スタンダードプードル」という
大きなプードル。
この犬は、
猟師が仕留めた獲物を回収する仕事をしてきた
歴史があります。
元々人と共に暮らしてきた犬なので、
とっても頭が良いんです。