夏に美味しいビールのお供の枝豆と、女性に嬉しい成分が豊富と噂の大豆、実はこの二つ、まったく同じなのです。
しかし、枝豆と大豆、見た目も味も全然違いますよね。それでも同じとは、一体、どういうことでしょうか?
そして、もやし、その先についているマメのようなものは、マメなのでしょうか?
枝豆と大豆の関係、そして、もやしとは!?また、それぞれの得意分野を活かした利用法をご紹介いたします。
枝豆と大豆の関係
緑色の枝豆とうす茶色の大豆、まず見た目からいって違います。この二つが同じ、とはどういうことでしょうか?
実はこの二つ、まったく同じ品種のマメなのです。
枝豆とは、
大豆になる過程で未成熟のまま収穫したもの
大豆は
枝豆が完熟したものなのです。
未成熟のマメと完熟したマメ、同じ品種のマメとはいえ、収穫時期の違う枝豆と大豆は、その栄養に違いがあります。
枝豆には、緑黄色野菜と同じく、ビタミンやミネラル、葉酸が豊富です。枝豆は、お酒のおつまみとして、また、色鮮やかな見た目と、その旨みで子供に好まれます。
一方、大豆は俗に「畑のお肉」と言われるほど、豊富なたんぱく質があります。
そして、大豆は様々な食品に加工されることで、幅広い年齢層の方に親しまれ、また、ホルモンのバランスを整えることから、女性が積極的に取るといいと言われています。
枝豆と大豆、それぞれの特徴を活かして、私たちの食生活に上手に取り入れたいですね。
もやし
枝豆と大豆の違いは、分かりましたか?では、もやし、とはどんなものでしょうか?
実は、もやしは豆が発芽したものをいいます。
日光を遮って水だけ与えて発芽させると、もやしのようにヒョロとした弱々しい根っこが伸びるのです。
スーパーなどで売られる一般的なもやしは、緑豆が発芽したものですが、大豆を発芽したものも大豆もやしとして販売されています。
もやしの特長はなんといっても、そのお値段の安さ。一袋大体、20円~30円くらいで、炒め物、あえ物など、立派な食卓の1品として利用できます。
そのため、困ったときの救世主野菜としてたくさんの主婦から愛されています。
枝豆、大豆、もやし、それぞれのおいしい食べ方
枝豆、大豆、もやし、それぞれの立場がはっきりとしたところで、次は、それぞれのおススメ調理法についてご紹介いたします。
枝豆
我が家では、枝豆はビールのお供だけでなく、子供たちに大人気の食材です。
偏食気味で、特に緑色の野菜はなかなか食べてくれない我が子たちにとって、枝豆は喜んで食べてくれる貴重な緑黄色野菜です。
また、枝豆は冷凍しても味が落ちないため、我が家では塩茹でした後に豆だけだして冷凍保存か、冷凍食品を常備しています。
電子レンジで解凍した塩味のついた枝豆をご飯に混ぜこみ、おにぎりにしたものは彩りもよく、我が家の子供たちの大好物です。
大豆は、
圧力なべを使った煮豆が大人気です。
洗って一晩水につけた乾燥大豆を圧力なべで火にかけ、沸騰したら後は火を消して冷めるまで放置するだけで、しっかりと味の染みた煮豆が出来上がります。
もやしは、
とにかく安いのでお給料前など、ちょっとピンチ!という時に、ずいぶんお世話になっています。
シーチキンと一緒に炒めて塩コショウしたものや、茹でてゴマ油、中華スープの素、塩コショウで味付けしたナムルは、我が家の定番メニューです。
気になるものがありましたら、ぜひ、作ってみてください。
枝豆、大豆、もやしからいただく豆のパワー
ご参考になりましたか?
枝豆、大豆、もやし以外にも、私たちに豆のパワーをくれる食材は、豆乳、豆腐、納豆など…いろいろあります。
どの食品も、タンパク質、ビタミン、ミネラル、が豊富に含まれています。
また豆は、はるか昔から、肉類をあまり食べなかった日本人の貴重な栄養食として、生活に取り入れられてきました。
私たちのご先祖様も愛した豆。
私たちもそんな豆を積極的に取り入れ、パワフルな毎日を過ごしましょう。