秋といえば“食欲の秋”とも言われるくらい
たくさんの食材が旬を迎えて美味しく食べられる季節です。
その中でも“松茸”は高級食材として高値で店頭に並ぶこともあります。
香りがとってもいいことで知られる松茸ですが、お店で購入しようとすると結構なお値段です。
自分で採りに行けたらいいのに…と思う方もいるのではないでしょうか。今回は松茸の生える条件などについてご紹介します。
松茸の生える条件って?
松茸が高級な理由の一つに「どこにでも生えているわけではない貴重なもの」だからという理由があります。
では、どんな場所に生えているのでしょうか?
松茸は、名前にもあるようにマツの根に生えます。
ただ、マツにも種類があり、主にアカマツの根に松茸の菌が付着して繁殖することが多いです。
また、アカマツの樹齢もどんなものにでも生えるわけではなく、大体が樹齢25年のマツに生えると言われています。若すぎても古すぎても生えてこないそうです。
そして、松茸が生える条件として最も大切なのは“シロ”の存在。
松茸はキノコ本体というよりも菌が集合してできた物体という概念です。
菌がアカマツの根に感染することで菌糸と言われる菌が糸のようになったものをアカマツの周辺に伸ばしていきます。
そうすることよって、松茸の菌以外の細菌が生息できないようにします。
これを“シロ”と呼びます。いわゆる『松茸の家』のようなものです。
松茸の菌は非常に弱く、アカマツ以外の菌と共存しながらは、育つということができない菌なのです。
だからこの“シロ”は松茸が生えるために、とても重要になってきます。
一般人にはなかなか判別できませんが、松茸採り名人にはこの“シロ”と他の土壌とを見分けることができるそうです。
他にも松茸が生えるためには
・水はけがよい
・降水量が多い
・落ち葉がたまりすぎない
・急斜面
などが条件としてあげられます。
松茸は他のきのこ類よりも厳しい条件で生えてくる貴重なものなんです。
高値がつくのも分かるような気がしますね。
松茸を自分で採ることはできる?
松茸はお店で買うと高いし…
自分で探しに行ってみよう!と考える方もいます。
松茸の生える条件も分かっているから大丈夫!と思うかもしれません。
しかし、きのこは見分けがつきにくく危険なものもあることから多くの地域で『きのこ講習会』のような勉強会が行われることも。
素人が一人、あるいは団体で行くことは危険とされています。きのこ名人や山を熟知している人との散策をおすすめします。
キノコ狩りツアーなどもあるので、そのような催し物に参加した方が安全に松茸を探せます。
また、山は誰かの所有物です。
私有地だったり、国有地だったりと持ち主はさまざまです。
自分の土地でない場所に生えているものは、例え1本のきのこだったとしても窃盗罪に問われることもあるので注意が必要です。
松茸を採らなくても『立ち入り禁止』と書かれている場所に入ることは、もちろん禁止されています。
もし、ツアー以外で山に入る際は所有者に許可を得てから入山するようにしましょう。
楽しくワクワクした気持ちで松茸を採りに行ったのに揉め事が起きてしまうのはイヤですよね。マナーはきちんと守りましょう。
まとめ
秋の味覚の中でも圧倒的な存在感の“松茸”。
どんな条件で生えているか分かったら実際に見てみたくなる方もいるかもしれません。
松茸を採りに行く際は注意するべきことがたくさんあるので下調べや準備を忘れずにしてください!
私の主人は興味本位で松茸を探しに山に入り、遭難しかかったことがあって家族もヒヤッとした記憶があります。
自分の安全、山の安全を確保して秋の味覚を楽しみましょうね。