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入学祝いのお返しは必要?ママ・パパが知っておきたい感謝の伝え方ガイド

春の訪れとともに、お子さんの入学という大きな節目を迎えるご家庭も多いのではないでしょうか。

この時期は、親戚やご友人などから「入学おめでとう!」の気持ちと一緒に、入学祝いをいただくことがありますよね。

でも、いざお祝いをいただくと…

「これって、お返しは必要なの?」

「感謝の気持ちはどう伝えるのがマナー?」

「金券でお返ししても失礼じゃない?」

そんなふうに、戸惑ってしまう方も少なくありません。特に、初めての入学祝い対応となるご家庭では、なおさら悩んでしまうものです。

この記事では、「入学祝いのお返しは必要か?」という疑問から、お礼の伝え方・マナー・おすすめギフト例・NG例まで、やさしく丁寧に解説します。

読んだあとにはきっと、「これで大丈夫!」と安心して感謝の気持ちを伝えられるようになりますよ。

入学祝いにお返しは必要?まずは基本を押さえよう

原則として「お返し不要」がマナー

入学祝いは、お子さんが無事に小学校や中学校、高校などへ進学することを祝う**「子どもへの贈り物」**です。

そのため、基本的には「お返しは不要」とされています。子どもは未成年であり、社会的にお返しをする立場にないため、形式的な内祝いを求めるものではないのです。

とくに祖父母や親戚など、身内からの入学祝いに対しては、「お返しなんてしなくていいよ」「気持ちだけでうれしいよ」と言ってくださるケースも多いものです。

 地域や家庭の慣習で「お返しが必要」なことも

一方で、地域や家庭の習慣によっては「お返しは当然」という考え方も根強く残っています。

たとえば、

  • 西日本や関西圏では「半返し」文化が残っている地域が多い

  • 東日本では「お返し不要」の考え方がやや強い

  • 祖父母が特に礼儀を重んじる場合は、お返しを期待されることも

このように、家庭や地域の価値観によって対応が異なる場合があるため、不安なときはご両親や兄姉などに相談しておくと安心です。

わが家の方針を決めておこう

入学祝いは、今後も小学校、中学校、高校、大学…と、何度か受け取る機会があります。

そのため、夫婦で事前に方針を決めておくと、スムーズに対応できて心に余裕が生まれますよ。

例:

  • 1万円未満のお祝い → お礼だけでOK

  • 1万円以上のお祝い → 品物などで「3分の1~半額」程度のお返しをする

このようにルールを決めておくと、「あの人には返したけど、あの人には…」とモヤモヤしなくて済みます。

まずは「ありがとう」を伝えることが一番大切

お返しよりも先に、感謝の気持ちをしっかり伝えることが何より大切です。

どんなに高価なギフトを用意しても、お礼の言葉がなかったら台無しになってしまいますよね。

手渡しでもらった場合

直接お祝いを手渡していただいたときは、その場で笑顔でお礼を伝えましょう。

お子さんがそばにいるなら、一緒に「ありがとうございます!」とお礼を言うことで、より丁寧で心がこもった印象になります。

郵送や代理でもらった場合

現金書留や人づてで届いた場合など、相手と顔を合わせていない場合は、電話や手紙でのお礼が必要です。

「ちょっとしたことだから…」とそのままにせず、きちんと感謝の気持ちを伝えましょう。

電話と手紙、どちらがいい?相手に合わせて選ぼう

どちらが正解という決まりはありませんが、「相手との関係性」で使い分けると、無理がありません。

相手のタイプ おすすめの方法
仲が良く、よく会う親戚・友人 電話でお礼+近況報告も兼ねて
あまり会わない、年配の親戚 手紙やハガキで丁寧に感謝を伝える

私自身、昔は全員に電話をしていましたが、あまり親しくない方だと会話が続かず気まずくなってしまったことも…。

今では、「電話だとお互い疲れそうだな…」と思う方には、手紙+写真+一言メッセージで気持ちを伝えるようにしています。

お礼状の書き方と、心を伝える工夫

お礼状に入れたい基本要素

  • 季節の挨拶(例:「春暖の候、皆さまいかがお過ごしでしょうか」)

  • 入学祝いに対するお礼

  • お子さんの近況(「〇〇小学校に無事入学しました」など)

  • 相手を気遣う言葉(「ますますのご健勝をお祈りいたします」など)

一工夫するとさらに心が伝わる!

  • お子さんに「ありがとう」のメッセージを書いてもらう

  • 入学式の写真を同封する(現像でも印刷でもOK)

特に、祖父母や年配の方には、お子さんの写真は何より嬉しい「贈り物」になります。

お返しをする場合のマナーと注意点

タイミングは1か月以内が目安

お返しをする場合は、入学式のあと、10日〜1か月以内に贈るのがマナーです。

遅れそうなときは、まずは電話や手紙でお礼の気持ちを先に伝えましょう。

熨斗(のし)の書き方

  • 表書き:「内祝い」または「入学内祝い」

  • 名入れ:お子さんの名前(フルネームでも名字でもOK)

金額の目安:3分の1〜半返し

たとえば…

  • 1万円いただいた → 3,000〜5,000円程度の品物

  • 5,000円いただいた → お菓子などの軽いギフトでOK

気をつけたいのは、高額すぎるお返しはかえって相手に気を遣わせてしまうということ。あくまで「感謝の気持ちを表す」程度の品でOKです。

お返しにおすすめの品物(例)

  • 焼き菓子や和菓子の詰め合わせ

  • 今治タオルや名入れタオル

  • 季節の果物やジュース

  • プチカタログギフト(3,000円前後)

  • 紅茶やコーヒーセット

どれも“もらって困らない”“使いきれる”ものがベスト。

迷ったときは、自分がもらって嬉しいものを選ぶとハズレがありません。

金券は贈っても大丈夫?注意点あり!

最近は、商品券やギフトカードなどを内祝いに使う方も増えています。

ただし、年配の方には要注意です。

「お金をもらったようで失礼」「恵んでもらったみたい」と感じる方もおり、場合によってはかえって気を悪くされることも。

▶ 金券は、相手が気にしないタイプであることがわかっているときだけにしましょう。

入学祝いの金額相場とお返しの目安

相手 入学祝いの相場 お返しの目安
祖父母 1〜3万円以上 基本不要。写真やお礼状で十分
親戚 5千〜1万円 3分の1〜半返し程度の品を
友人・知人 3千〜5千円 お礼+ちょっとしたお菓子など
ママ友・ご近所 気持ち程度 原則不要。お礼だけでOK

よくあるQ&A|お返しの疑問を解消!

Q1. 兄弟姉妹からのお祝いにもお返しは必要?

→ 基本的には不要です。ただし、相手との関係性や、今後の付き合いを考えて何かしら感謝を表すのは良いかもしれません。

Q2. お返しが遅れてしまったときはどうすれば?

→ 正直に「遅れてしまってごめんなさい」と一言添えて贈れば大丈夫です。誠実な対応が何よりです。

Q3. 入学祝いを辞退したいときは?

→ 事前に「お気遣いなさらないでくださいね」とやさしく伝えましょう。

例文:「お気持ちだけで本当に嬉しいですので、どうかお気遣いなく…」

Q4. 入園・卒園・卒業祝いも同じ対応でOK?

→ 基本は同じ考え方で大丈夫です。ただ、金額や相手によって判断が必要なので、入学祝いほど形式にこだわらず、柔軟に対応しましょう。

まとめ|「ありがとう」の気持ちが一番大切なお返し

入学祝いのお返しには、明確なルールがあるわけではありません。

ですが、共通して大切なのは、

「お祝いしてくれてありがとう」

「気にかけてくれてうれしい」

「これからもよろしくね」

そんな気持ちを、自分なりの方法でしっかりと伝えることです。

感謝の気持ちをきちんと伝えられれば、それだけで相手にとっては十分すぎるお返しになります。

形式にとらわれすぎず、あなたらしく「ありがとう」を伝えてくださいね。

すぐ使える!お礼状の文例集(参考例)

例文①(祖父母・年配のご親戚向け)

拝啓
春陽の候、皆様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
この度は、〇〇の入学祝いとして心温まる贈り物を頂戴し、誠にありがとうございました。
入学式も無事に終わり、〇〇も元気に学校生活をスタートいたしました。
今後とも見守っていただけますようお願い申し上げます。
敬具

例文②(親しいお友達やママ友向け)

こんにちは!
先日は、素敵な入学祝いを本当にありがとうございました。
〇〇は、おかげさまで笑顔いっぱいで新生活にワクワクしています。
また、近々遊びに来てくださると嬉しいです。
心からの感謝を込めて、これからもよろしくお願いします!

最後に

今回ご紹介した「入学祝いのお返し」や「感謝の伝え方」は、いずれも大切な相手に対する思いやりと心遣いを形にするための基本です。
ママ・パパの温かい気持ちがしっかり伝われば、お子さんの入学祝いは、単なる形式以上に、皆さんの家族にとって素敵な思い出となることでしょう。

新生活のスタートに不安や緊張があっても、まずは「ありがとう」の言葉から始めましょう。
それが、未来への明るい一歩となります。