寒い日に食べたくなる、やさしい味のシチュー。
具材を煮込んで、いよいよ仕上げという時に、
「あれ、ルーが足りない…」
そんな経験はありませんか。
買いに行くほどではないけれど、このままだと味が薄くて少し物足りない。
そんな時でも、慌てる必要はありません。
シチューは、家にある材料でとろみやコクを補いやすい料理です。
小麦粉やバター、牛乳、片栗粉、じゃがいもなどを使えば、ルー不足を十分カバーできます。
この記事では、シチューのルーが足りない時に使える対処法を7つ紹介します。あわせて、味が薄い時の整え方や、やってはいけないNG例もわかりやすく解説します。
※本記事は家庭料理の一般的な工夫を紹介するものです。小麦・乳製品などのアレルギーがある方は、使用する材料にご注意ください。
シチューのルーが足りない時は、家にある材料で十分カバーできる
シチューのルーが足りない時は、次のような材料で補えます。
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小麦粉+バター
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片栗粉
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牛乳+コンソメ
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小麦粉+牛乳
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コーンスターチ
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じゃがいも
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チーズ
この中でも特に使いやすいのは、小麦粉とバターで作る手作りルーです。
シチューのルーは、基本的に小麦粉と油脂を使って作られているため、家庭でも近い形で補いやすいからです。
「とろみもコクも戻したい」のか、「とりあえず少しとろみを付けたい」のかで、向く方法は変わります。まずは目的に合った方法を選ぶのがポイントです。
まず確認|どの方法が向いている?
ルー不足の対処法は、目的別に選ぶと失敗しにくくなります。
| 方法 | 向いているケース | 特徴 |
|---|---|---|
| 小麦粉+バター | とろみもコクも戻したい | 市販ルーに近い仕上がり |
| 片栗粉 | 急いでとろみを付けたい | 手早いがコクは増えにくい |
| 牛乳+コンソメ | 味が薄い・コクが足りない | まろやかさを補える |
| 小麦粉+牛乳 | バターがない時 | やさしい味に仕上がる |
| コーンスターチ | 自然なとろみにしたい | 味を変えにくい |
| じゃがいも | できるだけ自然に調整したい | 具材を活かせる |
| チーズ | 濃厚さを足したい | コクが出やすい |
シチューのルーが足りない時の簡単対処法7選
1. 小麦粉+バターで手作りルーを作る
最も試しやすく、とろみとコクを同時に補いやすい方法です。
市販ルーに近い仕上がりを目指すなら、まずこの方法から試すのがおすすめです。
目安量
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バター:大さじ1
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小麦粉:大さじ1
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牛乳:100ml前後
作り方
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フライパンまたは小鍋でバターを弱火で溶かす
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小麦粉を加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜる
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牛乳を少しずつ加え、なめらかにのばす
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シチュー鍋に加えてよく混ぜる
ポイント
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牛乳は一気に入れず、少しずつ加えるとダマになりにくいです
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加えた後は弱火で混ぜながら温めると、鍋底が焦げにくくなります
こんな人におすすめ
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できるだけ失敗したくない
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とろみだけでなく味のまとまりも欲しい
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仕上がりを市販ルーに近づけたい
2. 片栗粉でとろみを付ける
「今すぐ何とかしたい」という時に便利なのが片栗粉です。
ただし、片栗粉はルーの代わりというより、とろみ調整用として考えると使いやすいです。
目安量
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片栗粉:小さじ1
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水:大さじ2
使い方
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片栗粉を水でよく溶く
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シチューに少量ずつ加える
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混ぜながら1〜2分ほど弱火で加熱する
ポイント
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一度にたくさん入れると、とろみが強くなりすぎます
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入れすぎると、あんかけのような食感に近づくことがあります
こんな人におすすめ
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急いでいる
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味よりも、とろみを先に整えたい
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家に小麦粉やバターがない
3. 牛乳+コンソメで味とコクを補う
ルーが足りない時は、とろみだけでなく味の薄さやコク不足も気になりやすくなります。
そんな時は、牛乳とコンソメを少量加えると全体の味が整いやすくなります。
目安量
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牛乳:50〜100ml
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コンソメ:小さじ1/2〜1程度
使い方
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牛乳を加える
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味を見ながらコンソメを少しずつ入れる
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弱火で軽く煮込む
ポイント
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コンソメは入れすぎると塩気が強くなります
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まずは少量加えて、味見しながら調整すると失敗しにくいです
こんな人におすすめ
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とろみはそこまで気にならない
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味が薄く、少し物足りない
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クリーミーさを増やしたい
4. 小麦粉+牛乳で簡単クリームシチュー風にする
バターがない場合は、小麦粉と牛乳だけでもある程度調整できます。
手軽でやさしい味にまとまりやすい方法です。
目安量
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小麦粉:大さじ1
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牛乳:100ml
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水:少量
手順
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小麦粉を少量の水でよく溶く
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牛乳と一緒に鍋へ加える
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弱火で混ぜながら加熱する
ポイント
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小麦粉をそのまま入れるとダマになりやすいため、必ず先に溶いておきます
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バター入りに比べるとコクはやや控えめです
こんな人におすすめ
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バターが手元にない
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あっさりめに仕上げたい
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家にある材料だけで済ませたい
5. コーンスターチで自然なとろみを出す
コーンスターチがあるなら、片栗粉と同じように使えます。
比較的クセが少なく、自然なとろみに仕上がりやすいのが特徴です。
目安量
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コーンスターチ:小さじ1
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水:大さじ2
使い方
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水で溶く
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シチューに少しずつ加える
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混ぜながら加熱する
ポイント
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片栗粉と同じく、一気に入れないのがコツです
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味に影響を与えにくいため、元の風味を活かしやすいです
こんな人におすすめ
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味をなるべく変えたくない
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自然なとろみにしたい
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片栗粉以外の選択肢が欲しい
6. じゃがいもを潰してとろみを出す
シチューに入っているじゃがいもを活用すれば、追加の材料なしでも調整できます。
とても自然で、家庭的な仕上がりになりやすい方法です。
方法
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鍋の中のじゃがいもを少し取り出す
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フォークなどでなめらかに潰す
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鍋に戻して全体を混ぜる
ポイント
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じゃがいもが十分やわらかく煮えている時に向いています
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とろみは穏やかなので、軽く調整したい時に便利です
こんな人におすすめ
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できるだけ自然な方法で整えたい
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新しい材料を追加したくない
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少しだけとろみを足したい
7. チーズを加えてコクを出す
とろみを強く出す方法ではありませんが、味の満足感を上げたい時に役立ちます。
ルー不足で物足りなく感じる時、チーズを少量入れると濃厚さが出やすくなります。
目安量
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ピザ用チーズ:ひとつかみ
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またはスライスチーズ:1枚
使い方
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火を弱める
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チーズを少量加える
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溶けるまで混ぜる
ポイント
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入れすぎると重たくなるため、少しずつがおすすめです
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塩気のあるチーズは、味を見ながら調整しましょう
こんな人におすすめ
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濃厚さを足したい
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子どもが食べやすい味にしたい
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風味の物足りなさを補いたい
シチューのルーが足りなくなる主な原因
ルーが足りなくなるのは、珍しいことではありません。
よくある原因を知っておくと、次回から調整しやすくなります。
水や牛乳を入れすぎた
予定より水分が多いと、とろみも味も薄くなりやすくなります。
具材が多かった
鍋いっぱいに具材を入れると、ルーの量に対して全体量が増え、味がぼやけやすくなります。
野菜から水分が出た
玉ねぎやきのこなど、水分が出やすい具材を多く使うと、想定よりゆるくなることがあります。
味見前に仕上げてしまった
最後に少し味見をするだけで、ルー不足や味の薄さに気づきやすくなります。
シチューの味が薄い時の調整方法
ルーが足りない時は、単にとろみが弱いだけでなく、味全体もぼんやりしやすくなります。
そんな時は、次の方法で整えるとまとまりやすくなります。
コクを出したい時
おすすめの材料は次のとおりです。
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バター
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チーズ
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コンソメ
少量加えるだけでも、味に深みが出やすくなります。
クリーミーにしたい時
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牛乳
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生クリーム
を少し加えると、まろやかでクリーミーな味わいに近づきます。
ただし、入れすぎると味が薄まることもあるため、少量ずつ加えてください。
味がぼやける時
塩気が足りない場合は、コンソメや少量の塩で整える方法もあります。
ただし、入れすぎると修正しにくいため、必ず少しずつ味を見ながら調整しましょう。
ルーが足りない時にやってはいけないNG対処法
焦って対処すると、かえって失敗しやすくなります。
次の方法は特に注意が必要です。
小麦粉を直接入れる
そのまま鍋に入れると、ダマになりやすくなります。
小麦粉は水で溶くか、バターで炒めてから加えるのが基本です。
水をさらに足す
水分が増えると、とろみも味もさらに弱くなります。
薄いシチューをさらに薄めてしまう原因になります。
強火で一気に煮詰める
急いで煮詰めようとすると、鍋底が焦げやすくなります。
調整する時は、弱火〜中弱火でゆっくり整える方が安心です。
粉類を一度にたくさん入れる
片栗粉や小麦粉は、少しずつ加えるのが基本です。
入れすぎると重たい食感になり、元に戻しにくくなります。
ルーなしでも作れる簡単クリームシチューの考え方
実は、シチューは市販ルーがなくても作れます。
基本は、小麦粉でとろみを付け、バターや牛乳でコクを出すという考え方です。
材料の一例(4人分)
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鶏肉
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玉ねぎ
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にんじん
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じゃがいも
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牛乳
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小麦粉
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バター
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コンソメ
作り方の流れ
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具材を炒める
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水を入れてやわらかくなるまで煮込む
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別鍋またはフライパンでバターと小麦粉を合わせる
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牛乳でのばして鍋に加える
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コンソメで味を整える
この方法を知っておくと、ルーが足りない時だけでなく、ルーがない時にも応用しやすくなります。
シチューをもっと美味しくする隠し味
少し工夫を加えるだけで、仕上がりの満足感はかなり変わります。
バター
コクを足したい時に便利です。
仕上げに少量加えると、風味がまとまりやすくなります。
チーズ
濃厚さを足したい時に向いています。
少し入れるだけでも、満足感が出やすいです。
牛乳や生クリーム
クリーミーさを強めたい時に役立ちます。
まろやかな印象にしたい時におすすめです。
コンソメ
味がぼやけた時の調整役として使いやすいです。
少しずつ加えると、全体がまとまりやすくなります。
もし水っぽくなった時のおすすめアレンジ
少しゆるくなってしまっても、食べ方を変えれば十分おいしく楽しめます。
シチュードリア
ご飯にかけてチーズをのせ、オーブンやトースターで焼くだけ。
水っぽさが気になりにくく、満足感もあります。
シチューグラタン
マカロニと合わせて焼くと、食べごたえのある一品になります。
シチューパスタ
パスタソースとして使うのもおすすめです。
ややゆるめのシチューでも合わせやすいです。
よくある質問(FAQ)
シチューはルーなしでも作れますか?
はい、作れます。
小麦粉とバター、牛乳などを使えば、家庭でもクリームシチュー風に仕上げることができます。
片栗粉でもシチューは作れますか?
片栗粉は主にとろみ調整向きです。
ルーのようなコクを出すのは難しいですが、ゆるさを整えるには便利です。
とろみが足りない時はどうすればいいですか?
小麦粉、片栗粉、コーンスターチ、じゃがいもなどを使うと調整しやすいです。
どれも一度に入れすぎず、少量ずつ試すのがポイントです。
バターがない時はどうすればいいですか?
小麦粉+牛乳の方法がおすすめです。
コクはやや控えめになりますが、やさしい味にまとまりやすいです。
味が薄い時は何を足せばいいですか?
牛乳、コンソメ、バター、チーズなどを少量ずつ加えると、味が整いやすくなります。
塩気の強い材料は、必ず味見しながら加えてください。
まとめ|シチューのルーが足りなくても、家にある材料でおいしく調整できる
シチューのルーが足りなくなっても、慌てる必要はありません。
家にある材料を上手に使えば、とろみやコクを十分に補えます。
特に使いやすい材料は次のとおりです。
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小麦粉
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バター
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片栗粉
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牛乳
-
チーズ
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じゃがいも
中でも、小麦粉+バターで作る手作りルーは、とろみとコクの両方を補いやすく、もっとも試しやすい方法です。
まずは少量ずつ加え、味を見ながら調整していけば失敗しにくくなります。
ルーが足りない時こそ、家にある材料を活用して、おいしいシチューに仕上げてみてください。
