塩分の摂りすぎは良くないと、
わかってはいるけど……
梅干しが大好き!
梅干しにはどれだけ塩分が含まれてるの?
塩分含有量の目安を調べました。
高血圧予防を考えて、
塩分を抜く方法もあわせてご紹介します。
梅干しに含まれる塩分はどのくらい?
梅干しと言っても大きさがいろいろありますね。
また塩分が何%かで、塩分含有量も違ってきます。
ここではざっくりと大きさを大・中・小と分けて、
塩分20%の場合の、塩分量を見てみましょう。
種以外の食べられる部分=可食部も、
計算しやすいようにした目安の重さです。
お店で買うときは、内容量を個数で割って、
おおよその一個の重さを出してください。
塩分 〇〇%はパッケージなどに表示されています。
・大きな梅干し
一個の重さが大体 25g位,可食部は20g程。
塩分20%だと食塩量は4g。
・中くらいの梅干し
一個の重さは12g位、可食部は10g程。
塩分20%だと食塩量は2g。
・小さな梅干し(小梅)
一個の重さが3g位、可食部は2.5gほど。
塩分20%だと食塩量は0.5g。
厚生労働省が公表している
一日あたりの食塩の目標量は
男性8g、女性7gです。
高血圧予防の観点からは6gとされ、
WHO(世界保健機関)は、
5g未満を推奨しています。
一日のうち、食塩は梅干し以外からも摂取します。
塩分20%の大きな梅干しは、
2個食べると、ほぼ確実に塩分過多になってしまう!
ということですね。
梅干しの塩分の抜き方
梅干しに食塩が多く含まれているのは
わかっていたけど、
実際に数字で見てみると落ち込みますね。
世界基準では、一個食べるのもアウトな気もします。
でも、梅干しを食べたい!
では、スーパーで買ってきた梅干しを、
自分で“減塩”梅干しにしてしまいましょう。
ちょっと一手間ですが、
安心して食べることができますよ。
・水に漬ける
ボールなどに水をためて、梅干しを沈めます。
半日ほどで、半分くらいの塩分カットです。
・お湯に漬ける
水よりも短時間で塩抜きができます。
ただし熱湯は避け、ぬるま湯を使います。
熱湯だと梅干しが煮えちゃいますからね。
・塩水に漬ける
水に塩をひとつまみ。
塩水が圧をかけてくれて、
梅干しの塩分が抜けやすくなります。
水だけよりも時短です。
塩分の目安は、
塩抜き前、約 20%
12時間で約 12~15%、
24時間で約 7~10%
上の時間とあくまで目安です。
気温などによって左右されることがあります。
・酢水に漬ける
水やお湯だと、塩分と一緒に
梅干しの風味も薄まってしまいます。
風味を守りたいなら、酢水に漬けるのがおススメ。
これらの方法で漬けていて、
そろそろかな?と思ったら、
味見してみてください。
自分好みの塩分量になったら
梅干しを取り出します。
水に浸けた梅干は
水分を含んで水っぽくなります。
ザル等で5時間位、水切りをしましょう。
当然ですが、
塩抜きをすると味と栄養価が落ちます。
そして防腐効果のある塩を抜くわけなので、
塩抜きする前と比べると傷みやすくなります。
賞味期限に関わらず、
家庭で手を加えた梅干しは
早めに食べるようにしてくださいね。
塩分が低めの「調味梅干し」
ふつうの梅干しを塩抜きして、
いろんな味付けがしてある
「調味梅干し」が売られています。
カツオ、昆布、ハチミツなどがメジャーです。
塩分は8~10%ほどで控えめです。
中でもハチミツは塩味がほぼ消えて甘いため、
子供も好きな味です。
ただ、おいしいからと食べ過ぎてしまうと、
結局、塩分の摂りすぎになってしまうので、
気を付けてくださいね。
まとめ
大きさや塩分により、
梅干し一個に含まれる食塩量は
1g未満~4gくらいまでと幅広いです。
高血圧予防のためには、
食塩は6g/1日が目標量とされています。
梅干しの塩分は家庭で簡単に抜くことができるので、
減塩したいなら試してみましょう。