「キズパワーパッドって、剥がすときに痛くてヒヤッとする…」
そんな経験、ありませんか?
傷の治りが早く、跡が残りにくいと人気のキズパワーパッドですが、使い方を誤ると「治りかけた傷が悪化した」「かゆくなった」「剥がすときに激痛」というケースも。
この記事では、
✅ 痛くない剥がし方のコツ
✅ 正しい使い方と貼り替えタイミング
✅ やってはいけないNG行動
を初心者にも分かりやすくまとめました。
大切な肌を守るためにも、キズパワーパッドの正しい使い方をチェックしておきましょう!
キズパワーパッドとは?通常の絆創膏との違い
キズパワーパッドは、ジョンソン・エンド・ジョンソンが販売する“治癒を促進する絆創膏”です。
従来の絆創膏と違い、傷口を密閉して“かさぶたを作らずに治す”「モイストヒーリング(湿潤療法)」という方法で治癒を早めます。
ポイントは、傷口から出る**滲出液(しんしゅつえき)**をパッド内に留めて乾燥させないこと。
これにより、
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痛みが少なく治りが早い
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傷跡が残りにくい
というメリットがあります。
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痛くないキズパワーパッドの剥がし方【やさしく剥がす5つのポイント】
キズパワーパッドを剥がすときに「ベリッ」と勢いよく剥がすのはNG!
以下の手順で、痛みを最小限に抑えて剥がすことができます。
正しい剥がし方のコツ
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端から少しずつ剥がす
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皮膚に対して平行に引っぱる
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ゆっくり丁寧に動かす
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パッドの下に空気を入れるイメージで剥がす
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パッドが伸びても気にせず引っぱり続ける
ポイントは「剥がす」というより“スライドさせて引っぱる”感覚です。
❌ 垂直方向に引っぱる
❌ 勢いよくベリッと剥がす
のは絶対に避けましょう。
剥がすときに痛い原因とは?|密着構造と皮膚の状態
キズパワーパッドは傷口にピッタリと密着する特殊な構造になっています。
この密閉性がモイストヒーリングには必要なのですが、無理に剥がすと…
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皮膚の再生途中で傷口が破れる
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密着力が強いため皮膚が引っ張られる
といったことが起き、強い痛みや悪化につながることがあります。
キズパワーパッドの正しい使い方【貼り方〜貼り替えの目安】
貼り方
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傷口を流水でしっかり洗う(消毒は不要)
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清潔なタオルで水気を取る
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傷が乾く前にパッドを貼る
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手のひらで1分ほど押さえて密着させる
※ 消毒液や軟膏は併用しないこと!効果が下がる可能性があります。
貼り替えタイミング
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2〜3日に1回を目安に交換
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端が浮いてきた場合も即貼り替え
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剥がした後は再度洗ってから新しいものを貼る
💡 パッドの中が白く膨らまなくなったら、傷が治っているサインです。
やってはいけないNG行動まとめ
以下の行動はキズパワーパッドの効果を下げ、逆に傷を悪化させる原因になります。
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消毒してから貼る
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傷が乾いた後に貼る
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パッドがはがれてもそのまま使い続ける
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痛いからと無理に引きはがす
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長期間貼りっぱなしにする
「清潔に・やさしく・こまめにチェック」が鉄則です。
キズパワーパッドが使えない傷とは?
キズパワーパッドは万能ではありません。以下のようなケースでは使用を避けましょう。
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ジャンボサイズを超える大きな傷
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深い裂け傷や噛み傷(病院へ)
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化膿している、膿が出ている傷
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数日使っても治らない、悪化している傷
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かぶれやかゆみなどの皮膚トラブルがある場合
少しでも不安を感じたら、医師の診断を受けるのが安心です。
よくある質問(Q&A)
Q1. キズパワーパッドはどのくらいの期間貼っておけばいい?
A. 基本は「2〜3日で貼り替え」が推奨です。
Q2. キズパワーパッドの中が白くふくらんでいるのはなぜ?
A. 滲出液が溜まり、皮膚の再生が進んでいる証拠です。
Q3. 白くならない時はどうすればいい?
A. 傷が浅い、滲出液が少ない、パッドのサイズが合っていないなどが考えられます。
Q4. かゆくなったり赤くなったら使い続けて大丈夫?
A. かぶれの可能性があるため、使用を中止し皮膚科を受診しましょう。
剥がし方のイメージ
端から少しずつ ← ゆっくり・平行に引く
皮膚に対して「真横に」スライドするように引っぱるのがポイントです。
💡 パッドが伸びても問題ありません。
正しい使い方がよく分かる!公式動画
ジョンソン・エンド・ジョンソン公式のキズパワーパッドの使い方動画がYouTubeで公開されています。
剥がし方のコツが実演つきで、初めての方にも非常に分かりやすい内容です。
👀 実際の動きが見られるので、「剥がすときの角度や速度」の参考になりますよ。
まとめ|キズパワーパッドを正しく使って、早く・きれいに治そう
キズパワーパッドは、正しく使えば傷の治りを早め、痛みや跡を軽減できる頼れる絆創膏です。
剥がすときは「ゆっくり・平行・優しく」が鉄則。
間違った使い方をせず、肌にやさしいケアでしっかり完治を目指しましょう!
※本記事は、一般的な使用方法に基づいた情報提供を目的としており、すべてのケースに適用されるものではありません。症状や状態に不安がある場合は、必ず医師や専門機関にご相談ください。
※製品の使用に関しては、添付文書や公式サイトの情報をよくご確認のうえ、正しくご使用ください。