子どもの成長とともに、気づけばおもちゃが増え続けています。
クリスマスに祖父母から贈られるおもちゃが気になり、「おもちゃ箱がパンパンだな…」と感じたことはありませんか?また、「このおもちゃ、最近使っていないし…」と思ってこっそり処分しても、後で子どもが突然探し始めることがありますよね。
おもちゃをどのタイミングで整理し、子どもにどう伝えるかは、親にとって重要な判断が必要です。
多くの親は、おもちゃが壊れたり、汚れが目立つようになったら整理を考えます。
子どもに伝える際は、
●「これは壊れてしまって、危ないからお別れしようね」と説明することで、子どもも理解し納得します。
●「何度か直したけど、もう直らないから、お別れしようか」と伝えると、子どもは受け入れやすいです。
●「壊れて遊べなくなったし、他の子が触って怪我をするかもしれないから、捨てようね」と提案すると、子どもが処分を手伝ってくれることもあります。
「子どもが飽きてしまったとき」の伝え方は、
●「このおもちゃ、もう遊んでないよね。ありがとうと言って、お別れしようか?」と提案し、子どもの了承を得たら処分に進みます。
●「このおもちゃ、もう使っていないから、他の子にあげようか?」と話すと、子どもは他の子が喜ぶことにも喜びを感じます。
●「遊んでいないおもちゃを、△△ちゃんにあげようか」と提案すると、友達に渡せることに納得し、スムーズに手放せます。
おもちゃ箱が満杯になったときの対応としては、
●「おもちゃ箱がいっぱいだから、使っていないものを整理しようね」と予め話しておき、子どもが自ら整理に参加します。
●おもちゃ箱からあふれたおもちゃを子どもに見せ、「必要なものだけ選んで、あとは整理しようね」と進めます。
新しいおもちゃを買う(もらう)時の対策
●新しいおもちゃを買う前に、子どもに使っていないおもちゃを選んでもらい、「ありがとうしてからお別れしようね」と伝えます。
●誕生日やクリスマスなど、新しいおもちゃが増える前に「使っていないおもちゃを選んでね」と子どもに促します。決めかねるときは、保留ボックスを使って後日決定します。
おもちゃを整理する際は、
子どもにその理由を丁寧に伝え、納得してもらうことが大切です。これは、子どもが「勝手に処分されるのは嫌だ」と感じたり、「後で問題が起きるのを避けたい」という気持ちを持っているからです。
処分方法としては、「分別してゴミに出す」「リサイクルショップで売る」「知人に譲る」などがあります。最近では「リサイクルショップやバザーで売る」という方法も一般的になっています。処分する際は、可燃・不燃を分けたり、電池を取り外したりすることが重要です。大きなおもちゃは、粗大ゴミとして処分することもありますが、コストや手間を考える必要があります。地域によっては、粗大ゴミを安価に処分する方法もあるので、情報を集めると良いでしょう。
おもちゃを増やさないための工夫は、購入前のルール作りや選択肢の吟味が効果的
例えば、
●大きなおもちゃは、誕生日やクリスマスに限定します。
●おもちゃが1つ増えたら、1つ処分するという約束をし、子ども自身に選ばせます。
●おもちゃはおもちゃ箱に収まる量に限定し、定期的に見直します。
購入前の選択
●本当に必要か、長期間楽しめるかを考えて選びます。
●決まった遊びしかできないおもちゃは避け、多様な遊び方ができるものを選びます。
遊び方の工夫
●大きなおもちゃは児童館などで遊ぶことを選びます。
●おもちゃを定期的に入れ替えて、新鮮な気持ちで遊べるようにします。
他にも、ママ友とリサイクルサークルを作ったり、知育玩具のサブスクリプションサービスを利用したり、手作りのおもちゃを作ったりするなどの工夫もあります。
おもちゃの整理は、家庭によって異なりますが、おもちゃが増えすぎないように、子どもと一緒にルールを作ることが肝心です。このアンケート結果を参考に、家庭に合ったルールを作ってみてください。