「あのネバネバがいいんだよ!」
「健康にいいからとりあえず食べる」
「ニオイが苦手」etc…。納豆は、人によって好き嫌いが分かれる食品です。
主婦にとっては、半額コーナーのワゴンで見つけたら買う食材の定番かもしれません。
しかし、チョイ買いだと冷蔵庫に入れたら忘れやすく…。気づいたら「3日前に切れてるじゃん!」なんてことも。
「食べても大丈夫?」
「捨てるのもったいない。」
「もともと腐ってるんだから大丈夫」
それって、本当に大丈夫なんでしょうか?
納豆は賞味期限を3日過ぎても大丈夫?
賞味期限を3日過ぎた納豆を
食べてもさしつかえありません。
賞味期限を過ぎると、
茶色っぽくドロッと溶けたような状態になり、ツンとする臭いや、焦げたような臭いが発生します。
食べるとシャリシャリとした砂を噛んだような食感があり、苦味があります。
さらに日がたつと、表面に白い粒々したアミノ酸の結晶が表れてきます。いずれも健康に害になるとは考えにくいのですが、本来の風味は失われてしまいます。
おいしく食べるには、
冷蔵で賞味期限内に食べるのがベストです。
納豆が腐るとどうなる?
美味しい納豆のなかには「納豆菌」が大多数ですが、発酵がうまくなかったり、雑菌が入りやすい保存状態が続いたりすると、納豆菌以外の雑菌が増え、腐ります。
見た目は、水っぽくなったり、糸をまったく引かなくなったりします。
アンモニア臭以外にも、色が濃くなったり、苦味が強くなったり、食感が悪くなったりするようです。
納豆は冷凍での保管が可能
納豆菌は高温にも低温にも強い菌です。低温になると納豆菌自体が冬眠状態になます。
買って直ぐ新鮮なうちに冷凍庫に入れて、冷凍してましょう。 食べる6~8時間位前を目安に冷蔵庫のほうに移し、自然解凍をしましょう。
通常に冷蔵していたものより若干、豆が軟らかくなる場合があります。
冷凍保管の場合は2か月位が目安です。
発酵と腐敗の違いは?
発酵と腐敗の共通点:
微生物によって食べ物が分解され状態が変化する。
発酵と腐敗の相違点:
微生物によって分解されたものが身体に良いか悪いか
発酵:身体に良い
食べられる菌が増殖した状態、
腐敗:身体に害になる
食べられない菌が増殖した状態
まとめ
・期限が過ぎても食べられないことはない。
・冷蔵庫(10℃以下)で保存し、
賞味期限内に食べるのがベスト。
・保存状態によって、
風味や臭いや色などが変わる。
要は「おいしく食べるのが一番!」です。それぞれの食べ方を楽しんだり、時には薬味を変えてみたり、いろんなメーカーの納豆を食べ比べてみるのも良いですね。
健康に良く、身体の中でイイ働きをしてくれる納豆、上手に取り入れていきたいですね。