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結婚祝いのお返しはいらないという上司、本当にしなくて大丈夫?
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結婚という人生のビックイベント、本当なら幸せいっぱいのはずですが、何かと面倒なことも沢山あります。
結婚祝いのお返しも正に面倒なことのひとつです。
(私のような面倒臭がりは「結婚祝い、この半分の額でいいから、お返しはなしにしてくれないかな~」などと考えてしまいます。)
しかし、本当に「お返しいらない」と言われて結婚祝いをいただくと、かえって心配になるものです。
特に職場で上司から言われたら、「本当?」と確認するわけにもいかず余計に悩みます。
日本語の本音と建て前を前提に、上司からの「お返しいらない」への正しい対処法を検討してみました。
結婚祝いのお返しいらないと上司から言われたら?
職場で上司から「お返しいらない」と結婚祝いをいただいた場合、まずはお礼を言って受け取ります。
そして、家に帰ったらすぐに金額を確認します。
いただいたお祝いの金額が世間の相場に相当する額なら、やはりお返しはきちんとしましょう。
もし、上司が本当にお返しいらないと思っている場合には、あらかじめ職場の上司として部下に渡す一般的な結婚祝いの額から、お返しの相当額を引いたお祝いをくれることがあります。
その場合には、お返しをすることはかえって上司に恥をかかせることになるので、お返しはせず、後日、結婚祝いをいただいたことに対するお礼状を送りましょう。
結婚祝いのお返しは「内祝」結婚式の引出物には「寿」
披露宴に招待しない方からいただいたお祝いのお返しは「内祝」と書くのが一般的です。両家の名もしくは、新郎新婦の名前を名入れし、結婚式の後、一か月以内にのし付紅白または金銀十本結び切りで贈りましょう。
結婚祝いのお返しいらないと言う本当の意味は?
どうして上司はわざわざ、「お返しいらない」といって結婚祝いをくれるのでしょうか?
理由を推察してみました。
・部下の前で恰好をつけたい(見栄をはりたい)
後輩や部下に尊敬される上司でいたい、格好をつけたい、という気持ちは誰にでもあるものです。
少し無理をしてでも「お返しなんていらないよ。とっておけ。」と恰好のいいことを言いたい上司の場合は、ここぞとばかりに「ありがとうございます!」とお礼をいいましょう。
この場合、いただいた結婚祝いが世間の相場通りの額であっても、この時のやり取りによっては、世間一般のお返しはしない方が良いかもしれません。
「妻(夫)も〇〇さんの優しさに感謝しておりました。お返しいらないとのことでしたが、それではあまりにも…。せめてもの気持ちです。」と言って、ちょっとした物をお返しするくらいに留めましょう。
・お祝いのお返しなど無駄なやり取りだと考えている
考えてみれば、いただいたお祝いの半額をお返しとして戻すやり取りは時間や労力の無駄とも言えます。
上司は、最初からお返しの相当額を引いて渡せば、お返しの手間が省けるという合理的な考えの持ち主なのかもしれません。
普段からそのような考えを口にする上司でしたら、「ありがとうございます。実は新生活を始めるにあたって、なにかとバタバタしていまして…。助かります。」と、上司の判断に助けられたと、伝えましょう。
・お返しは負担であろうと配慮してくれている
まだ若い時の結婚、予定外の妊娠がきっかけとなった急な結婚など、何かと事情を抱えた結婚の場合、上司が気をきかせて「お返しいらない」と配慮してくれることもあります。
もし、上司が事情を知り配慮してくれたことが予想される時には、その言葉に甘えてしまいましょう。
そして、その恩を忘れずに、これまで以上に仕事に精を出す姿を見せ、上司を安心させるよう努めます。
結婚祝いのお返しいらないと言う上司の真意を読むには?
このように上司が「お返しいらない」と言葉を添えて結婚祝いをくれるには、いろいろなパターンが考えられます。
あなたのこれまでの仕事ぶり、また、上司との関係を振り返ることで「お返しいらない」と言ってくれた上司の真意を察することができるのではないでしょうか。
これまで良い関係を築いてこれた場合でも、そうではなかった場合でも、どちらであっても、お祝いをくれるということは、あなたの結婚を祝福してくれることに間違いないありません。
そのうえでの「お返しいらない」という言葉には、結婚という新たな第一歩を踏み出したあなたを思いやる気持ちが込められています。
上司の暖かい気持ちに感謝しつつ、結婚という人生の節目において、これまで他人であった人と協力し、新たな人生の道を切り開いていく覚悟を持ちましょう。
いずれ自分が上司になった時には
もし、上司が結婚祝いを「お返しいらない」と言ってくれた場合について、いろいろとお話いたしましたが、参考にはなりましたか?
結婚という新たな人生のスタートを切ったあなたへの想いをお伝えできたでしょうか?
いつかあなたも職場で部下を持つ立場になることでしょう。
部下が結婚を報告してきた時には、ぜひ、この時の上司の気持ちを思い出して、あなたも同じように暖かい気持ちを持ってお祝いしてあげてくださいね。