そう聞いたことはあっても、いざ東西南北を考えると、
「東って右?左?」「昼の太陽はどっちにあるの?」
「子どもにどう説明したら分かりやすい?」と迷ってしまうことがありますよね。
結論から言うと、太陽で方角を覚えるなら、まずは次の3つを押さえておけば大丈夫です。
- 朝、太陽が出る方が東
- 夕方、太陽が沈む方が西
- 日本では、昼ごろの太陽は南の空に見える
つまり、太陽は大まかに見ると、
東 → 南 → 西
の順に動いて見える、と覚えると分かりやすいです。
ただし、太陽は毎日ぴったり真東から昇って、ぴったり真西に沈むわけではありません。
春分・秋分ごろはほぼ真東から昇り、ほぼ真西に沈みますが、
季節によって日の出・日の入りの位置は少しずつ変わります。
この記事では、太陽を使った東西南北の覚え方を、
子どもにも説明しやすいように分かりやすく紹介します。
太陽で東西南北を覚える基本
太陽を使った方角の覚え方は、とてもシンプルです。
| 時間帯 | 太陽の見え方 | 覚え方 |
|---|---|---|
| 朝 | 太陽が昇る | 東 |
| 昼ごろ | 太陽が南の空に見える | 南 |
| 夕方 | 太陽が沈む | 西 |
| 南の反対側 | 太陽があまり高く通らない側 | 北 |
まずは、難しく考えずに、
朝日は東、夕日は西。
この言葉をそのまま覚えてしまいましょう。
子どもに教えるときも、最初から「北緯」「南中」「地球の自転」などを
説明する必要はありません。
朝や夕方に外の景色を見ながら、
「朝の太陽が出てくる方が東だよ」
「夕方に太陽が沈む方が西だよ」
と伝える方が、直感的に理解しやすくなります。
太陽はなぜ東から西へ動いて見えるの?
私たちから見ると、太陽は毎日、東から昇って西へ沈んでいるように見えます。
しかし、実際に太陽が地球のまわりを回っているわけではありません。
地球が自転しているため、私たちからは太陽が空を動いているように見えます。
地球は北極と南極を結ぶ軸のまわりを回っていて、
その動きによって昼と夜が生まれます。
難しく覚える必要はありません。
日常生活では、
太陽は、朝に東の方から出て、昼ごろに南の空を通り、夕方に西の方へ沈む
と覚えておけば十分です。
東と西を間違えない覚え方
東と西を覚えるときに、いちばん分かりやすいのは次の覚え方です。
- 東=日の出の方
- 西=日の入りの方
さらに覚えやすくするなら、
「ひがし」の“ひ”は、日の出の“日”、
「にし」は、夕日が沈む方とイメージすると、頭に残りやすくなります。
子ども向けなら、
朝日は東、夕日は西
太陽は東から出て、西へ帰る
という短い言葉で、何度も繰り返すのがおすすめです。
「東は右、西は左」と覚えるのは注意
東西南北を覚えるときに、
「東は右」「西は左」と覚えている人もいるかもしれません。
ただし、この覚え方には少し注意が必要です。
なぜなら、自分がどちらを向いているかによって、右と左は変わるからです。
たとえば、地図のように北を上にして考えると、右が東、左が西になります。
| 地図での位置 | 方角 |
|---|---|
| 上 | 北 |
| 右 | 東 |
| 下 | 南 |
| 左 | 西 |
しかし、自分が南を向いて立っていると、右と左の関係は逆になります。
そのため、最初は右左で覚えるよりも、
太陽が出る方が東
太陽が沈む方が西
と覚える方が間違いにくいです。
昼の太陽は南にある?正確には少し注意
日本の多くの地域では、昼ごろの太陽は南の空に見えます。
そのため、方角を大まかに知りたいときは、
昼ごろ、太陽がある方が南
と考えると分かりやすいです。
ただし、時計の12時ちょうどに必ず太陽が真南に来るわけではありません。
太陽が真南に来ることを「南中」といいます。
南中する時刻は、場所や日付によって変わります。
そのため、記事や日常会話では、
「昼ごろの太陽は南の空に見える」
と表現すると、分かりやすくて誤解も少なくなります。
太陽は毎日ぴったり真東から昇るわけではない
ここは、読者が誤解しやすいポイントです。
太陽は大まかには東から昇り、西に沈みます。
しかし、毎日ぴったり真東から昇って、ぴったり真西に沈むわけではありません。
季節によって、日の出や日の入りの位置は少しずつ変わります。
| 季節 | 日の出・日の入りの目安 |
|---|---|
| 春分・秋分ごろ | ほぼ真東から昇り、ほぼ真西に沈む |
| 夏ごろ | 真東より少し北寄りから昇り、真西より少し北寄りに沈む |
| 冬ごろ | 真東より少し南寄りから昇り、真西より少し南寄りに沈む |
そのため、日常生活では、
朝日は東の方、夕日は西の方
と大まかに覚えるのがおすすめです。
登山や災害時の避難など、正確な判断が必要な場面では、
太陽だけに頼らないようにしましょう。
地図、コンパス、スマホの地図アプリ、現在地、周囲の標識などを
あわせて確認することが大切です。
災害時は、自治体や警察・消防などの公式情報にも従ってください。
影を見ると方角がもっと分かりやすい
太陽の位置だけでなく、影の向きを見ると方角を考えやすくなります。
影は、太陽と反対側に伸びます。
| 時間帯 | 太陽の位置 | 影が伸びる方向 |
|---|---|---|
| 朝 | 東の方 | 西の方 |
| 昼ごろ | 南の方 | 北の方 |
| 夕方 | 西の方 | 東の方 |
たとえば、朝に外へ出て、自分の影が長く伸びているとします。
そのとき太陽は東の方にあるので、影は反対の西の方へ伸びます。
昼ごろは、太陽が南の空に見えるため、影は北の方へできやすくなります。
子どもと一緒に学ぶなら、棒や自分の影を見ながら、
「太陽はどっちにある?」
「影はどっちに伸びている?」
「太陽と影は反対なんだね」
とクイズにすると、楽しく覚えられます。
家の中で東西南北を確認する方法
家の中でも、太陽の入り方を見ると方角の目安が分かります。
- 朝日がよく入る窓は、東向きの可能性が高い
- 夕日が強く入る窓は、西向きの可能性が高い
- 昼ごろ明るくなりやすい窓は、南向きの可能性がある
ただし、周りの建物、ベランダの向き、季節、窓の大きさによって
日差しの入り方は変わります。
あくまで目安として考えましょう。
正確に知りたい場合は、スマホのコンパスアプリや地図アプリを使うと確認しやすいです。
地図やスマホで方角を見るときの注意点
地図を見るときは、基本的に上が北です。
| 地図の向き | 方角 |
|---|---|
| 上 | 北 |
| 右 | 東 |
| 下 | 南 |
| 左 | 西 |
ただし、方位磁石やスマホのコンパスを使うときは、
「地図の北」と「コンパスが示す北」が少し違う場合があります。
地図上の真上の北を「真北」、方位磁石が示す北を「磁北」といいます。
この2つには地域によって少しズレがあります。
日常生活で大まかな方角を知る程度なら、大きな問題になることは少ないです。
ただし、登山、災害時の避難、知らない土地での移動など、
正確な判断が必要な場面では注意しましょう。
スマホのコンパスアプリも便利ですが、周囲の金属や磁気の影響でずれることがあります。
正確な方角が必要なときは、地図、方位磁石、現在地情報、周囲の標識などを
あわせて確認してください。
子どもに方角を教えるなら遊びながらがおすすめ
子どもに東西南北を教えるときは、言葉だけで説明するより、
実際に外へ出て体験させる方が伝わりやすいです。
朝日チェック
朝、外や窓から太陽のある方向を確認します。
そのときに、
「太陽が出ている方が東だよ」
と教えます。
ただし、太陽を直接見つめないように注意しましょう。
太陽そのものではなく、空の明るい方向や日差しの向きで確認するのがおすすめです。
夕日チェック
夕方に、太陽が沈む方を確認します。
「太陽が沈む方が西だよ」
と伝えると、朝の東とセットで覚えやすくなります。
夕方でも、太陽を直接じっと見るのは避けましょう。
影クイズ
晴れた日に影を見ながら、
「太陽はどっちにある?」
「影はどっちに伸びている?」
「太陽と影は反対なんだね」
と話すと、方角の感覚が身につきやすくなります。
影を使えば、太陽を直接見なくても方角を考えられます。
地図とセットで確認する
家の近くの地図を見ながら、
「学校は家から見てどっちかな?」
「駅は東?西?」
「朝日が入る窓はどっち向きかな?」
と生活に結びつけると、覚えた知識を使いやすくなります。
太陽を見るときの注意点
方角を確認するときは、太陽を直接見つめないでください。
短時間でも目を痛めるおそれがあります。
特に子どもと一緒に観察するときは、大人が付き添い、
太陽を直接見ないように声をかけましょう。
方角を知るだけなら、太陽そのものを見つめる必要はありません。
- 影の向き
- 日差しの向き
- 建物に当たる光
- 窓から入る光
こうしたものを見ながら、安全に確認できます。
太陽を観察する必要がある場合は、ピンホールなど、
太陽を直接見ない方法を使いましょう。
子どもだけで太陽観察をさせないことも大切です。
よくある質問
太陽は毎日真東から昇るの?
毎日ぴったり真東から昇るわけではありません。
春分・秋分ごろは、ほぼ真東から昇り、ほぼ真西に沈みます。
ただし、夏や冬は日の出・日の入りの位置が少し変わります。
日常生活では、
朝日は東の方、夕日は西の方
と覚えておけば十分です。
昼12時の太陽は必ず南にあるの?
時計の12時ちょうどに、必ず太陽が真南に来るわけではありません。
太陽が真南に来ることを「南中」といいますが、
南中時刻は場所や日付によって変わります。
そのため、正確には、
昼ごろの太陽は南の空に見える
と覚えるのがおすすめです。
曇りの日は太陽で方角を確認できる?
曇りの日は太陽の位置が分かりにくいため、
太陽だけで方角を判断するのは難しくなります。
その場合は、スマホのコンパスアプリ、地図アプリ、方位磁石、
周囲の地図看板などを使いましょう。
ただし、スマホのコンパスは環境によってずれることがあります。
正確な方角が必要な場面では、複数の方法で確認するのがおすすめです。
東と西を一番簡単に覚える方法は?
一番簡単なのは、
東=朝日が出る方
西=夕日が沈む方
と覚えることです。
右左で覚えると、自分の向きによって混乱しやすいので、
まずは太陽の動きとセットで覚えるのがおすすめです。
子どもに教えるときのポイントは?
子どもに教えるときは、言葉だけで説明するより、
実際の景色と結びつけるのがおすすめです。
朝なら「太陽が出ている方が東」、
夕方なら「太陽が沈む方が西」と、
実際の空や影を見ながら伝えると分かりやすくなります。
ただし、太陽を直接見つめないように必ず注意してください。
まとめ
太陽を使って東西南北を覚えるなら、まずは次の3つを押さえておきましょう。
- 朝、太陽が出る方が東
- 夕方、太陽が沈む方が西
- 日本では、昼ごろの太陽は南の空に見える
この流れをまとめると、
太陽は、東 → 南 → 西
と動いて見える、と考えると分かりやすいです。
ただし、太陽は毎日ぴったり真東から昇って、真西に沈むわけではありません。
季節によって、日の出や日の入りの位置は少し変わります。
また、時計の12時ちょうどに必ず太陽が真南に来るわけでもありません。
日常生活では、
朝日は東、夕日は西
と覚えれば十分役立ちます。
子どもに教えるときは、朝日や夕日、影の向きを見ながら、
遊び感覚で確認するのがおすすめです。
その際は、太陽を直接見つめないように注意し、
影や日差しの向きを使って安全に方角を確認しましょう。
本記事は、国立天文台の太陽観察・日の出入り・南中に関する情報、国土地理院の真北・磁北・偏角に関する情報を参考に、一般向けに分かりやすく整理しています。
