赤ちゃんが、家の中で、
10歩ほど歩けるようになったら、
外歩きの時期だと言われています。
〇ヵ月になったら、1歳を超えたら、
というのは目安にはなりません。
はじめての靴選び、歩きやすく、成長をサポートしてくれる靴を選ぶために、大事なポイントをチェックしていきましょう。
※メーカーによって呼び方や定義は違いますが、家の中で履かせる靴は、本格的に歩く前に靴を履くことに慣れるための練習用の靴は「プレシューズ」と言うようです。
ファーストシューズを選ぶ4つのポイント
① 足のサイズを測る
子供靴のお店に行って測ってもらうのが理想です。シューフィッターさんがいるところだと計測がスムーズなうえ、選ぶ際のアドバイスをもらえたりします。
最近では、機械に乗って足のデータをとってくれるお店も。データはプリントアウトしてくれるので、成長の記念になります。
測る器具がないような店なら、靴の中敷きを外し、立った状態でかかとを合わせて足を乗せ、一番長い指から1cmほど余裕があるかを見て、サイズを選びます。
② 靴を選ぶ
足のサイズより、0.5~1cm大きい靴を選びます。足の甲の高さや靴のデザインによって余裕を加減していきましょう。
形状・機能について外せない条件は、
・つま先が丸く幅が広い
・足の指と同じところで曲がる
・かかとが高くしっかりしている
・マジックテープで調節できる
・履き口が大きく開く
・靴底に適度なクッション性がある
・靴底にちゃんと滑り止めの溝が入っている
・通気性のよい素材
全部クリアしていたら、デザインを見ていきましょう。
③ 試着
同じサイズでもメーカーやデザインによってサイズ感はまったくちがうので、必ず試着して選びます。
当然ですが毎回親が履かせるので、子供が多少暴れても脱ぎ履きさせやすいものがいいですね。
履かせて立たせてみて、
・つま先を指で押して余裕がある
・横幅をつかんでみてパンパンでない
・かかとが外れそうでない
この3つを必ずチェックします。
いけそうと思ったら次のステップに進みます。
④ 歩かせてみる
いろいろ悩んでも、結局はここですぐ結論が出ることが多いです。
歩かせた瞬間こけたり、
かかとが外れたり、
歩くのを嫌がったり。
これはどんなに条件をクリアして親がデザインを気に入っていたとしても、子供にとってはアウトです。
逆に、スムーズに歩きだして、どこかへ行ってしまいそうになるくらいならバッチリです。
とは言え、子供の機嫌が悪い・良いだけのときもありますよね。
決め手に欠ける……と悩んでしまった場合、とりあえず買う、というのもいいですが、後日、改めて出直すのもひとつの手ですよ。
選んでいる間にぐずってしまわないよう、欲しい靴のイメージはしっかりつかんでおいて、大人は複数人体制で臨んだほうがいいかもしれません。
ファーストシューズの選ぶ注意点
ファーストシューズは、子供が生まれて初めて履く靴です。「すぐ大きくなるから、大きめ&安物を……」というのは、靴売り場でよく聞くセリフなのですが、特に大きめは避けるべきでしょう。
子供の足の骨は、1歳前後までは、ほぼ軟骨です。とてもやわらかく、形状が変わりやすいです。成長にともなって骨が形成され、土踏まずが出来ていきます。
なので、靴選びは本当に大切です。
サイズの合っていない靴で歩くと、足に力が入らず転んだり、バランスを崩してつまずきやすくなります。靴擦れを起こすと足が痛くて、歩くのが嫌いになってしまうかもしれません。
そして、あまりにも安いものは、触ってみるとクッション性が皆無だったり、中敷きが外れず不衛生だったり、フィット感がほぼないことが多々あります。
足の成長を阻害することにつながる恐れがあるので、できるだけ、ファーストシューズと銘打ってあるものを選んであげてくださいね。
靴のサイズアップの目安
ファーストシューズは、12~13cmが平均ですが、子供の足はすぐに大きくなります。目安として、3ヵ月に一度はサイズを測りましょう。
お店に行くのが大変なら、ネットで探せば計測表がダウンロードできるので、プリントアウトして測ってみましょう。
3ヵ月も経たないうちに、
急に大きくなる場合もあります。
定期的に、足の爪に横向きの線が入っていないかどうかをチェックしてください。線があれば、つま先が詰まっている証拠です。
ワンサイズアップしましょう。
小指の爪が変形しているのも、
靴が小さくなってきたサインです。
まとめ
服は間に合わせでもなんとかなるけど、靴だけはちゃんとしたものを。
これを子育ての信条のひとつとした結果、子供の足がキレイだとシューフィッターさんに褒められ、全員身長は平均以上になりました。
足は成長と健康の要です。
人生初のファーストシューズは、ぴったりサイズをプレゼントしてあげてくださいね。