子供のころ、砂場に座り込んで、
何十分も熱中した思い出。
両手で大事に丹精込めて、
丁寧に丁寧に、
まあるく、まあるく……。
もっと、もっと、もっと‥‥‥
きれいなピカピカにしたい!
大人も子供も、凝り始めたら止まらない、
ピカピカ泥だんごの作り方を伝授します。
調べてみると、泥だんごはとっても熱い世界でした。
子供と一緒になって、作ってみましょう!
泥だんごをピカピカにする作り方
① 砂に水を混ぜる
手でつかめるくらいの硬さの泥を作ります。
粒子の大きい砂と、粒子の小さい土の両方を使うと
あとで崩れにくくなります。
土だけで作ると
ふにゃふにゃになったり、ひび割れしたりするので
必ず、砂を入れましょう。
② 両手で泥を一掴み
あまり大きすぎると後で大変です。
泥だんごの芯になるので、適当な大きさに。
③ ぎゅっと握って水を絞る
おにぎりみたいにぎゅっと。
④ 丸くする
両手の中で転がして、まんまるにしていきます。
できるだけ丸く、球体に近づけてください。
これで泥だんごの芯の完成です。
⑤ 乾いた砂をかける
粒子が大小混ざった砂が良いです。
全体にまんべんなく、たっぷりと振りかけましょう。
⑥ 砂を払う
だんごに付着しなかった砂を払い落としつつ、
表面をまあるく なでていきます。
⑦ 球体にする
⑤⑥を繰り返しながら、
泥だんごの芯がまだ十分湿っているうちに、
凸凹をなくしていきます。
ぎゅっと握ったり、でっぱりを指で押したり、
へこみを埋めたり、とにかく球にします。
プロ(?)に言わせると、
最初の2、3分間が勝負です。
ここで完全に、凹凸のない球体にしてください。
あとで修正はできません。
⑧ 乾いた土をかける
やさしくかけて、
余分な土を指でやさしく落とします。
これをひたすら繰り返すと、
表面がなめらかに仕上がります。
きめ細かい表面を目指したければ
30分は頑張りましょう。
この工程は省いている人もいました。
⑨ 休ませる
満足いく仕上がりになったら、
乾いた布の上など柔らかい場所に置き、
必ず日陰で、自然乾燥します。
夏の晴れた日で
約1時間放置が目安だそうです。
乾燥時間はとっても重要で、
そのまま忘れてしまうと
乾燥しすぎてダメになってしまいます。
時間に余裕がないときは、密封袋に入れておけば、
また次回、続きから始めることができます。
⑩ サラ粉をかけてなでる
細かい砂で表面をコーティングします。
“だんごの皮膜”です。
砂の地面に手を当ててさすると、
手のひらが白くなりますよね。
そのときに手に付着しているのがサラ粉です。
これをだんごの表面に、
まんべんなくすり込んでいきます。
サラ粉を手に付けて、
すり込むを繰り返します。
本気を出すなら、30分~1時間ほど続けると
いい感じになるそうですよ。
⑩ 布で磨く
タオルなど適当な布でだんごを磨きます。
あんまりゴシゴシやると
ひび割れの原因になるので注意してください。
表面が光ってきたら完成!
熱い泥だんごの世界
ついでに気になった泥だんご情報を挙げてみます。
何と泥だんご制作キットもありました。
夏休みの工作にもおススメです。 |
大人も熱中するピカピカ泥だんごですが、
まんまるのツルツルにしたあと、
好きな色にペイントして、
もはや宝石のように仕上げる猛者がたくさんいました。
光る泥だんご、というジャンルだそうで、
大人のための
泥だんごのワークショップもあるんだとか。
さらに泥だんごには協会までありました。
日本泥だんご科学協会(略称ANDS:アンズ)!
公式ホームページには
作品紹介や熱い泥だんご愛が綴られた読み物が
充実していました。
泥だんご研究家なる人も見かけました。
「光るどろだんご全国大会」も開催されていて、
2016年で9回目だったそうです。
毎年11月に本大会があるようなのですが、
今年はどうなるでしょうか?
まとめ
ここまで本格的じゃなくてもいいんだ……。
と思ってしまうくらい、
こだわりが凝縮されたピカピカ泥だんご。
子供と遊ぶときは、
適宜省略して、楽しんで作ってくださいね。
“とにかく丸く”がポイントです。
調べてみると、
オリジナルの作り方がいっぱい出てきますよ!