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はがきの書き方と例文集|宛名・敬称・本文・時候の挨拶をわかりやすく解説

はがきを書こうと思ったとき、「宛名はどこに書けばいいの?」
「会社宛ては『様』と『御中』のどちら?」
「本文は何から書けばいい?」と迷うことはありませんか。特に、目上の方や久しぶりに連絡する相手には、失礼のない書き方をしたいですよね。

はがきは書けるスペースが限られているため、長く難しい文章を書く必要はありません。

基本は、宛名面を読みやすく整え、本文を「挨拶・用件・結び」の順に簡潔にまとめることです。

この記事では、はがきの宛名や敬称、本文の組み立て方、時候の挨拶から、お礼・結婚・転居などの場面別例文まで、初めての方にも分かりやすくご紹介します。

この記事でわかること

  • はがきの基本的な書き方
  • 宛名・住所・差出人の配置
  • 「様」「御中」など敬称の使い分け
  • 本文の書き出しと結び方
  • 1月~12月の時候の挨拶
  • 目上の方・友人・取引先など相手別の例文
  • お礼・結婚・転居・近況報告の例文
  • はがきと封書の使い分け
  • 往復はがきの基本
  • よくある書き方の間違い
  1. はがきの書き方は「宛名面」と「本文面」に分けて考える
    1. はがきを書くときの基本的な流れ
    2. 一通一用件を意識して簡潔に書く
    3. 改行と余白を使って読みやすくする
    4. 投函前に確認したいこと
  2. はがきの料金は85円|往復はがきは170円
  3. 宛名面は住所・宛名・差出人を読みやすく書く
    1. 住所と宛名の位置・文字の大きさ
    2. 差出人の住所と氏名の書き方
    3. 縦書きの宛名面
    4. 横書きの宛名面
    5. 番地・郵便番号・連名を書くポイント
  4. 敬称は個人に「様」、会社や組織に「御中」を使う
    1. 個人・家族・連名の敬称
    2. 会社・部署・担当者宛ての敬称
    3. 役職名がある相手の書き方
    4. 「先生」を敬称として使う場合
  5. はがき本文は「前文・主文・末文」で組み立てる
    1. 前文|挨拶から始める
    2. 主文|用件を簡潔に伝える
    3. 末文|相手を気遣う言葉で締める
    4. 一般的なはがきでは後付けは基本的に不要
  6. 書き出しと結びは相手との関係に合わせる
    1. 改まったはがきに使える「拝啓・敬具」
    2. 頭語を使わない自然な書き出し
    3. 目上の人に使いやすい結び
    4. 友人・知人に使いやすい結び
  7. 時候の挨拶は月と実際の季節感に合わせる
    1. 1月・2月・3月の時候の挨拶例
    2. 4月・5月・6月の時候の挨拶例
    3. 7月・8月・9月の時候の挨拶例
    4. 10月・11月・12月の時候の挨拶例
  8. 相手別|はがきの書き方と例文
    1. 目上の人へ送る例文
    2. 取引先へ送る例文
    3. 親戚・知人へ送る例文
    4. 友人へ送る例文
  9. お礼のはがきは感謝した内容を具体的に書く
    1. 贈り物をいただいたときのお礼例文
    2. 食べ物をいただいたときのお礼例文
    3. 訪問や会食のお礼例文
    4. お世話になった方へのお礼例文
    5. 仕事で配慮を受けたときのお礼例文
    6. お礼のはがきはできるだけ早めに
  10. 結婚・転居・近況報告のはがき例文
    1. 結婚報告のはがき例文
    2. 転居報告のはがき例文
    3. 近況報告のはがき例文
    4. 長く会っていない方への挨拶例文
  11. はがきと封書は内容に合わせて使い分ける
    1. はがきで送りやすい内容
    2. 封書にした方がよい内容
  12. はがきは縦書きと横書きどちらを選ぶ?
    1. 縦書きが向いている場面
    2. 横書きが向いている場面
    3. 迷ったときは縦書きが無難
  13. 往復はがきの書き方
    1. 往信するときは中央線で折る
    2. 返信するときは返信部分を切り取る
    3. 出欠確認をお願いする文面の例
  14. はがきでよくある書き方の間違い
    1. 「御中」と「様」を両方付ける
    2. 役職名のあとに「様」を重ねる
    3. 宛名より差出人を大きく書く
    4. 時候の挨拶が長くなりすぎる
    5. 人に見られたくない内容を書く
  15. はがきの書き方でよくある質問
    1. はがきに「拝啓・敬具」は必ず必要?
    2. はがきに日付は必要?
    3. 会社宛ては「様」と「御中」どちら?
    4. 縦書きと横書きはどちらが正しい?
    5. お礼状ははがきでも失礼ではない?
  16. まとめ|はがきは宛名と敬称を整え、用件を簡潔に伝えよう
  17. 参考情報

はがきの書き方は「宛名面」と「本文面」に分けて考える

はがきを書くときは、まず「宛名面」と「本文面」に分けて考えると分かりやすくなります。

宛名面には、相手の郵便番号・住所・氏名と、差出人の住所・氏名を書きます。

本文面には、相手への挨拶や伝えたい用件を書きます。

一般的なはがきの本文は、前文・主文・末文の3つのブロックで組み立てます。

封書の手紙とは違い、本文のあとに日付・差出人・宛名を書く「後付け」は基本的に不要です。

はがきを書くときの基本的な流れ

初めて書く方は、次の順番で考えてみましょう。

  1. 誰に送るのかを決める
  2. 何を伝えるはがきなのかを一つに絞る
  3. 宛名面を書く
  4. 本文を「挨拶・用件・結び」の順に書く
  5. 氏名・住所・敬称・誤字を確認する

「いただいた品のお礼を伝える」「引っ越したことを知らせる」など、最初に目的を決めておくと文章がまとまりやすくなります。

一通一用件を意識して簡潔に書く

はがきは紙面が限られているため、一枚にたくさんの話題を詰め込まない方が読みやすくなります。

例えば、お礼のはがきに近況報告や別のお願いまでたくさん書くと、一番伝えたい「ありがとう」の気持ちがぼやけてしまうこともあります。

「この一枚で一番伝えたいことは何?」

と考えてから書き始めるとよいでしょう。

改行と余白を使って読みやすくする

文字を端までぎっしり書くより、適度な余白を残した方が読みやすくなります。

一文も長くしすぎず、

  • 挨拶
  • 用件
  • 結び

のまとまりごとに改行すると、すっきりした印象になります。

投函前に確認したいこと

書き終わったら、次の点を確認しましょう。

  • 相手の氏名に間違いがないか
  • 郵便番号・住所は正しいか
  • 建物名・部屋番号が抜けていないか
  • 「様」「御中」など敬称は正しいか
  • 日時や期限を書いた場合に間違いがないか
  • 誤字・脱字がないか
  • 用件が読んですぐ分かるか

特に、名前・住所・敬称は投函前にもう一度確認すると安心です。

はがきの料金は85円|往復はがきは170円

2026年8月現在、日本郵便の通常はがきは全国一律85円、往復はがきは170円です。

種類 料金
通常はがき 85円
往復はがき 170円

料金は今後変更される可能性があります。

以前購入した切手を使うときや、久しぶりにはがきを出すときは、日本郵便の最新料金を確認してから投函すると安心です。

参考:
日本郵便「第二種郵便物 はがき」

宛名面は住所・宛名・差出人を読みやすく書く

宛名面で大切なのは、誰に届けるはがきなのかがひと目で分かることです。

相手の氏名は住所より大きく書き、差出人の住所・氏名は相手側より小さめにすると、全体のバランスが整います。

住所と宛名の位置・文字の大きさ

縦書きの場合は、相手の住所を右側から書き、氏名を中央付近に大きく書きます。

住所が長い場合は、無理に一行へ収めず、建物名や部屋番号を二行目にすると読みやすくなります。

目上の方や改まった相手の場合は、ビル名やマンション名なども省略せず、正確に書くと安心です。

差出人の住所と氏名の書き方

差出人の住所と氏名も忘れずに記入します。

縦書きでは左下側、横書きでは右下寄りに、相手の宛名より小さめに書くと整いやすくなります。

縦書きの宛名面

縦書きなら、次の配置を基本にすると分かりやすいでしょう。

  • 相手の住所……右側
  • 相手の氏名……中央付近
  • 差出人……左下側

番地などの数字は、縦書きでは漢数字を使う書き方があります。

横書きの宛名面

横書きの場合は、次のように配置します。

  • 相手の住所……上部
  • 相手の氏名……中央付近
  • 差出人……右下寄り

横書きでは、番地などの数字に算用数字を使うと読みやすくなります。

番地・郵便番号・連名を書くポイント

住所は番地だけでなく、必要な場合は建物名・部屋番号まで正確に書きましょう。

夫婦など複数の人に宛てる場合は、それぞれの名前に敬称を付けます。

例えば、

山田 太郎 様
花子 様

のように書きます。

参考:
手紙の書き方「宛名の書き方(はがき)」

敬称は個人に「様」、会社や組織に「御中」を使う

宛名で迷いやすいのが、「様」と「御中」の使い分けです。

基本は、

個人 → 様
会社・部署などの組織 → 御中

と覚えておくと分かりやすいでしょう。

個人・家族・連名の敬称

個人へ送る場合は、

山田 花子 様

と書きます。

夫婦など複数の人に送る場合は、それぞれの名前に「様」を付けます。

会社・部署・担当者宛ての敬称

宛先 書き方の例
会社 株式会社○○ 御中
部署 株式会社○○ 営業部 御中
担当者 株式会社○○ 営業部 山田花子 様

「御中」は、会社や部署など組織そのものに宛てるときに使います。

特定の担当者名が分かっている場合は、その方の氏名に「様」を付け、会社や部署には「御中」を付けません。

「御中」と「様」を重ねて使わないようにしましょう。

役職名がある相手の書き方

役職が分かっている相手なら、

営業部 課長 山田花子 様

のように、役職名を氏名の前に置く形が分かりやすいです。

「山田花子課長様」のように役職名の後ろへ「様」を重ねる形は避けましょう。

「先生」を敬称として使う場合

先生宛てに「先生」を敬称として使う場合は、

山田 花子 先生

のように書くと分かりやすいでしょう。

「先生」を敬称として使う場合は、さらに「様」を重ねない形が一般的です。

はがき本文は「前文・主文・末文」で組み立てる

一般的なはがき本文は、

前文 → 主文 → 末文

の3つに分けると、初心者でも書きやすくなります。

前文|挨拶から始める

前文は、本文へ入る前の挨拶です。

例えば、

「暑い日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。」

「ご無沙汰しておりますが、その後いかがお過ごしでしょうか。」

などがあります。

改まった相手なら、「拝啓」などの頭語や時候の挨拶を取り入れることもできます。

主文|用件を簡潔に伝える

主文では、はがきを送った目的を書きます。

お礼なら、

「先日は素敵なお品をお送りいただき、ありがとうございました。」

転居報告なら、

「このたび転居いたしましたので、ご報告申し上げます。」

というように、一番伝えたいことを早めに書きましょう。

末文|相手を気遣う言葉で締める

最後は、

「季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください。」

「またお会いできる日を楽しみにしております。」

など、相手を気遣う言葉で結ぶと自然です。

「拝啓」で始めた場合は「敬具」など、対応する結語を使うのが一般的です。

一般的なはがきでは後付けは基本的に不要

一般的なはがきでは、封書の手紙のように本文のあとへ日付・差出人・宛名を書く「後付け」は基本的に不要です。

ただし、暑中見舞い・残暑見舞いなどは例外です。

暑中・残暑見舞いでは、「令和○年 盛夏」「令和○年 立秋」などを添える書き方があります。

書き出しと結びは相手との関係に合わせる

文章の丁寧さは、誰に送るのかによって調整すると自然です。

改まったはがきに使える「拝啓・敬具」

一般的な組み合わせは、

拝啓 → 敬具

です。

より改まった手紙には「謹啓」なども使われます。

頭語を使わない自然な書き出し

親しい相手なら、無理に「拝啓」を使わなくても構いません。

  • お変わりなくお過ごしでしょうか。
  • ご無沙汰しております。
  • 暑い日が続いていますが、お元気ですか。
  • 先日はありがとうございました。

など、普段の関係に合った自然な挨拶から始められます。

目上の人に使いやすい結び

  • どうぞご自愛くださいますようお願い申し上げます。
  • 皆様のますますのご健勝をお祈り申し上げます。
  • 今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

友人・知人に使いやすい結び

  • またお会いできる日を楽しみにしています。
  • お近くに来ることがあれば、ぜひお立ち寄りください。
  • またゆっくりお話ししましょう。
  • どうぞ元気にお過ごしください。

時候の挨拶は月と実際の季節感に合わせる

時候の挨拶は、月だけを見て選ぶのではなく、そのときの気候や相手が住む地域の季節感も考えると自然です。

ただし、暑中見舞い・残暑見舞いのように、実際の暑さより暦上の時期が基準になるものもあります。

暑中見舞いは小暑ごろから立秋の前日まで、残暑見舞いは立秋以降に送るのが通例です。

1月・2月・3月の時候の挨拶例

改まった表現 やわらかな表現
1月 新春の候・厳寒の候 寒さが一段と厳しくなってまいりました
2月 余寒の候 立春を過ぎても寒い日が続いております
3月 早春の候・春寒の候 少しずつ春らしい陽気を感じる頃となりました

4月・5月・6月の時候の挨拶例

改まった表現 やわらかな表現
4月 陽春の候・春暖の候 春の日差しが心地よい季節となりました
5月 新緑の候・薫風の候 木々の緑が鮮やかな季節となりました
6月 初夏の候 夏の気配を感じる頃となりました

7月・8月・9月の時候の挨拶例

時期 改まった表現 やわらかな表現
7月 盛夏の候 暑さが厳しい毎日ですが、お変わりありませんか
8月・立秋前 盛夏の候など 厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか
8月・立秋以降 残暑の候 暦の上では秋とはいえ、暑い日が続いております
9月 初秋の候 少しずつ秋の気配を感じる頃となりました

特に「残暑」は、立秋以降に使う点を覚えておくと安心です。

10月・11月・12月の時候の挨拶例

改まった表現 やわらかな表現
10月 秋冷の候 朝夕は肌寒く感じる頃となりました
11月 晩秋の候・向寒の候 日ごとに寒さが増してまいりました
12月 初冬の候・師走の候 何かと慌ただしい季節となりました

季節の言葉に迷ったら、

「暑い日が続いておりますが」
「朝夕は冷え込むようになりましたね」

など、そのときの気候を自然な言葉で表すのもよいでしょう。

相手別|はがきの書き方と例文

ここからは、そのまま参考にしやすい例文をご紹介します。

目上の人へ送る例文

先日は温かいお心遣いをいただき、誠にありがとうございました。

おかげさまで、家族一同元気に過ごしております。

季節の変わり目ですので、どうぞご無理なさらずお過ごしください。

またお目にかかれる機会を楽しみにしております。

取引先へ送る例文

このたびは格別のご配慮を賜り、心より御礼申し上げます。

おかげさまで、無事に手続きを進めることができました。

今後とも変わらぬお付き合いを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

親戚・知人へ送る例文

ご無沙汰しておりますが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。

こちらは家族一同、元気にしております。

お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

またお会いできる日を楽しみにしております。

友人へ送る例文

しばらく会えていませんが、元気にしていますか。

先日、以前一緒に出かけた場所の近くを通り、懐かしく思い出しました。

忙しい毎日だと思うけれど、無理をしすぎないでね。

また時間が合うときに、ゆっくり話しましょう。

お礼のはがきは感謝した内容を具体的に書く

お礼のはがきでは、

「ありがとうございました」+「何がうれしかったのか」

まで書くと、気持ちが伝わりやすくなります。

贈り物をいただいたときのお礼例文

このたびは、心のこもったお品をお送りいただき、ありがとうございました。

以前から気になっていたものでしたので、包みを開けたときは大変うれしく思いました。

早速使わせていただいております。

いつも細やかなお心遣いをいただき、感謝しております。

まずはお礼まで申し上げます。

食べ物をいただいたときのお礼例文

このたびは、結構なお品をありがとうございました。

家族そろっておいしくいただき、楽しいひとときを過ごしました。

お気遣いいただきましたこと、心より御礼申し上げます。

皆さまにもどうぞよろしくお伝えください。

訪問や会食のお礼例文

先日はお招きいただき、誠にありがとうございました。

心のこもったお料理をご用意くださり、楽しい時間を過ごさせていただきました。

久しぶりにゆっくりお話しできて、大変うれしく思っております。

ご多用のなか、あたたかく迎えていただきましたことに感謝申し上げます。

またお目にかかれる日を楽しみにしております。

お世話になった方へのお礼例文

このたびは、さまざまにお力添えをいただき、誠にありがとうございました。

不慣れなことで心配しておりましたが、丁寧に教えていただいたおかげで、安心して進めることができました。

お忙しいなかお時間をいただきましたこと、深く感謝申し上げます。

今後ともご指導を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

仕事で配慮を受けたときのお礼例文

先日はご多用のところ、ご丁寧にご対応いただき、ありがとうございました。

こちらの事情をご配慮いただきましたおかげで、予定どおり進めることができました。

迅速にご手配いただきましたこと、心より感謝申し上げます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

お礼のはがきはできるだけ早めに

お礼状は、時間を空けすぎず、気持ちが新しいうちに送るとよいでしょう。

文章を完璧に整えることよりも、

「ありがとうございました」という気持ちをきちんと届けること

を大切にすると書きやすくなります。

結婚・転居・近況報告のはがき例文

結婚や転居などの報告は、

何が変わったのか → 必要な情報 → 今後の挨拶

という順にすると分かりやすくなります。

結婚報告のはがき例文

このたび結婚いたしました。

未熟な二人ではございますが、力を合わせて温かな家庭を築いてまいります。

今後とも変わらぬご指導とお付き合いを賜りますよう、お願い申し上げます。

お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

親しい友人なら、次のように少しやわらかくしてもよいでしょう。

私たちはこのたび結婚し、新しい生活を始めました。

まだ慣れない毎日ですが、二人で楽しく過ごしています。

これからも変わらず仲良くしてもらえたらうれしいです。

転居報告のはがき例文

このたび下記住所へ転居いたしました。

お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。

転居報告では、新しい郵便番号・住所・建物名・部屋番号に間違いがないか、特にしっかり確認しましょう。

近況報告のはがき例文

ご無沙汰しております。

こちらは家族一同、元気に過ごしております。

最近は身の回りのことを少しずつ整えながら、穏やかな毎日を楽しんでいます。

皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

どうぞお健やかにお過ごしください。

長く会っていない方への挨拶例文

ご無沙汰しておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。

ふと以前お世話になったときのことを思い出し、懐かしく感じております。

お忙しいことと存じますが、どうかお健やかにお過ごしください。

またお目にかかれる機会を楽しみにしております。

はがきと封書は内容に合わせて使い分ける

何でもはがきで送ればよいわけではありません。

はがきは通信面が外から見えるため、内容によっては封書の方が適しています。

はがきで送りやすい内容

  • 季節の挨拶
  • 簡単な近況報告
  • 転居報告
  • 結婚報告
  • ちょっとしたお礼
  • 簡単な案内や連絡

封書にした方がよい内容

  • 人に見られたくない内容
  • 個人的な相談
  • 頼みごと
  • 詳しい事情説明
  • より改まったお礼
  • プライバシーに関わる内容

迷ったときは、

「この内容をほかの人に見られても問題ないか」

を一つの判断基準にすると分かりやすいでしょう。

はがきは縦書きと横書きどちらを選ぶ?

縦書き・横書きのどちらでも書けますが、相手や内容によって使い分けると自然です。

縦書きが向いている場面

  • 目上の方
  • 恩師
  • 改まった挨拶
  • 丁寧なお礼
  • 和風のデザイン

目上の方や改まった内容では、縦書きにすると落ち着いた印象になります。

横書きが向いている場面

  • 友人
  • 親しい知人
  • カジュアルな便り
  • 洋風デザインのポストカード

横書きは縦書きよりカジュアルで、親しい相手への便りに取り入れやすい書き方です。

迷ったときは縦書きが無難

目上の方や、どの程度改まって書けばよいか迷う場合は、縦書きにすると落ち着いた印象になります。

ただし、横書きが失礼という意味ではありません。

相手との関係や、はがきのデザインに合わせて選びましょう。

往復はがきの書き方

往復はがきは、往信用はがきと返信用はがきが一続きになったものです。

2026年8月現在の料金は170円です。

往信するときは中央線で折る

往信するときは、往信の宛名面が外側になるよう中央の線に沿って折り、郵便窓口またはポストから差し出します。

返信するときは返信部分を切り取る

返信するときは、返信部分を中央の線に沿って切り取り、返信用部分だけを郵便窓口またはポストへ差し出します。

参考:
日本郵便「はがき」

出欠確認をお願いする文面の例

このたび、下記の日程でささやかな会を開くこととなりました。

ご都合がよろしければ、ぜひご参加くださいますようお願い申し上げます。

お手数ではございますが、○月○日までに返信用はがきにて出欠をお知らせください。

皆さまとお会いできますことを楽しみにしております。

はがきでよくある書き方の間違い

最後に、間違いやすいポイントを確認しておきましょう。

「御中」と「様」を両方付ける

× 株式会社○○ 御中 山田花子 様

担当者名が分かっている場合は、

○ 株式会社○○ 営業部 山田花子 様

とします。

役職名のあとに「様」を重ねる

× 営業部 山田花子課長様

○ 営業部 課長 山田花子 様

などの形にします。

宛名より差出人を大きく書く

差出人の住所・氏名は、相手側の住所・氏名より小さめにするとバランスが整います。

時候の挨拶が長くなりすぎる

季節の挨拶を長く書きすぎて、何を伝えたいはがきなのか分からなくならないようにしましょう。

時候の挨拶は、本文へ自然につなげる程度で十分です。

人に見られたくない内容を書く

はがきは内容が外から見えるため、相談事やプライバシー性の高い内容には向きません。

そのような場合は封書を選びましょう。

はがきの書き方でよくある質問

はがきに「拝啓・敬具」は必ず必要?

必ずではありません。

目上の方やビジネスなど改まった内容では、頭語・結語を入れると丁寧な印象になります。

一方、親しい相手へのはがきでは、頭語・結語を省略した自然な文章でも構いません。

はがきに日付は必要?

一般的なはがきでは、本文のあとに日付を書く後付けは基本的に不要です。

ただし、暑中見舞い・残暑見舞いなど、慣例として「令和○年 盛夏」「令和○年 立秋」などを添えるはがきもあります。

会社宛ては「様」と「御中」どちら?

会社や部署など組織宛てなら「御中」です。

特定の担当者へ送るなら、その人の氏名に「様」を付けます。

縦書きと横書きはどちらが正しい?

どちらも使えます。

目上の方や改まった内容には縦書き、親しい方へのカジュアルな便りには横書きが使いやすいでしょう。

お礼状ははがきでも失礼ではない?

内容や相手との関係によります。

より改まったお礼や、他人に見られたくない内容を含む場合は、封書を選ぶと安心です。

短いお礼や日常的なお礼なら、相手との関係に応じてはがきを使うこともできます。

まとめ|はがきは宛名と敬称を整え、用件を簡潔に伝えよう

はがきは短い文章だからこそ、基本を押さえて書くと気持ちが伝わりやすくなります。

最後にポイントをまとめます。

  • はがきは宛名面と本文面に分けて考える
  • 宛名は大きく、差出人は小さめに整える
  • 個人には「様」、会社や部署には「御中」を使う
  • 本文は「前文・主文・末文」でまとめる
  • 一般的なはがきの後付けは基本的に不要
  • 暑中・残暑見舞いなど日付表現を添えるはがきもある
  • 一通一用件を意識して簡潔に書く
  • 「残暑」は立秋以降に使う
  • 目上の方や改まった内容には縦書きが向いている
  • 人に見られたくない内容は封書を選ぶ
  • 投函前に名前・住所・敬称をもう一度確認する

形式を気にするあまり、難しい言葉ばかり並べる必要はありません。

相手の顔を思い浮かべながら、

「ありがとう」
「お元気ですか」
「これからもよろしくお願いします」

という気持ちを、自分らしい言葉で一枚にまとめてみてください。

参考情報