お中元・お歳暮をやめたいと考えている方へ
「毎年お中元やお歳暮を贈っているけれど、そろそろやめたい…」と考えている方も多いのではないでしょうか。
経済的な負担や時代の変化、価値観の変遷、または世間の流れなど、やめたい理由はさまざまです。しかし、「突然やめたら失礼になるのでは?」「関係が悪くならないか心配」「これまでの習慣がなくなると違和感がある」と感じる方もいるでしょう。
本記事では、相手に不快感を与えず、お中元・お歳暮のやりとりを円満にやめる方法と、具体的な挨拶文例を詳しく紹介します。また、やめる際に気を付けたいポイントや、代替の挨拶方法についても解説します。さらに、お中元・お歳暮の起源や現代における贈答文化の変遷についても触れながら、どのようにやめるのが最適なのかについても考察していきます。
お中元・お歳暮をやめるときの基本マナー
やめるときの心構え
- お中元・お歳暮は「感謝の気持ちを形にする習慣」→ やめるときも感謝を忘れずに
- 縁を切るわけではなく、負担を減らすための判断であることを意識
- 相手に悪い印象を与えず、自然にやめるためのコツ
- 形式的な習慣にとらわれず、今後の関係を良好に保つことを優先
- やめる際の理由を整理し、自分の気持ちを明確にしておく
- 贈答文化の意味を見直し、現代に合った形に適応させる
- 贈る側・受け取る側の双方にとって、負担にならない最適な方法を模索する
伝えるベストなタイミング
- 今年最後の贈答とする場合は、贈る際に一言添える
- 事前に知らせるなら、贈答シーズンの少し前(6月〜7月上旬、11月〜12月上旬)
- 相手がすでに贈ってきた場合は、お礼とともに「今後は控えたい」旨を伝える
- 親しい相手には、日常の会話の中でさりげなく伝える
- 長年の習慣になっている場合は、段階的に減らしていくのも一つの方法
- 可能であれば、他の方法での感謝の伝え方を事前に考えておく
伝え方のポイント
- 感謝の気持ちをしっかり伝える
- 「今後も変わらぬお付き合いをお願いしたい」と明記する
- 「会社の方針」「経済的な理由」「時代の変化」など、納得感のある理由を添える
- お中元・お歳暮以外の形で感謝を伝える方法を検討する(年賀状や季節の挨拶)
- 一方的な決定ではなく、お互いの負担軽減のための話し合いとして伝える
- 直接伝える場合は、笑顔で穏やかな口調を意識する
お中元・お歳暮をやめるときの挨拶文例
お中元・お歳暮をやめる際の挨拶は、相手との関係性によって表現を調整することが大切です。以下では、 「ビジネス向け」 と 「親しい関係向け」 に分けて、手紙・メール・口頭の例を詳しく紹介します。
ビジネス向け(取引先・上司など)
企業間の関係や上司とのやりとりでは、礼儀正しく丁寧な表現を心掛けましょう。
📩 メール・手紙の例文(フォーマル・一般的)
件名: お中元(お歳暮)のご挨拶について
拝啓
貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。さて、これまで毎年お中元(お歳暮)をお送りしておりましたが、昨今の社会情勢および社内の方針を鑑み、誠に勝手ながら本年をもちまして控えさせていただくことといたしました。
これまでのご厚情に深く感謝申し上げますとともに、今後とも変わらぬお付き合いのほどお願い申し上げます。まずは書中をもちまして、ご挨拶申し上げます。
敬具
〇〇株式会社
代表取締役 〇〇〇〇
📜 手紙の例文(より格式のある表現)
拝啓
貴社におかれましては、ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
平素より格別のお引き立てを賜り、心より感謝申し上げます。さて、長年にわたりお中元およびお歳暮のご挨拶を続けさせていただきましたが、昨今の時勢および社内方針を鑑み、誠に勝手ながら本年をもちまして控えさせていただくことといたしました。
これまでのご厚情に深く感謝申し上げるとともに、今後とも変わらぬご愛顧のほどお願い申し上げます。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具
令和〇年〇月〇日
〇〇株式会社
代表取締役 〇〇〇〇
🗣 口頭で伝える場合(取引先・上司向け)
- 「これまでお中元(お歳暮)をお送りしておりましたが、社内の方針もあり、本年をもちまして控えさせていただくことになりました。長年のご厚情に感謝申し上げるとともに、今後とも変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします。」
親しい関係(親戚・友人)
親しい間柄では、形式ばった言い方よりも、負担を減らしたいという本音を伝えながら、感謝の気持ちを忘れないことが大切です。
📩 カジュアルなメール・LINEの例文
件名: お中元(お歳暮)の件について
〇〇さん、こんにちは!
いつもお世話になっています。毎年、お中元(お歳暮)を贈らせていただいていましたが、お互いに負担を減らすため、今年を最後にさせていただこうと思っています。
もちろん、これからも変わらずお付き合いさせていただきたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いします!今まで本当にありがとうございました。これからもよろしくね!
📜 親しい相手への手紙の例文
〇〇さんへ
こんにちは。お元気ですか?
毎年、お中元やお歳暮を贈り合ってきましたが、お互いに無理のないように、今年を最後にさせていただこうと思います。これからも、季節の挨拶やお付き合いは変わらず続けていきたいと思っていますので、これまでと同じように仲良くしていただけたら嬉しいです。
どうぞ、これからもよろしくお願いします。
〇〇より
🗣 口頭で伝える場合(親戚・友人向け)
- 「今までお中元(お歳暮)を贈ってきたけど、これからは気持ちだけにしようと思うの。今後も変わらずよろしくね!」
- 「毎年お歳暮を贈らせてもらってたけど、お互い負担にならないように、今年で一区切りにしようかなと思ってるの。これからも仲良くしてね!」
やめる理由を柔らかく伝える方法
理由を伝えることで、相手が納得しやすくなります。
- 経済的な理由:「最近、出費を見直すことになり、贈り物を控えさせていただくことにしました。」
- 時代の変化:「時代の流れもあり、贈り物のやりとりを簡略化しようと思っています。」
- 一律でやめることを伝える:「すべての方への贈答を控えることにしました。」
- 気持ちは変わらないことを強調:「感謝の気持ちは変わらないので、これからも変わらぬお付き合いをお願いします!」
お中元・お歳暮をやめる際に気をつけたいこと
- 縁を切るつもりではないことを伝える
- 相手がすでに贈ってきた場合の対応(お礼+「今後はお気遣いなく」の一言)
- 別の形で感謝を伝える(年賀状、手土産など)
- 文化や習慣を尊重し、相手に失礼のないように配慮する
- 代替手段として、特別な機会に食事やお茶を共にする
- 相手の立場や考え方に寄り添い、気持ちの良いやりとりを心がける
- 感謝の意を表すため、手書きのメッセージカードを添えるのも有効
- 一度お中元・お歳暮をやめた後も、定期的に連絡を取ることで良好な関係を維持する
まとめ
- 感謝の気持ちを伝えながら、円満に終了させることが大切
- 伝えるタイミングと表現に気をつけることで、相手に不快感を与えずに済む
- 縁を切るのではなく、今後も良好な関係を築くための配慮が重要
- 要に応じて、年賀状や別の方法で感謝を伝えるとよりスムーズ
- 代替のコミュニケーション手段を活用し、関係を維持する工夫を
- ただ形式的にやめるのではなく、相手への感謝をしっかり伝え続けることが大切
- お中元・お歳暮に代わる新たな習慣を取り入れることで、より円滑な人間関係を築く
お中元・お歳暮をやめたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!