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天気と天候はどこが違うの?気候と気象は?

よく、テレビで「今日の天気」って聞きます。また、最近は「天候不順」と言う言葉もよく聞きます。

でも、今日の天候とか、天気不順とう言葉は聞きません。では、「天気」と「天候」この違いとはなんでしょうか?

知っているようで知りませんでした。

この使い分けはどんなものなのか?
どう違うのか詳しく調べてみました。

天気と天候の違い│天気

天気とは?
ある地点や時間における大気の状態を総合して「天気」と言います。

細かく見ていくと、
毎日のテレビでの天気予報の情報は

 気温
 降水確率
 雲の流れ
 風向き
 気圧
などからなります。

毎日の天気予報でよく見る情報です。

衛星技術の発達によって、
近くに雨雲が来るのが分かったり、緊急にしなければいけない時に個人の携帯にメールで通知が来たりするなど、とても便利なものになりました。

最近では、天気予報だけではなく熱中症や紫外線、不快指標などもあり、毎日を快適に過ごすための色々な情報があります。

天気と天候の違い│天候

天候とは?、
天気よりも長い期間のことを言います。
天候は、1週間や1ヶ月と長い期間を指します。

内容は、天気と同じで
・ 気温
・ 降水確率
・ 雲の流れ
・ 風向き
・ 気圧
で、天気との主な違いは「期間の長さ」です。

天候不順や天候に恵まれるなどという言葉はよく使われますね。

また、
天気は、「ある地点」での情報を言いますが、天候は、「広い範囲」での情報を指します。

天候に左右されやすい職業
農家や漁業関係者などの方々が
必要な情報となります。

気候と気象もあるけどどう違うの?!
さて、天気と天候を紹介しましたが
「気候」と「気象」もありますよね。

言葉は知っているけど、
なかなか詳しくは知らない。

子供に聞かれたら
私は、正直答えられません。

と言うことでこちらも調べてみました。

天気と天候の違い│気候とは?

ある地域の天気や気温、降水量や風などの特徴・傾向を指します。

気候とは、毎日の気象データから得られた情報を元に特徴や傾向を示しています。

1年周期で繰り返される、天気や天候のパターンを気候といいます。

天気と天候の違い│気象とは?

気温や気圧など大気の中で、
変化する現象全般の事を指します。

雨や台風などの大気の中で起きる様々な現象全般を言い、場所を特定するものではなくただ単純に、大気の状態を表します。

気象予報士、気象学、気象庁などよく聞きますね。

「気象」という言葉自体が使われるようになったのは明治初期からなんです。

気象庁の前身である東京気象台が設立されたのは、1875年(明治8年)で行政機関の名として初めて使用されました。

気象庁の始まりとは?

明治政府は、明治4年に工部省に測量司を置き、測量師長はイギリス人のマクビーンと、測量助師はイギリス人のジョイネルでした。

ジョイネルが気象観測の必要性を、測量司と協議し気象機械の調達のために渡英しました。

そして、明治7年に器械を持ち来日。
明治8年に器械の据付が、現在のホテルオークラあたりに完了し、6月から観測が開始されました。

明治10年6月には、ジョイネルの後任として
正戸豹之助が観測主任となりました。

初めての天気図と暴風警報

ドイツ人のクニッピングにより、明治16年から気象電報を収集できるようになり東京気象台で初めて天気図が作成されました。

同年3月から
毎日の天気図の印刷配布が始まりました。

そして、初めての暴風警報が出されたのは、明治16年5月26日でした。

明治17年6月1日から毎日3回の全国の天気予報が開始されました。

すごいですよね!
明治時代から天気予報ができたんですね。

地震観測も始まっていた!

そして、気象とともに観測されていたものが
あったんです。なんだと思いますか?

気象庁といえば、もう一つ観測しているものがありますね?

そう!「地震」です。

実は、明治7年に気象器械を持って来た時
一緒に、地震計も持参いてきたんです。

地震計も現在のホテルオークラあたりに設置されたそうですよ。明治17年12月から全国の地震の震度観測が開始されました。

そして、現在の気象庁となったのは、昭和31年7月でした。

まとめ

現在では、火山の情報や土砂災害警戒情報、緊急地震速報ができるようになり、雨雲や地震が来ることも事前に個人の携帯のメールで届くようになりました。

気象庁となったのは、昭和31年だったんですねこう考えると、すごい進歩です。

生活と密接に関係のある気象情報は
とても大切です。

先日も西日本で豪雨がありましたね。

メールで避難情報を受け取った際には、避難場所を確認して身の安全を確保しましょう!