うだるような夏、エアコンはちゃんと動いているのに、どんなに設定温度を下げても部屋が涼しくならない……。
そんな経験ありませんか?
猛暑、酷暑のせいだとあきらめているかもしれませんが、まだまだ自力でできることはあります。「窓」に注目してみましょう。
暑さ対策は窓が基本
家の中を暑くする熱の侵入経路は、玄関や窓、通気口などがありますが、熱の約 7割が窓から入ってきます。
開け閉めの他に、きっちり閉まっているように見えて隙間風が入ってきていたり、窓ガラス自体が熱くなってしまっていたり、窓ってけっこう無防備なんです。
暑さ対策は窓に工夫をすることから始めましょう。
暑さ対策は窓にプチプチ
プチプチは、梱包に使われる緩衝材です。正式名称は気泡緩衝材でプチプチやエアーキャップ、エアクッション等は、各メーカーの商標名です。
都合よく梱包されていたものが家にあればコスト0ですが、百均やホームセンターなどで購入することができます。
空気の入った突起がいくつも並んでいて、この突起がクッションになるわけですが、空気があるため断熱の効果もあるんです。
断熱=熱を断つ
つまり、プチプチを窓の内側に貼りつけると外からの熱を遮り、室内の冷気を閉じ込めてくれ、冷房効率がアップします。
気を付ける点は貼り付ける向きです。
突起のないツルツルの面が貼りやすそうですが、突起の間も空気の層ができるので、突起面を外側へ向けて貼ったほうが、断熱効果が高いです。
貼るときは、両面テープを使います。
テープのあとが残ってもOK!って人ならそのまま窓にペタッと貼って終了です。それは困る……という方は、ちょっと特殊な両面テープを使いましょう。
引っ張ると伸びて、壁も展示物も傷つけず、きれいにはがすことができるテープが市販されています。
百均でも売っているふつうの両面テープと比べると割高でコストがかかりますが、使用後の処理がすごく楽になります。粘着力も強めです。
または、
窓にちょっと一手間加えてみましょう。
メンディングテープと呼ばれるものを窓に貼る方法です。
形状はセロハンテープに似ていますが、湿気や紫外線に強いため劣化しにくく、長期間貼った後、はがしても後もが残りにくいのが特徴です。
種類は様々ありますが、幅広のタイプがおススメです。
スコッチ メンディングテープ 810-1-18(1巻) |
メンディングテープを窓の四隅など貼り付けたい箇所に適宜貼り、その上に通常の両面テープを貼って、プチプチを貼り付けます。これで窓に直接両面テープを貼らずに済みます。
暑さ対策は窓にプチプチを貼る以外にも
プチプチにプラスして、窓にアルミホイルを貼ると熱を反射してくれるので、断熱効果がアップします。
赤外線や紫外線をカットしてくれるフィルムは、デザインや機能の種類が豊富です。窓に貼るだけで手軽に断熱でき、透明タイプは見た目も変わらず快適です。
プチプチやアルミホイルと比べるとコストは上がりますが、レースカーテンを遮光タイプに変えるだけでも夏の照り返しを軽減することができます。
アルミホイルはさすがに見た目が……
と思ってしまうなら、こうしたフィルムやカーテンでインテリアを楽しんでみるのもいいですね。
窓に直射日光が当たるなら、すだれやよしずを利用するのもおススメです。すだれは上から吊るすもの、よしずは外に立てかけて窓を陰にするものです。
どちらも、水で濡らして窓を開けると、風と一緒に涼しい空気が部屋に流れてきます。
まとめ
夏の暑さ対策には、窓が肝心。
プチプチの空気層には断熱効果があり、
突起面を外側に向けて窓に貼りつけると
外気の熱と室内の冷気を遮断してくれる。
冷房効率アップで節電にも!
今年は少しでも快適な夏を過ごせますように。