キャンプに行きたい!けれど……毛虫が出るって聞いてちょっと心配。
特に小さなお子さんがいると、「もし刺されたらどうしよう」と不安になりますよね。実は筆者も毛虫が大の苦手。でも、事前にしっかり準備をしておけば、毛虫を避けながら自然を満喫することは十分に可能なんです。
今回は、家族で楽しいアウトドアを安全に楽しむための毛虫対策5つのポイントをまとめました。
毛虫が怖くてキャンプを迷っている方は、ぜひ参考にしてください!
1. 毛虫はどこにいる?キャンプで遭遇するリスク
キャンプ場は自然豊かで緑がいっぱい。
その分、樹木に生息する毛虫との遭遇リスクもあります。
特に以下のような場所は注意が必要です。
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木の下に設営したテントやタープの上
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トイレや炊事場周辺の木の近く
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桜・ツバキ・松・柿などの木がある場所
ただし、100%出会うわけではありません。
「毛虫がいたらどうしよう…」と過剰に不安になる必要はなく、**しっかり対策しておけば問題なし!**です。
絶対NG!毛虫に触れないことが第一ルール
毒毛虫に刺される大きな原因は、知らずに触ってしまうこと。
特に子どもは興味を持って手を伸ばしてしまうこともあるので、事前にこう伝えておきましょう。
「どんなにきれいでも、虫は触っちゃダメだよ」
毛虫の中には「毒針毛(どくしんもう)」という細かい毛で人に害を与える種類も。
風に乗って飛んできた毛が肌に触れるだけでもアレルギー反応が出ることがあります。
3. 子どもを守る!要注意の毒毛虫リスト
キャンプ場で出会いやすく、特に注意すべき毒毛虫は以下の5種類です。
毛虫の名前 | 特徴 | よくいる木 |
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ドクガ | 派手な体色とハブラシ状の毛 | サクラ・ウメ・バラ・柿 など |
チャドクガ | 黒地にオレンジのしま模様。強いかゆみが出る | ツバキ・サザンカ・チャ |
イラガ | 青い筋と電気が走るような痛み | サクラ・ケヤキ・ウメ など |
マツカレハ | 銀色で黒い毛束あり。刺されると腫れる | アカマツ・クロマツ など |
クロシタアオイラガ | 地味な見た目でも毒毛あり | ケヤキ・サクラ・柿 など |
毒毛虫は死骸でも毒が残るため、見つけても絶対に素手で触れないようにしましょう。
安心して楽しむための毛虫対策5選
① 長袖・長ズボン・帽子で肌を守る
露出した肌に毛虫の毛が付着するリスクを減らすため、キャンプ時の服装は肌を守るスタイルが基本です。
薄手でもいいので、長袖長ズボン+帽子を着用しましょう。
② 木の真下にテントを張らない
木の枝から落ちてくることもあるため、テントやシートは木の真下を避けて設営しましょう。
毛虫が好む木の下は特に避けるのが安心です。
③ 殺虫スプレーを常備する
1匹見かけたら、近くに複数いる可能性があります。
毛虫専用の殺虫剤スプレーを用意しておくと安心。
風上からスプレーするのがポイントです。
④ レジャーシートやチェアは点検してから使う
シートの上に毛虫が落ちていることもあるため、使う前に一度しっかり確認しましょう。
地面に直接寝転ぶのも控えた方が安心です。
⑤ 子どもに「毛虫は危ないよ」と伝える
「きれいな虫=安全」と思っている子も多いため、
見た目に関係なく「虫は触らない」と伝えておくことが大切です。
絵本や図鑑で事前に見せると理解も深まりますよ。
もし刺されたら?応急処置とおすすめ薬
どんなに気をつけていても、うっかり刺されてしまうこともあります。
そんなときは、素早い対処で症状を軽減できます。
応急処置の手順
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刺された部分を水で洗い流す
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毛が残っていそうな場合はセロハンテープで取り除く
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虫刺され用の軟膏を塗る
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腫れやかゆみがひどい場合は医療機関へ
市販薬のおすすめ
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【第2類医薬品】ムヒアルファEX
→ かゆみ・腫れを和らげる。毛虫対応表記あり。
まとめ|毛虫がいてもキャンプは楽しめる!
毛虫はたしかに不安要素ですが、正しい知識と備えがあれば怖くありません。
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長袖・長ズボンで肌を守る
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木の下を避けてテントを張る
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殺虫スプレーや軟膏を持参
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毒毛虫の特徴を覚えておく
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子どもと一緒に事前学習する
この5つを意識すれば、毛虫を気にしすぎずに自然を満喫できます。
せっかくの休日、家族みんなでのびのびとアウトドアを楽しみましょう!