大雑把に手入れをしていると、
いつの間にかサビているフライパン。
捨てるのはもったいないし、
元通りに復活させる方法はあるのでしょうか?
思った以上にデリケートなフライパンの、
素材ごとに異なるお手入れ方法を紹介していきます。
フライパンのサビを取る方法|鉄製の場合
鉄製はお手入れが難しいけど、
ちゃんと扱えば耐久性にとても優れています。
「一生もの」とも言われるほどです。
でもサビちゃった!
あわてず、あきらめず、
きちんとした手法でお手入れしてあげましょう。
② 少量の水をかける
③ たわしでクルクルと、円を描きながらこする
④ 水ですすぐここでサビが残っていたら、
①から繰り返します。
⑤ 水分を拭き取る
⑥ フライパンを火にかけて、水分を完全に飛ばす
⑦ 火を止めて、しばらく冷ます
⑧ キッチンペーパーに油を染みこませ、
フライパンに塗る
完了です。
これで鉄製のフライパンは復活します。
やけどに注意してくださいね。
フライパンのサビを取る方法|ステンレス製
えっ、ステンレスって錆びないでしょ?
というのは誤解だそうで、
ステンレスは錆び“にくい”というのが正しい認識です。
ステンレスでも錆びるときは錆びます。
ステンレスのサビは、
メラニン樹脂のスポンジでこすって落とします。
それで落ちない場合は、
スポンジたわし+クレンザーで磨きます。
きれいになったら洗い流して、
水分をふき取って、しっかり乾燥させてください。
ステンレスは、
クロムやニッケルが多く含まれているほど、
錆びにくくなります。
「18-8ステンレス」という表記は、
クロムが18%、ニッケルが8%という意味です。
購入するときに気にしてみてください。
フライパンのサビを取る方法|銅製
銅は熱伝導性に優れていて、
調理器具によく使われます。
銅の錆びは緑青(りょくしょう)と呼ばれます。
緑色の錆びですね。
ちょっとびっくりしますが、
クレンザー+スポンジたわしで落とすことができます。
傷をつけないように、
あまりゴシゴシこすりすぎないように洗いましょう。
きれいにしたあとは、
やはりしっかり水分をふき取って、
乾燥させるようにしてください。
フライパンのサビを取る方法|テフロン ( フッ素樹脂 ) 加工
スーパーなんかでもよく売っていて、
値段も高すぎず安すぎずお手頃で、
種類も豊富にあるフライパンといえば、
テフロン加工されているものがほとんどです。
この「テフロン」は、フッ素樹脂の商標名なので、
「テフロン加工」と「フッ素樹脂加工」は同義です。
フッ素樹脂加工は衝撃に弱く、
金属製のヘラなどでこすってしまうと
たちまち傷が付き、
そこから加工が剥げて、
焦げ付きやサビの原因になります。
焦げを落とす方法はいろいろ知られていますが、
サビが付いてしまったフッ素樹脂加工のフライパンは、
寿命だと思ってあきらめたほうが良いそうです。
衝撃に弱いので、ほかの素材のように、
クレンザーとたわしでゴシゴシはできません。
また、錆びてしまうほどに
フッ素樹脂加工が剥げてしまった状態では、
まともに調理もできない恐れがあります。
そもそも鉄製などと比べると錆びにくいはずなので、
ふだんから洗ったあとはしっかり水分をふき取って
乾燥させてから収納しましょうね。
ちゃんとお手入れすれば、
フッ素樹脂加工は2~3年は持つそうです。
まとめ
どのフライパンにも言えるのが、
調理が済めばすぐに食物を取り出し、
きちんと洗い、
水分をふき取って乾燥させることが
一番重要な点だということです。
そのままフライパンで料理を保存することは
NG行為に近いです。
買ったときについてくる
取扱説明書をちゃんと読んで保管し、
大事に丁寧に扱って、
もうサビが付かないようにしてあげたいですね。