離乳食を嫌がらずに食べてくれる子もいますが、必ずしも全ての子がそうとは限りません。
どんなに頑張って離乳食を作っても
全く食べてくれない子もいますよね。
そんな時に、テレビを見ながらなら食べてくれた!なんてことありませんか?
でも、育児書などでは「テレビなどは、消して食事に集中するように」と書いていて、どうしていいかわからないお母さんも多いのではないでしょうか。
テレビを見ながらの離乳食ってダメなの?
よく育児書などでは、
離乳食をあげるときは食事に集中できるようにテレビやラジオなどは消しましょう。
テレビを見ながらの食事は食事でありません
などと、食育の時のしつけや食育に対する大切さからこのように書かれていることが多いですね。
確かに、子どもの頃から、(特に離乳食を始めたばかりの赤ちゃん)どういう環境、どういう習慣でご飯を食べさせるかは、その後の赤ちゃんの食事に対する姿勢に大きく影響を与えます。
赤ちゃんは特に色々なことに興味津々で、それは月齢や年齢が上がるごとに興味の対象も増えていきます。
食事の時だってご飯を食べさせたいと思っているのは、親ばかりで子どもは近くに興味の対象があれば、そちらに行きたいに決まっています。
その興味の対象は大好きなおもちゃだったりもしますが、テレビだってそうです。
ピカピカ光ったり音が出たり、お父さんやお母さん以外の人の声が聞こえたりする不思議なもので、とても興味深いですよね。
食事に集中してほしいならばおもちゃなどは、食事前に片付けて食事をする場所の近くは、整理整頓されていることが大切です。
もちろん、テレビを消して食べさせることも大切です。
まずは環境を整えてあげましょう。
テレビを見ながらしか食べない時はどうする?
育児書に書いてある通り、「周りの環境を整えてあげなければいけない」というのはわかります。
大切な子どもの食事について真剣に考えていない親なんていませんからそんなの百も承知ですよね。
でも!それでも食べないのよねー!と
悩むそこのお母さんお父さん!
その気持ちとっても分かります。
育児書に書いてあることが大事なのは分かってるし、もちろんそれは実践済みですよね。
それでも食べてくれないし、でもテレビを見ながらだと食べてくれるから…と止むを得ずテレビを見ながら食事をさせているご家庭もありますよね。
我が家の子どもたちもそうでした。
離乳食を始めた頃は訳も分からず、とりあえず口に運ばれたものは食べてくれていましたが、だんだん自分が何をしているのか理解したり自我が芽生えてたりしてくると「食べたくない!」「イヤ!」となってきました。
なるべく環境を整えねば!とおもちゃを片付けたりテレビを消したりしていました。が、食べてはくれません。(笑)
ある日、旦那さんがテレビを見ながら食事を始めて、疲れていた私は消してというのも忘れて子どもの食事をはじめました。
「どうせ食べてくれないんだろうな」なんて思いながら食事を始めると、息子はテレビを見ながらも口に食べ物が入っても嫌がることなく食べてくれました。
食べない食べないとイライラしていた私は、嬉しくてその後も食べない時はテレビを見ながら食べさせるようになってしまっていました。
年子の娘も同じ感じでした。
しかし!いつまでもこれではダメだと思い、再度テレビを消しての食事にチャレンジしてみました。
その頃は、息子は幼児食、娘は離乳食完了期に近づいていて"自分たちはどんな食べ物が好きか"が分かってきているときだったのでそれぞれが好きなメニューを用意しました。
ちなみに、その日は目一杯遊んで、しかし、おやつは少量で1日を過ごした後の晩ご飯でのチャレンジでした。
すると!なんと!
食事前からテレビはついていませんでしたが大好きなメニューを目の前にちゃんと食卓についてモリモリご飯を食べ始めました!
その後も、もちろん食べない日もありましたが基本的にはテレビを見ずとも、ご飯を食べられるようになりました。
我が家の場合は、一度はテレビを見せながらじゃないと食べなくなってしまいましたが、その後は、ちゃんとテレビなしでも食べられるようになりました。
これは一例ではありますが、
テレビを見ながらの食事が絶対にダメ!
その子の食事に対する姿勢が今後の人生において悪くなる!ということで参考になればいいなと思います。
まとめ
育児書に書いてあることは、色々な研究に基づいて良しとされていることが書かれている為、その通りに進められれば『理想的』ではありますが、その通りに出来なくても子どもも親もダメになるわけではありません。
大切なことは、大切なことと分かった上で寄り道はしてもいいと思うんです。
そして何より離乳食や子どもの食事は、食べさせることやしつけも大切です。
食べることが楽しいと思える食卓だと、テレビなんかなくてもいいのかもしれませんね。