「離乳食が終わったら、もう普通のご飯でいいのかな?」
「幼児食って聞いたことあるけど、具体的にはよくわからない…」
そんな疑問を持つパパ・ママのために、この記事では、
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離乳食と幼児食の違い
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幼児食はいつから?
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幼児食で気をつけるポイント
を分かりやすくまとめました。
成長に合わせた正しい食事で、子どもの「食べる力」をしっかり育てましょう!
離乳食と幼児食の違いとは?
食事区分 | 対象時期 | 主な目的 | 特徴 |
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離乳食 | 生後5〜18ヶ月 | 飲む → 噛む → 食べる練習 | ペースト〜やわらかい固形へ段階的に進める |
幼児食 | 1歳半〜5〜6歳頃 | 自分で食べる・味覚を育てる | 噛む力・栄養バランス・自立心を育てる |
離乳食のステップと進め方
離乳食は4つの時期に分かれています。
時期 | 名称 | 内容 |
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5〜6ヶ月 | ごっくん期 | とろとろのペーストを飲み込む練習 |
7〜8ヶ月 | もぐもぐ期 | 舌や歯ぐきで潰せる食感に慣れる |
9〜11ヶ月 | カミカミ期 | 歯ぐきでしっかり噛む練習 |
12〜18ヶ月 | パクパク期 | 手づかみ・薄味の調理で食べる力を育む |
幼児食はいつから始める?|対象年齢と目的
幼児食は、1歳半頃〜5、6歳までの食事を指します。
離乳食完了後も、大人と全く同じご飯では早すぎます。
幼児食の目的は?
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食事を通じて「自立心・社会性・味覚」を育てる
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スプーン・フォーク・箸の使い方を覚える
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食事のリズムと習慣をつける
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食材をしっかり噛み、飲み込む力を育てる
幼児食で気をつけたい5つのポイント
1. 味付けは「大人の1/2以下」に
幼児の腎臓や内臓機能はまだ未発達。
濃い味付けは避け、素材の味を活かす薄味が基本です。
2. 食材はやわらかく・一口サイズに
まだ奥歯がそろっていない時期。
バナナ程度のやわらかさと持ちやすいサイズ感を意識しましょう。
3. 食事の時間を「楽しい」にする
「食べるのって楽しい!」という体験が、自発的な食習慣に直結します。
一緒に食べたり、褒めたりするだけでも効果的です。
4. スプーン・フォーク・箸の練習をサポート
最初は手づかみでもOK!
段階的にスプーン → フォーク → 箸の順で、無理なく教えてあげましょう。
5. 栄養バランスを意識する
幼児期は**「小さい胃で多くの栄養が必要な時期」**です。
主食・主菜・副菜に加え、おやつも補食として活用しましょう。
よくある質問|離乳食から幼児食への切り替えQ&A
Q. 離乳食が終わったら大人と同じご飯でOK?
→ NG。味付け・固さ・サイズは子ども向けに調整が必要です。
Q. 手づかみばかりで食具を使ってくれない…
→ 無理にやめさせず、楽しく練習できる環境を作ることが大切です。
Q. どんなメニューがいいの?
→ 例えば「やわらかい鶏団子」「豆腐と野菜の味噌汁」「軟飯+ふりかけ」など、調理しやすく食べやすいものを。
まとめ|離乳食と幼児食の違いを理解して、子どもの「食べる力」を育てよう
離乳食と幼児食は、見た目や内容が似ていても目的や進め方が大きく異なります。
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離乳食は「飲む」→「食べる」への橋渡し
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幼児食は「自分で食べる力・噛む力」を育てる練習期間
焦らず、子どものペースに合わせてステップアップしていきましょう。
楽しい食卓は、子どもの健やかな成長の土台になります。