毎日のお弁当。
メニューを考えるのも大変ですが、
夏はとくに、食中毒の心配がありますよね。
ここで紹介する、お弁当が傷みにくくする方法、
避けたほうがいいものを頭の片隅に置いておいて、
お弁当作りの参考にしてくださいね。
夏のお弁当の暑さ対策|とにかく冷ます
おかずやごはんが熱々だったり
ホカホカだったりすると、
お弁当箱の中で湯気が湿気となり、
適温と水分で雑菌が繁殖します。
基本的に、お弁当には
冷ましたものを入れましょう。
朝にそんな時間はない!
という意見には深く同意できます。
そんな時は、前の日の晩に
おかずを仕込んでおくのが一番です。
冷蔵庫で冷やして、それを朝に詰めるだけ!
夜のうちにおかずが冷めたなら、
お弁当に詰めた状態で
冷蔵庫に入れておいてもいいですね。
しかし、毎日のことで、
毎回それができるかというと、
正直、微妙なところです。
それに、ごはんやおにぎりは
冷蔵庫で一晩過ごすと固くなってしまいます。
朝に作る場合、
おかずはフライパンや鍋から
いったんお皿にとって、
粗熱をとります。
熱々でなくなったらお弁当に詰めて、
しばらくフタをせずに放置します。
最低でも、
おかずに手を近づけたときに
ぬくもりを感じなくなるまで
冷ましてください。
ごはんやおにぎりも同様です。
お弁当の粗熱をとるシートが市販されているので、
時間がないときは活用してみてください。
フタをしたら、
凍らせた保冷剤と一緒に包みましょう。
冷気は上から下へ行くので、
保冷剤はお弁当箱の上に置きます。
夏のお弁当の暑さ対策|味を付ける
白ご飯をお弁当に詰める場合、
うめぼしやふりかけ、のり、こんぶなど、
少しでいいので塩分を含んだ食材を
添えるようにしましょう。
塩には殺菌、防腐作用があるため、
食べ物が傷みにくくなります。
また、おかずも
やや濃い目に味付けした方が
傷みにくいです。
傷まないように、からはすこしそれますが、
食べ物は、冷めると温かい状態より香りが落ちて
味を感じにくくなるので、
お弁当のおかずを薄味にしすぎると
あまり美味しく無くなってしまいます。
この点も踏まえ、辛くならない程度に、
気持ち濃い目に味付けしましょう。
夏のお弁当の暑さ対策|自然解凍の冷凍食品
解凍不要、お弁当に入れるだけでOK!
という朝の救世主が売られています。
ハンバーグや唐揚げなど、
一つ入っていいるとれしいラインナップです。
時短で便利ですが、
保冷剤としても有能ですよ。
ポン、と入れておけば
まわりのおかずを冷やしてくれるので、
全体的に傷みにくくなります。
夏のお弁当の暑さ対策│入れてはいけない食材
夏に限らず、
生ものは入れてはいけない、
というのは感覚的にわかりますよね。
夏の暑い時期にはとくに、
しっかり火を通すようにしてください。
具体的には、
サラダは温野菜にしたり、
ちくわなど要冷蔵の練り物は
焼いてから入れましょう。
卵の半熟は厳禁です。
温野菜は
さらに味付けしたほうが傷み難くなります。
また、水気の多い食品は避けましょう。
煮物がお弁当におススメされないのは
煮汁によって傷みやすいからです。
和風の野菜が恋しいときは、
キンピラなど汁気のないおかずにしましょう。
彩りと野菜を気にして、
ミニトマトの出番は多いと思います。
赤と緑の色合いはきれいですが、
ヘタはとっておきましょう。
ヘタの部分は雑菌が繁殖しやすいからです。
まとめ
お弁当には、
温かいもの、水気のあるもの、生ものは避ける。
塩には殺菌と防腐効果があることを覚えておき、
添え物や味付けに生かす。
「サラダでもこうすれば安全!」なんて
お弁当レシピやワザも見かけますが、
夏に試す必要はないのではと思います。
食べて、お腹を壊すかどうか待たないと、
その効果のほどはわかりませんしね。
お弁当用の抗菌シートなんかも売っているので
心配なら使ってみましょう。
夏でも、安心でおいしいランチタイムを
過ごしてくださいね。