博多祇園山笠は、祭りではなく博多の総鎮守「櫛田神社」に奉納されている神事です。
博多祇園山笠の起源は諸説ありますが、
鎌倉時代の仁治2年(1241年)代疫病が博多で流行った時、駿河国出身で博多承天寺の開祖である聖一国師(円爾)が、博多の男集たちに担がせた施餓鬼棚に乗り、清水を撒きながら博多の町を清めて回り疫病を退散を祈祷したことが発祥であると言われています。
一番の見所はクライマックスの「追い山笠」日時は、7月15日 午前 4時59分、大太鼓の合図とともに一番山笠が舁き出し、櫛田神社境内の清道を回ったあと、約 5㎞のコースを疾走します。
追い山笠は何処で見物するのがいいのでしょう?
山留め(櫛田入りのスタート地点)
櫛田入り前の舁き手の緊張と、スタートの迫力を肌で体感できます。
30秒前・・・20秒前・・・10秒前・・・5秒前のアナウンスから、棒鼻を叩き「ヤァー!」と鬨(とき)の声を入れて舁き出す静から動への瞬間は山笠一番の見所でいつ見ても感動でぞくぞくします。
櫛田神社 清道正面
櫛田神社境内に入って行く山笠と博多の町に出て行く山笠両方の迫力を味わえますが並ぶ人が多く競争率の高い見物スポットです。
東長寺と承天寺の2つの寺の前
櫛田神社の境内と同じ清道が設置されてあり、清道を180度回って駆け抜けていきます。櫛田神社の境内と似た様な感じの状態で見物出来ます。
大博通り、東長寺の清道近く通称ごんどう通り入口近辺
道幅が広い大博通りから再び狭い道へ入っていきます。大きくカーブし狭い道に吸い込まれていく所は通好みの場所です。そこでは8番山笠(走る飾り山笠)も見る事が出来ます。
通称”ごんどう通り”と呼ばれる、冷泉町の煙草屋さんの角
博多祇園山笠 最大難所のプレートがある角を直角に曲がるときは、建物に当たらないか見物する方もも緊張感します。また、狭い道路で見る追い山笠は凄い迫力があります。ただ、見物する場所も狭いため沢山の人で見にくいかもしてません。
ゴール地点の廻り止め
やり遂げた男衆の表情など15日間の山笠の終わりを感じさせる独特の雰囲気があります。ゴール地点での、夜明けの博多手一本は感動的です。
博多祇園山笠の追い山を見るときに気を付けたいこと
狭い道であれば舁き手の迫力を間近で見る事が出来ます。
でも、勢い水が色んな方向から飛んで来るので、
濡れてもいいような服装で見物しましょう。
携帯やスマホ、デジカメなど電化製品は注意が必要です。
博多祇園山笠の主なスケジュール
7月10日 | 流れ舁き それぞれの流区域内を舁いて回ります。 舁き山笠の初日の行事で この日から舁山が走り出します。 |
7月11日 | 朝山笠 それぞれ流域を早朝から舁いて回ります。 祝儀山とも呼ばれ、 早朝に町総代や旧役員を呼んで接待をします。 他流れ舁き |
7月12日 | 追い山ならし(午後 3時 59分) 追い山笠のリハーサル 時刻と距離以外は本番と同じです。 |
7月13日 | 集団山見せ(午後3時 30分) 明治通りの呉服町交差点から天神の福岡市役所まで 距離にして約1.3km、全ての舁き山が一堂に会します。 |
7月14日 | 流れ舁き |
7月15日 | 追い山笠(午前 4時 59分) 博多祇園山笠のクライマックス |
まとめ
お勧めは15日の「追い山」ですが、沢山の人手で混雑します。
12日の「追い山ならし」や13日の「集団山見せ」の方が
比較的見物しやすいでしょう。
追い山が終わると見物していた方々が一斉に移動をしだすので
タクシーが拾い難くなります。
見学する場所を決めて
★早めに近くのホテルを予約されることをおススメします。★