外出時には日焼け止めを塗って、
長袖を着て、
帽子をかぶって、
いろいろと紫外線対策をしますが、
はて?、室内では
どこまでする必要があるのでしょう?
窓があれば室内でも、
日焼け止めを塗ったほうがいいんでしょうか?
紫外線の基礎知識から
日焼け止めの選び方までまとめました。
Contents
紫外線はどれくらい室内に入ってくるのか?
紫外線にはおおまかに分けると3種類があります。
肌の表面にダメージ、UV-B(B波)
肌の奥まで通過する、UV-A(A波)
UV-Cは、オゾン層でほぼ吸収されるため、
有害とはいえ日常生活にはほとんど影響ありません。
UV-Bは、日焼けやシミ、
果てには皮膚がんの原因になってしまう紫外線です。
ただ、肌の奥には届き難く、ガラスも通過し難い。
UV-Aは、肌の奥の真皮まで通過し、
コラーゲンなどを破壊してしまい、
シミやシワを作ってしまいます。
雲もガラスもカーテンも、
減少はしますが、通過する性質があります。
ということで、
室内で気を付けるべきは、このUV-Aです。
いくつかの障害物があるので、
実際に、どれだけカットされるのかを見ると。ガラス窓は 50%。
ふつうのレースカーテンは 30%。
中が見えにくい人気のミラーレースカーテンは 60%。
UVカットカーテンは 90%。
紫外線をカットします。
窓やカーテンを通過して
室内に入ってきた紫外線は
壁や床に反射して、さらに減衰します。
そして窓から距離があればあるほど、
紫外線量は減っていきます。
そう考えると……ほとんど残っていません。
窓を閉めて、
ミラーレースカーテンを閉めておけば、
紫外線対策はほぼ気にする必要はない、
ということになります。
しかし、年齢を重ねると気になるシワやシミは、
UV-Aによっても引き起こされるようです。
ちょっとの油断で後悔しないように、
洗濯物を干すなどの わずかな時間でも、
紫外線対策をすることをお勧めします。
紫外線を防ぐために室内でも日焼け止めを
室内の窓辺にじっと座っていることが多かった時期、
窓側の頬にだけシミができた、
という恐ろしい経験があります。
UVカットのカーテンでもなかったし、
エアコンが苦手で、暑いからと窓を開けていたし、
今考えるとダメなことばっかりやってました。
また、紫外線は目には見えないから、
窓ガラスやカーテンでカットされると聞いても、
不安になるのは仕方ないですよね。
そこで、室内の紫外線対策、
つまりUV-Aに有効な日焼け止めの選び方を
ご紹介します。
日焼け止めを選ぶとき、
私たちが参考にしているのが、
「SPF」と「PA」の表示です。
よくわからないけど、
「SPF」のあとの数字が大きかったり、
「PA」に付いている「+」が多かったりするものが
効きそう!と思ってしまいますよね。
「SPF」は、UV-Bを防ぐ指標です。
数字が大きいほど、日焼け防止に効果があります。
最高の表記は「SPF50+」です。
そして「PA」が、UV-Aを防ぐ指標です。
「+」は1つ~4つまであります。
もちろん「++++」が最も効果が高いです。
UV-Aをカットする「PA」の「+」には、
明確な基準がなく、+,++,+++、++++の
4段階です。
洗濯物を干したり近所へ買い物に行ったりなど
通常の家事なら、SPF15~20、PA ++
で十分でしょう。
日焼け止めは、ムラなくしっかり塗らないと、
表示通りの効果がないと言われています。
室内でゆっくり過ごす日に、
とても重宝するのが
スプレータイプの日焼け止めです。
吹き付けるだけだから手間もかからないし、
手も汚れないし、均等につけることができます。
屋外で紫外線を防ぐ日焼け止めの選び方
長時間の外出、海や山、スキー場など
紫外線を直接浴びる場所に行く場合、
「SPF」の数字が大きいものを選ぶようにすると
日焼けを軽減させることができます。
ただ、SPFは 30で十分。
SPFの数値が高いほど
紫外線吸収剤が多く、肌への負担が大きいので
塗りっぱなしだと肌を痛めてしまいます。
SPF1は、UV-Bを20分カットする指標
SPF30だと、600分=10時間です。
これで、十分だと思いませんか?
その上
30以上は紫外線を防ぐ効果に差はないようです。
日焼け止めは、皮脂や汗などで、時間が経つと
ムラになったり取れて来たりします。
小まめに塗り直す方が肌への負担も軽減され、
紫外線を防ぐにも効果的です。
紫外線吸収剤フリーの日焼け止めは、
肌には優しいが、効果が落ちるようです。
まとめ
室内は、
窓やカーテンをしっかり閉めていれば、
日焼け止めを塗るほどの紫外線は
入り込んでこないようです。
ただ、窓を開けたいときや、
窓から近いところで過ごすとき、
そして、やはりどうしても気になる場合は、
カーテンを通過してしまうUVAを防ぐ、
「PA」の「+」が多い日焼け止めを使いましょう。
通常の家事なら、
SPF15~20、PA ++で十分
やはり室内でも、
紫外線には油断ならないですね。